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ヨーガマカランダ概説【9】2.1節 各10種のヤマ・ニヤマ

ヨーガマカランダ概説【9】2.1節 各10種のヤマ・ニヤマ

ヤマ・ニヤマ、ハタヨーガプラディピカーに記されていた各10項目の戒律

「現代ヨガの父」ことクリシュナマチャリア氏の主著である「ヨガマカランダ(ヨーガ・マカランダ)Yoga Makaranda」を読み進めていきます。

参考:ヨガマカランダ(ヨーガ・マカランダ)の概要

今回は、2.1節のヤマ(禁戒・個人的規範)・ニヤマ(勧戒・社会的規範)に関する部分を読んでいきます。

引用部分は、特に記載のない限り以下の英語版(2006年)Yoga Makarandaを出典とします。

Yoga Makaranda(無料PDF 3.9MB)

この記事の目次

ヤマ・ニヤマの数

ヨーガの8支則は、ヤマ(禁戒・個人的規範)・ニヤマ(勧戒・社会的規範)という戒律から始まります。

現代でヨガをする際も、いきなり体を動かし始めるのではなく、こういった規範がヨガの基本にあることを理解しておくと、より効果が高まったり怪我をしにくくなったりするかと思います。

ヨーガスートラのヤマ・ニヤマには各5項目ずつ含まれていて、現代ヨガで教えられている哲学では、そちらが比較的メジャーかと思います。

参考:ヨーガスートラのヤマ

参考:ヨーガスートラのニヤマ

一方、ヨーガ・マカランダでは各10項目のヤマ・ニヤマを用いています。

これは、ヨーガスートラよりも後の時代に作られた、ハタヨーガプラディピカーに載っているものと同じです。

参考:ハタヨーガプラディーピカー概説 1.12-1.16 〜ハタヨーガを行う環境・心構え(各10種のヤマ・ニヤマ)〜

ちなみに、さらに少し後に編集されたと思われるハタヨーガの教典、シヴァサンヒターのヤマ・ニヤマはさらに増えて、ヤマ23個・ニヤマ19(または20)個もありました。

参考:シヴァサンヒター概説【7】3.35-3.47 ヨーガ修行の禁戒・勧戒と生活リズム

時代も人々も変化しているせいか、戒律もその時々によって変化していくのでしょう。

10項目のヤマ

Ahimsa, satya, asteya, brahmacharya, kshama, dhrthi, daya, arjavam, mitahara and sauca — these ten are called yama.

佐保田鶴治氏によるハタヨーガプラディピカーの訳を追加して、以下に日本語訳を並べます。

  1. アヒンサー:非暴力
  2. サティヤ:誠実
  3. アステーヤ:不盗
  4. ブラフマチャリヤ:梵行(禁欲)
  5. クシャマ:忍耐
  6. ドゥルティ:剛健
  7. ダヤ:仁慈
  8. アルジャヴァム:廉直
  9. ミターハーラ:節食
  10. シャウチャ:浄潔

それぞれについて、クリシュナマチャリア氏はシンプルに説明を加えています。

アヒンサー:非暴力

1. To never harm anybody through mind, speech or action is ahimsa.

「心・言葉・行動によって決して他人を傷つけないことがアヒンサーである。」

アヒンサーの意味としては「非殺生」と解釈される場合も多いですが、ここでは「非暴力」ということになりそうです。

サティヤ:誠実

2. To always speak the truth with good intentions and through that be of use to all living beings is satya.

「常に善意をもって真実を語り、それによってすべての生き物の役に立つことがサティヤである。」

サティヤは「誠実」「正直」などと訳されますが、ここではさらに「すべての生き物の役に立つ」ということが加えられています。これはヨーガスートラでは述べられていないことですが、なかなか素敵な表現かなと思います。

アステーヤ:不盗

3. To not usurp other people’s wealth through mind, speech or action is called asteya.

「心・言葉・行動によって他人の財産を奪わないことがアステーヤである。」

アステーヤは「不盗」などと訳されます。

不盗については私も思うことが多く、昔記事を書きましたね。

参考:「アステーヤ(不盗)」人の時間を不当に奪わない

ブラフマチャリヤ:梵行(禁欲)

4. To not waste your viryam by any means is called brahmacharyam.

「いかなる手段によっても、自分のヴィーリヤムを浪費しないことがブラフマチャリヤムである。」

ブラフマチャリヤは「梵行」「禁欲」などと訳されますが、これはヤマの中でも一番解釈が分かれる戒律です。一般的な解釈としては、みだりに性行為をしない、定められたパートナーとしか性行為を行わない、性行為を完全に行わない、射精をしない・控える、といったものがあります。

「virya ヴィーリヤ」は精力、精子、エネルギーといった意味の言葉で、ここでは射精をしないようにという意味で言っているかもしれません。

このあたりに関しては様々な説がありますが、精子を作るには血液を作るよりもさらに膨大なエネルギーを要するため、行者は射精を控えるようにするべし、というのが基本的な規則となっていることが多いです。

クシャマ:忍耐

5. To not change the state of your mind irrespective of whether you get the expected benefits of your actions or not is kshama (equanimity).

