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食べすぎない 〜「極少食」16世紀のイタリア人・ルイジコルナロの教え〜

食べすぎない 〜「極少食」16世紀のイタリア人・ルイジコルナロの教え〜

「食べなきゃいけない」という執着を一旦手放して、試す

暴飲暴食で体を壊していませんか?

年末年始、暴飲暴食してしまって体調を崩す人も多いかと思います。

私は数年前の年末年始、飲み会の日が数日続いたあと、鼻水がたくさん出始めて、風邪かなと思ったけれど1ヶ月くらいとまらないので、おかしいなーと思ったことがありました。

いろいろ研究してみた結果、胃腸の状態が悪くなったために呼吸器系の異常が生じているのではということに気づき、ひとまず食べる量を減らしてみたところ、2日ほどで治ってしまいました。

それ以来、「食べる量を少なくする」ことの重要性に気づき始めたのです。
内臓に負担がかかると、思わぬ箇所に影響が出てきます。

内臓を休めて、体が治ろうとする力を最大限高めるようにするには、食べる量のコントロールがとても重要です。

昔のヨーロッパで流行った本にも「少食」の教えが

ヨガ関連の研究をするときはインドや東洋医学の本を読むことが多いのですが、最近、16世紀のイタリア人・ルイジコルナロさんの本を読みました。

彼は当時としては珍しく102歳まで健康に生きたそうで、その秘訣は「少食」にあったといいます。

1日トータル350gのパン・パン粥・卵・肉・野菜、そして400ccのワインを、2食に分けて摂っていたということですが、全ての人がこれにならう必要はなく、自分の適量や食べるべきものは、自分で試しながら見つけるのが良いということです。

彼の1日の摂取カロリーは1000kcalにも満たないでしょう。
それでも、頭も体も冴え渡って、幸福感の中で健康に生きていたようです。

「しっかり食べなきゃいけない」という執着を一旦手放して、新しい習慣を試す

ヨガやアーユルヴェーダの古典などを見ても、健康を維持する・病気や怪我を治すための方法として、数千年前から少食や断食はすすめられています。日本人も昔から粗食で健康を維持してきたはずなのですが、「1日3食しっかり食べる」という比較的新しい信仰がなぜか根強く、「食べない」ことへ抵抗を持っている日本人が多いように思えます。

まずは、暴飲暴食してしまった次の日に食べる量を減らしてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

お腹が空いてどうしようもないときは、食物繊維があまり入っていないクリアタイプのフルーツジュースなどを飲むと、空腹はかなりなくなります。

1〜2日食べる量を減らしてみると、体調は回復してきますが、そのあといきなりドカンと大量に食べ始めないように、お粥など消化に良いものからだんだん増やしていきましょう。復帰の仕方を誤ると、余計に内臓を痛めます。

十分に内臓を休められたら、朝の目覚めの爽やかさも変わってくるはずです。

参考書籍:
≫無病法 極小食の威力

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

高橋陽介

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