フレアプラスはプライベートクラスをメインにしていますが、パーソナルトレーニングやプライベートレッスンといったものを受けたことがない方にとっては、どういう人が使っているのか、わりと謎なのではないかと思います。
「内容は自由」とはいえ、いざ自由を与えられた時、人はなかなか前に進めないもの(という哲学的な話をする記事ではないです。今回は。)。
というわけで、プライベートクラスを利用してみようかなと少し思っている方に、今までどのような目的でご利用いただいたかという例をいくつか挙げてみようかと思います。
プライベートクラスのご利用目的、ベスト5はこちらです。
3位:妊活・産前・産後や、怪我の後遺症、メンタル不調があるなど、健康状態に合わせて無理なく教わりたい
4位:どんなヨガやエクササイズをやったらいいかわからない、自分の進むべき道を教わりたい
5位:ティーチングに関する知識やコツ、クラスの作り方などを知りたい(インストラクターの方)
1位 アーサナの正しいやり方・コツ・練習法を教わりたい
YouTubeや本などで独学してヨガをやってみたり、スタジオやジムで習ったり、いろいろな状況でヨガを始める方がいますが、「ちゃんとできているのかな?」という違和感を持ちながら続けている方が多いようです。
なぜそんなことになるのかというと、ヨガのアーサナ(ポーズ)の多くは、「◯◯筋を鍛える・◯◯筋をストレッチする」といったピンポイントなものではなく、全身の調和を保ちながら正しい体の使い方を思い出していくヒントとなるものなので、「いろいろなところに効く代わりに、いろいろと気をつけないといけないポイントがある」という特徴があります。
そのため、先生が「とても重要なポーズです!難しいです!」と言っているにもかかわらず、やたらと簡単にそれっぽくできてしまって「これでいいのかな?」となるケースがとても多いようです。
正しいやり方をお教えすると、「こんなに難しいポーズだったのか!」と気づいてくれるのはうれしいのですが、もしそこで難しすぎてヨガをやめてしまったとしたら、それはもったいないことです。
できないポーズには、自分を変えていくためのヒントがたくさんつまっています。
根本的に自分を変えていくためには、レッスンを受けることだけではなく日々の生活の中でやってしまっている癖を変えていく必要があるので、日々行える練習法や、生活の中で実践できるコツなどを持って帰っていただくようにしています。
また、RYT200などの資格を取ったけれどアーサナの勉強をもっと深めたい、といったインストラクターの方もいらっしゃいます。その場合は、ティーチングのコツも含めてお教えするようにしています。
アーサナの種類としては、アシュタンガヨガのアーサナや、坐法を教わりたいという方が多いようです。(おそらく↓これらの記事のアクセスが多いせいかなと思います)
≫アシュタンガヨガ(ハーフプライマリー)のポーズ内容・順番
≫ヨガ・坐禅の「あぐら」のやり方
2位 初心者なので基礎からしっかり教わりたい
初心者だからなるべく安くて近いところで始めたい…という方も多いかと思いますが、初心者だからこそ、他人の目を気にせず、自分のペースで、しっかり基礎を習いたいという方も増えています。
男性も女性も、小学生や中高生から、50代60代の方まで、様々な年代の方がいらっしゃっています。
マンツーマンでのクラスもあれば、ご夫婦、ご家族みんなで、といった色々な組み合わせがあります。
基礎がわからないまま続けていって効果が得られなかったり怪我をしてしまったりするよりは、怪我もしにくく効果も高い正しいやり方を早い段階で身につけるほうが良いと思います。
3位 妊活・産前・産後や、メンタル不調、怪我の後遺症があるなど、健康状態に合わせて無理なく教わりたい
マタニティヨガはとても人気がありますが、どのポーズならやって大丈夫なのかといったところで不安もあるかと思います。
プライベートクラスでは、無理そうなポーズはやめておいたり、やってみたいポーズを入れたりといったことを自由に相談しながら進めることができます。
また、参加者の方全員が同じことをする必要もないので、産前の方と産後の方が一緒にレッスンを受けたり、ご夫婦で受けていただいたりといったこともありました。
メンタル不調のある方は、自律神経を整えるポーズや呼吸法・瞑想法などを中心に、他の人を気にすることなく、自分にあったペースで行えます。
怪我の後遺症がある方などは、左右あるポーズの形や回数を変えて行ったりといった調整を行うことができます。
4位 どんなヨガやエクササイズをやったらいいかわからない、自分の進むべき道を教わりたい
様々な情報が飛び交っていて、いろいろな種類のヨガもあって、どんなヨガやエクササイズをやったらいいのか分からないという方がご相談にいらっしゃいます。
あるいは、本当にヨガをやるのがいいのか、進むべき道はどっちなのかと漠然とした状態で相談したいという方もいらっしゃいます。
そういうときは、まず十分にお話をします。
体を動かすことは、ヨガの一部分にすぎません。もやもやした考えを手放して整理するという過程は、むしろヨガの本質です。
そしてヨガ以外にも様々な選択肢がありますので、テクニックに執着する必要はありません。私もいろいろなワザを研究して、自分の状態に合わせて組み合わせています。
進むべき道は、自分が一番よく分かっています。それを覆い隠している雑念を整理するための機会としていただければ良いかと思います。
ただただ会話をして終わるだけのクラスも、結構ありました。
5位 ティーチングに関する知識やコツ、クラスの作り方などを知りたい(インストラクターの方)
インストラクターの方や、インストラクターを目指している方などもよくいらっしゃいます。
自分でレッスンを始めてしまうとなかなか基礎を再確認する機会がなかったり、知識不足やアーサナに関する違和感をそのままにしてつづけて来てしまったという方も多いようです。
インストラクターをしていると、自分の生徒さんに遭ったら気まずいので普通のスタジオには通いづらいという方も多いようで、そういった場合にもプライベートクラスは適していると思います。
目的に合わせて、相性の良い教室・先生を探してみてください
私の記事を検索で見つけていただいて、遠方から来ていただく方もいらっしゃいますが、通いやすい場所で良い先生を見つけられるに越したことはありません。
ヨガの先生もそれぞれ得意分野が異なります。
プライベートレッスンの探し方は、普通のスタジオの探し方とはコツが異なりますし、プライベートレッスンが行われている教室自体も少ないかもしれませんが、いろいろな先生に教わってみて、相性の合う先生を探してみてください。