「行動によって期待する利益を得られるか否かに関わらず、心の状態を変えないことがクシャマ(平静)である。」

ヨーガスートラのヤマでは、5つめはアパリグラハ(不貪)となっていますが、10個のヤマの場合はアパリグラハは含まれておらず、ここからはヨーガスートラには述べられていなかった項目が並んでいます。

「kshama クシャマ」は、ここではequanimityという英訳がつけられています。equanimityは「平静」などと訳されますが、クリシュナマチャリア氏の説明も、そのような定常的な心の安定を意識しているように思えます。

佐保田氏は「忍耐」と訳していますが、たしかにkshamaを辞書で調べてみると、patient, bearableなど忍耐のニュアンスも含む言葉のようです。

ドゥルティ:剛健

6. Whatever hurdles arise to your happiness or welfare, to continue to undertake with mental steadfastness and courage whatever work that has to be done is dhrthi.

「幸福や福祉にどんな障害が立ちはだかろうとも、精神的な不動心と勇気をもって、なすべき仕事をやり遂げ続けることが、ドゥルティである。」

佐保田氏は「剛健」と訳しています。先ほどの「忍耐」と似ている言葉のようにも思えますが、クリシュナマチャリア氏の説明では、クシャマは「結果に執着せず行動せよ」というニュアンスが含まれていて、ドゥルティは「困難があっても、やり切るべし」というニュアンスが含まれているように思えます。

ダヤ:仁慈

7. Be it enemy, friend, stranger (an alien or somebody you are unconnected to or indifferent to) or relative, to behave towards all with the same good intentions without differentiation is daya.

「敵であろうと、友人であろうと、見知らぬ人(異邦人、あるいはあなたと何の繋がりもない人、あるいは無関心な人)であろうと、親戚であろうと、区別なくすべての人に同じ善意をもって接することが、ダヤである。」

佐保田氏は「仁慈(じんじ)」と訳していますが、この日本語もあまり馴染みのない言葉ですね。仁慈は、思いやりがあり、情け深い心や態度、といった意味です。

クリシュナマチャリア氏の説明は、親しい人も、敵対する人も、幸せでありますようにという「慈しみの瞑想」に通じるものを感じます。

参考:サマタ瞑想とは?|雑念を払い集中力を高める「止」の瞑想

アルジャヴァム:廉直

8. To keep the state of mind honest (on the straight path) is arjavam.

「心の状態を正直に保つこと(正しい道にとどまること)が、アルジャヴァムである。」

佐保田氏は「廉直」と訳していますが、これもあまり馴染みのない言葉ですが、行いが潔白で正直なこと、といった意味です。

サティヤと似ているようにも思えますが、クリシュナマチャリア氏の説明では、サティヤは「発する言葉」についての話で、アルジャヴァムは「心の状態」についての話ということで、ニュアンスが異なるようです。

ミターハーラ:節食

9. To use half the stomach for food and to keep the other half in equal parts for water and for air flow (vayu sancharam) is mitahara.

「胃の半分を食物のために使い、残りの半分を水と空気の流れ(ヴァーユ・サンチャラム)のために均等に確保することが、ミターハーラである。」

佐保田氏は「節食」と訳していて、これは分かりやすいかと思います。食べすぎないこと。

腹五分目にしなさいという指示がありますが、なかなか厳しいと感じる人もいるかもしれません。

参考:食べすぎない 〜「極少食」16世紀のイタリア人・ルイジコルナロの教え〜

シャウチャ:浄潔

10. To maintain cleanliness internally and externally is sauca.

「内外ともに清潔さを保つことが、シャウチャである。」

ヨーガスートラではニヤマのほうに含まれているシャウチャが、ここでは10項目のヤマの最後に加えられています。

佐保田氏は「浄潔」と訳しています。現代では少し平易に「清潔」と訳されることも多いですが、内部の清浄さということも考えると、衛生的な意味での清潔よりは、深い浄化が伴うように思えます。

「internally and externally(内外)」という意味が、「心(内)」と「体(外)」という意味とも取れますし、ハタヨーガには食道や胃や腸を洗浄する浄化法もあるため、「臓器や血管など(内)」と「皮膚や見た目(外)」という意味とも取れます。

参考:ハタヨーガのシャットカルマ(6つの浄化法)

その他2つのヤマ

To not hoard money is called asanchayam and this is also a yama. To perform good deeds without fear is a yama.

