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光がなくなった世界

その瞬間、光がなくなった。

なにも、見えない。

目の病気か?それとも何かがぶつかった衝撃か?

いや、そうではないらしい。

玉突き事故のような衝撃音がそこらじゅうのから聞こえた。

私の左側、ほんの50cmくらい離れたところに、ガラスが飛び散ったような音が聞こえた。

いつもと変わらない午後1時過ぎ、私は歩道を歩いていたのだ。

周りにいた人々も、目が見えない!とパニックだ。

どうやら、私の目がおかしくなったわけではなく、この世界から「光」がなくなってしまったらしい。

(つづく)

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