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根本的に疲れない体の使い方を求めて、古武術に出会う

ジムで泳いで筋トレ、家でピラティスと、ヨガの呼吸法。

それなりに健康的な習慣は出来上がってきたものの、1日の大部分はWebデザイナーとしての仕事なので、目や首肩腰に疲れはたまる。

大学生のころから、月1回くらいのペースで整骨院に通っていたので、施術してもらった後はすっきりするけれど、すぐに凝ったり歪んだりしてくる。

これではキリがないし、整骨院の先生に依存しなければ生きていけないのは不自然だと感じていたので、根本的に、凝らない体・疲れない生活を実現できないかと模索するようになった。

そもそも仕事中の姿勢や体の使い方が間違っているのだろう。

うまいこと「脱力しつつ、ハイパフォーマンスで仕事できるように」なれないものか、という方向性でいろいろ探してみていたところ、「古武術」に出会った。

甲野善紀氏がテレビかなにかに出ていて、その身のこなしの軽さに目をひかれた。

あんなふうに体を使えたら、疲れにくそうだなと感じて、ひとまず甲野氏の著書の中で簡単そうなものを読んでみた。

古武術で毎日がラクラク!―疲れない、ケガしない「体の使い方」

この本の内容の中で今印象に残っているのは、あまり古武術には関係無かったのかもしれないが、「重い袋を片手で持つときは、薬指・小指側をメインにして持つと良い」といった身体理論だった。

それ以外にもいろいろ気づきがあったと思うが、おそらく後に習得したヨガの身体理論とほとんど共通していたので不要になってしまったのかもしれない。

とはいえ古武術などをキッカケにして、「体の使いやすさは、意識によってかなり変わる」ということに気づくことになった。

体というのはたんなるキカイではない。身体意識を変えることが、健康やスポーツの能率アップなどにつながるのかもしれない、と思うようになった。

そうだとしたら、むしろ重要なのは「体」よりも「意識」すなわち「心」なのでは?

体を固めてしまっている主な要因は、ストレスにあるのかもしれない?

このあたりから、「心」をうまく扱うことへの意識が湧いてきた。

(次)身体意識に関する研究に興味が向く

(前)ピラティス、ジムで水泳と筋トレ、ヨガの呼吸法、を習慣にする

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