10個のヤマを説明し終わったあとに、2つほど付け加えています。10個って言ってたのに。

  • お金を溜め込まないこと(アサンチャヤム)
  • 恐れずに善行を行うこと

ここでアサンチャヤムという名前で加えられていますが、これがヨーガスートラの5つのヤマにおけるアパリグラハ(不貪)にあたるかと思います。

10項目のニヤマ

Tapas, santosha, asthikya, daana, isvara puja, siddhanta vakya sravana, hri, mathi, japa, homam — these ten are called niyama.

佐保田鶴治氏によるハタヨーガプラディピカーの訳を追加して、以下に日本語訳を並べます。

  1. タパス:苦練
  2. サントーシャ:知足
  3. アースティキャ:神霊信仰
  4. ダーナ:布施
  5. イーシュヴァラ・プージャ:自在神供祀
  6. シッダーンタ・ヴァーキャ・シュラヴァナ:聖教の聴聞
  7. フリ:慚愧
  8. マティ:賢明
  9. ジャパ:マントラ念誦
  10. ホーマム:祭祀

ヨーガスートラにおける5つのニヤマと共通するものもあり、加えられているものもたくさんあります。こちらもそれぞれについて、クリシュナマチャリア氏はシンプルに説明を加えています。

タパス:苦練

1. Cold and hot, joy and sorrow, adoration and aversion — to maintain a steady state of mind when encountering these and to follow the dharma of your caste is tapas.

「寒さと暑さ、喜びと悲しみ、崇拝と嫌悪 ― これらに遭遇した際に心の平静を保ち、自分のカーストのダルマに従うことがタパスである。」

タパスは「苦行」などと訳される言葉で、熱を加えて鍛える(鉄を熱して叩いて不純物を出すように)といったニュアンスです。

ここでは、「二元的な苦しみの中でも心の平静を保つ」「カーストのダルマに従う」という独自の具体性が加えられているようです。ダルマとは「義務」「美徳」など多くの意味を持つ言葉ですが、定められた行為をするべしといった時に使われます。

サントーシャ:知足

2. The sorrows and pleasure that result from any occurrences due to variations of time and place — to accept these with a peaceful, contented mind is santosha.

「時間と場所の変化によって生じるあらゆる出来事から生じる悲しみと喜び ― これらを平和で満足した心で受け入れることがサントーシャである。」

サントーシャは「知足(足るを知る)」などと訳される言葉です。色々なものを外の世界に求めてしまう人間ですが、深い内観によって「実は全て満ち足りていたのだ」と悟ることで、あらゆる変化を受け入れて楽しむことができるようになります。

ここでは、「時間と場所の変化」という物質世界の特徴を挙げて、物質的な欲求の儚さを表しているように感じます。手に入れたものはいずれ朽ちていき、その価値も一定ではなく変化していきます。しかし自分の内側を観ればすでに全ては満ち足りていることに気づくので、外の世界で起こるあらゆる出来事を、平和な満足した心で受け入れられるのだ、と示しています。

私は個人的に、欲望に惑わされがちな現代において、サントーシャはとても大事な規範だと思うので、よく記事にも書いています。

参考:行動力を高める「知足:サントーシャ」の解釈

参考:変わりたいのか、本当は今のままで良いのか

アースティキャ:神霊信仰

3. To have definite belief that for all the fourteen worlds, there is one paramatma who protects these worlds and to be sure that without him, this diverse universe could not have come into existence, and to make up your mind to find and know (realize) this paramatma is asthikya.

「14の世界すべてにおいて、これらの世界を守護する唯一のパラマートマーが存在すると確信し、パラマートマーなしにはこの多様な宇宙は存在し得なかったと確信し、パラマートマーを見出し、知る(悟る)ことを決意することがアースティキャである。」

ここからは、ヨーガスートラにはなかったニヤマが続きます。

「āstikya アースティキヤ」という言葉を調べてみると、faithfulness, piety(信心深さ)などの意味です。佐保田氏は「神霊信仰」という訳を当てています。ただ、知らない神様を信じるという話ではなく、パラマートマー(最高我)を信じるべしということです。

パラマは至高の、アートマーは真我という意味になりますが、1.5節で述べられていたようにヨーガの考え方では、この物質世界はアートマー自身が作ったものであるという前提になっています。

参考:ヨーガマカランダ概説【7】1.5節後半 心と体とアートマー

ダーナ:布施

4. To give away your earnings (earned honestly) to good causes without any reason and without expecting any returns is daana.

