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外腹斜筋の特徴
外腹斜筋は、主に体幹をねじる動作を行うときに用いられる筋肉。腹横筋・内腹斜筋・腹直筋とともに、腹圧を上げる際などにも用いられる。
内腹斜筋との違いは、浅層にあることと、走行する位置が異なり、第5肋骨(お腹というよりはもはや胸の真ん中に近いあたり)から始まってより広範囲に広がっていること。そして「反対側回旋(右側の外腹斜筋が縮むと、脊椎は左へ回旋)」を起こす筋肉となる。
外腹斜筋の主な働き
- 脊椎の回旋(反対側回旋)
- 脊椎の側屈
- 脊椎の屈曲
- 腹圧を上げる(腹式呼吸・排泄・分娩)
- 下部の肋骨を下方へ引く
- 骨盤の後傾
外腹斜筋の主な拮抗筋
脊椎の回旋の拮抗筋
- 反対側の外腹斜筋
- 同側の内腹斜筋
- 同側の腰方形筋
脊椎の側屈の拮抗筋
- 反対側の外腹斜筋
- 反対側の内腹斜筋
- 反対側の腰方形筋
肋骨の挙上
- 外肋間筋
- 上後鋸筋
- 斜角筋群
- 小胸筋
- 大胸筋
外腹斜筋の主な協働筋
脊椎の回旋
- 外腹斜筋
- 反対側の内腹斜筋
脊椎の側屈
- 外腹斜筋
- 同側の内腹斜筋
- 同側の腰方形筋
腹圧を上げる
- 横隔膜
- 腹横筋
- 内腹斜筋
- 外腹斜筋
- 腹直筋
肋骨の下制
- 内肋間筋
- 下後鋸筋
- 内腹斜筋
- 外腹斜筋
- 腹直筋
- 腰方形筋
外腹斜筋の起始・停止
起始
第5~第12肋骨外側面
停止
腸骨稜、鼠径靱帯、白線