日本ではまだキッズヨガもそれほど一般的でなく、小中高生など若い世代がヨガに触れる機会もとても少ないでしょう。
それでも、小学生のころから受験などを経験してきた私としては、もっと早くからヨガをやっていたかった!と思うことがとてもたくさんあります。その理由を少しご紹介しつつ、小さいお子さんをお持ちの方々にぜひ習い事としてヨガをオススメしたいと思います。
理由1:集中力(整理力)が高まる
断捨離できない大人も多い世の中ですが、ヨガや禅の実践は、余計なものをなくしてシンプルにしていくことで本来あるべき過ごしやすく美しい自分が現れる、ということを導いてくれます。
本当は要らないものをねだったり、捨てられないものが部屋にたまっていったりすることも少しずつ減らしていくことができると思います。
また、選択肢が多すぎる世の中で、自分が本当にやりたいことを見つけ、それに対して集中するということはとてもとても大事なことです。歴史に名を遺してきた人達は、余計なことをする時間を極力なくし、自らの使命に全力を注いできた人々が多いはずです。ヨガの練習をしていく中で、そのために「手放す」ということのコツを実感することができるでしょう。
理由2:姿勢の癖・体の歪みが少なく、健康に成長できる
長時間座って勉強やゲームをしてきたため、私にもたくさんの癖が体に蓄積しています。そういった歪みから、「病気」が現れてきます。ヨガのポーズには、歪みに気づいて、自分で治していくコツがたくさんつまっています。
最近では中高生も肩こりに苦しんでいるようで、大学生もマッサージや整体に通っているのをよく見かけます…。
私も大学生のころから整骨院に通っていましたが、ヨガを本格的に始めてからは行く必要がなくなりました。病院もほぼ行っていません(たまーに、歯医者だけ…)。
心身の癖をなくし、良い習慣を作り、歪みがなくなれば、ほとんどの「病気」は防ぐことができると思います。
理由3:自分や周りを正しく観察することができる
自分も、周りの世界も、一瞬一瞬変化しています。世界の変化のスピードはますます速くなっていくことでしょう。
変化する自分や世界をありのままに観察し、心乱されることなく受け入れ、最適な行動をすることができるかどうか。これからの時代には、多くの職業でまさにこのような感覚が求められていくことでしょう。
また、自分を常に観察することで、病気になりそうなときや無理している自分に早めに気づき、心身を健康に保つことができます。
瞑想は、そういった正しい気づきと観察のセンスを呼び起こすための良いトレーニングです。簡単に身につくものではありませんが、こどものころから練習をしていくことはとても良い人生の土台となると思います。
こどもたちにヨガが広まる日は、そう遠くないかも
いつか、体育の授業でヨガが行われることを願っています。
アメリカでも、宗教的な問題などもありつつも(合掌もNG!という場合もあるようです)、そのメリットが注目されて瞑想やヨガの授業が行われることが多くなってきているようですし、日本でもそう遠くない未来に、もっと若い世代にヨガが広まっていくと思います。
時代を先取りして、お子様と一緒にヨガを始めてみてはいかがでしょうか。
写真出典:「ヨーガ 本質と実践」