「正当な方法で得た収入を、理由もなく、見返りを期待せずに善行に寄付することがダーナである。」

「dāna ダーナ」は寄付・贈り物といった意味の言葉です。これはシンプルな勧戒ですが、「正当な方法で得た収入」というところがポイントかと思います。悪い方法で得たお金を寄付しても、それはダーナではないということでしょう。

イーシュヴァラ・プージャ:自在神供祀

5. To worship one’s chosen deity in the proper manner according to the vedas is isvara puja.

「ヴェーダに従って、自らが選んだ神を正しい方法で崇拝することがイーシュヴァラ・プージャである」

ヨーガスートラでは、イーシュヴァラ・プラニダーナという名前でしたが、ここではプラニダーナがプージャとなっています。微妙に異なる意味も含まれているようですが、基本的にはどちらも「祈念」といった意味を持ちます。

イーシュヴァラは至上神・自在神といった意味ですが、どの神を具体的に指しているかは、宗派などによって異なります。ここでは「自分で選んだ神」とだけ記されています。

用語:イーシュヴァラ īśvara

参考:ヨーガスートラ解説 1.23-1.26 〜イーシュヴァラ(宇宙意識)について〜

シッダーンタ・ヴァーキャ・シュラヴァナ:聖教の聴聞

6. For the purpose of establishing sanatana dharma, to study the vedas, the vedanta, smrti, the puranas and ithihasas, to do vedic study and recitation of these, to understand the functioning of various dharmas, and to listen to the discourses of great sages is siddhanta vakya sravana.

「サナータナ・ダルマ(永遠の法)を確立するために、ヴェーダ、ヴェーダーンタ、スムリティ、プラーナ、イティハーサを研究し、ヴェーダの研究と朗誦を行い、様々なダルマ(法)の働きを理解し、偉大な聖賢の説法を聞くことがシッダーンタ・ヴァーキャ・シュラーヴァナである。」

ヨーガスートラのニヤマでは「スヴァーディヤーヤ(聖典の読誦)」と呼ばれていたものに近いかと思います。

「siddhānta シッダーンタ」は理論・ルールなどの意味、「vākya ヴァーキャ」は言葉・発声・格言などの意味、「śrāvaṇa シュラーヴァナ」は発話する・聞くなどの意味の言葉で、様々な聖典を朗読したり説法を聞いたりすることで、ダルマ(法・定められた行い・美徳)を理解するべし、といったニュアンスのようです。

フリ:慚愧

7. If you have strayed with one of the three — your body, possessions or spirit — out of ignorance, to inform the elders about this without hiding it, to feel remorse and promise never to repeat it, and to be humble in one’s mind
is hri (modesty).

「もしあなたが、無知ゆえに、身体・財産・精神の三つのうちのどれかを逸脱してしまった場合、隠さずに年長者にそのことを伝え、深い後悔の念を抱き、二度と繰り返さないと誓い、慎ましい心を持つことが、フリ(謙虚)である。」

「hri フリ」は恥じるという意味の言葉のようですが、英訳ではmedesty, humbleといった言葉で説明されています。これらの英語は「謙虚」といった訳になりますが、クリシュナマチャリア氏が説明しているニュアンスとしては、何か過ちがあったときにはそれをしっかり年長者に伝えて繰り返さないように誓う、といった意味が込められているため、佐保田氏の当てている「慚愧」のほうが近いようにも思えます。

マティ:賢明

8. Following one’s path as specified by the sastras and while doing this to visualize with one-pointed mind the divine auspicious form of one’s chosen deity and to perform dhyana on this deity is mathi.

「聖典に定められた道を歩みながら、一点集中して、自分が選んだ神の神聖で吉祥なる姿を心に思い描き、その神にディヤーナ(瞑想)を行うことが、マティである。」

第2支則のニヤマの中に、第7支則のディヤーナが入っているのもちょっと違和感はありますね。内容としては、先ほど出てきた聖典の聴聞や自在神供祀を合わせたことのようにも思えます。

「mati マティ」は、気づき・注意・尊敬・直感・感覚・知性・アイデア・信条といった多くの意味を持つ言葉です(私の調べていた辞書では「mathi」は「撹拌する」といった意味の言葉だったのですが、ここで言われていることには「mati」のほうが近そうな気がします)。

ジャパ:マントラ念誦

9. To properly chant the great mantras learned under the guidance of one’s guru with correct intonation, metre and rhythm and with understanding of their meaning is japa.

「師の指導のもとで学んだ偉大なマントラを、正しいイントネーション、韻律、リズムで、その意味を理解した上で正しく唱えることが、ジャパである」

現代でもマントラはよく唱えられているため、他の項目に比べると「japa ジャパ」は馴染みのある言葉かもしれません。声に出して唱えることをジャパ、声に出さずに頭の中で唱えることをアジャパ・ジャパなどと呼んだりもします。

マントラの効果を正しく発現させるには、正確に唱える必要があります。

参考:マントラ(真言)の意味と効果に関する考え方

参考:SO-HAM(ソーハム)瞑想のやり方・効果・意味、マントラの音に関する考察

ホーマム:祭祀

10. Nitya naimitika kaamya are the three types of srouta smarta karmas (prescribed or recorded vedic rites and rituals). Leaving aside the kaamya karma (action or rite performed with a self-interested motive or with a view towards desired results), to perform the nitya naimitika karmas (nitya karma is a constant or continuous rite or action, naimitika is a regularly recurring or periodic rite or action) at the proper time in order to please the devatas, and after reciting all the mantras to put the havis (rice) in the fire as described in the sastras is homam.

「ニティヤ・ナイミティカ・カーミヤは、シュラウタ・スマルタ・カルマ(定められた、あるいは記録されたヴェーダの儀式と作法)の3つの種類である。カーミヤ・カルマ(自己利益を目的とした行為や儀式)は脇に置き、デーヴァター(神々)を喜ばせるために、適切な時期にニティヤ・ナイミティカ・カルマ(ニティヤ・カルマとは、継続的または絶え間ない儀式や行為、ナイミティカとは、定期的に繰り返される儀式や行為)を行い、すべてのマントラを唱えた後、聖典に記されているようにハヴィス(米)を火にくべてホーマム(火供儀式)を行う。」

「homa ホーマ」は、ヴェーダに記されていた儀式・供物・供犠といった意味の言葉です。

インドで合宿が始まる時、火の神に祈る儀式が行われました。これも現代で一般的に行われていることのようです。

石を積み重ねてカマドのようなものを作り、そこにいろいろな供物を入れて燃やしていました。

この節のまとめ(?)

These ten yama and niyama should be carefully practised as far as possible. This will have many benefits. The third part of yoga is asana.

「これら10のヤマとニヤマは、可能な限り注意深く実践すべきである。これには多くの恩恵がある。ヨーガの第3支則はアーサナである。」

と、ヤマ・ニヤマの節だったはずなのに急にアーサナの話が少し始まります。

One should practise asana in a superior, very clean place, clean all the nadis in our body and master the vayus to bring them under our control.

アーサナは、上等で非常に清浄な場所で行い、体内のすべてのナディを浄化し、ヴァーユを制御下に置くべきであるといいます。

To begin practising yoga, the two seasons, spring (the months of chittirai and vaigasi) (Apr. 15 — Jun. 15) or autumn (the months of aipasi and karthikai) (Oct. 15 — Dec. 15) are superior.

ヨーガの実践を始めるには、春と秋が適しているといいます。フレアプラスにも春と秋に新しい人が来ることが多いですね。

If a yogabhyasi eats when the vayu sancharam is equal in both nostrils and sleeps when the air flow is in the surya nadi (right side) he will have superior health.

ヨーガ実践者が、両鼻孔のヴァーユ・サンチャラム(気の流れ)が均等な時に食事をし、スーリヤ・ナディ(右側)に空気の流れがある時に睡眠をとれば、優れた健康状態が得られる、といいます。

両鼻を通る気の流れのバランスは、特にハタヨーガではとても重要と考えられていて、いくつかの片鼻呼吸法を用いて気の流れを整える技法があります。

ただ、右側が通っているときは、一般的にはアクティブな時と言われることが多いですが、その時に睡眠をとるべしというのは、別の考え方に基づいているのかもしれません。ちなみに右鼻から吸って左鼻から吐く片鼻呼吸法は、スーリヤベダナ・プラーナーヤーマ(太陽の呼吸法)などと呼ばれ、体を活性化させ温める目的で行われます。

参考:スーリヤベダナ・プラーナーヤーマ(太陽の呼吸法)の効果・やり方

この節は比較的内容がまとまっていたように思えましたが、最後にちょっと話が飛びましたね。

そしてこのあと2.2節では、急にアーサナの歴史などについての話が始まります。

次記事:(執筆中)

前記事:ヨーガマカランダ概説【8】2章冒頭 ヨーガの8支則の探究

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