今、日本でヨガを少し深めたいと思った人や、ヨガインストラクターになろうとする人は、「RYT(Registered Yoga Teacher)」の講座を受けに行くことが多いようです。
RYTは全米ヨガアライアンスが作った資格ですが、本場のインドでもRYTが取得できる講座がたくさんあり、世界の多くの地域で人気のある資格です。
私の記事を見に来てくれている方の中にはヨガをしっかり深めようと思っている方が多いようで、RYTを取得中の方や、取得後にインストラクターを始めた方、RYTの講座をしている講師の方なども多いようです。
なのでこの記事では、RYT200のカリキュラムに沿った形で、参考になると思われる過去記事をまとめてみようかと思います。
新しい関連記事を書いたときはこのページも随時更新していきます。
この記事の目次
RYT200のカリキュラム
200時間の割合は以下のようになっています。
- 1:テクニック・トレーニング・実践 100h
- 2:ティーチング理論 25h
- 3:解剖学・生理学 20h
- 4:ヨガ哲学・ライフスタイル・倫理 30h
- 5:ティーチング実践 10h
- 6:その他
(引用元:200-Hour Standards | Yoga Alliance)
ただ具体的な内容はスクールごとに異なり、ヨガの流派も様々です。
RYTの講座で教えられているアーサナの種類も様々で、すべてのアーサナを網羅するわけではありません(そもそも「すべてのアーサナ」という定義が曖昧で、生物の数だけあるという説もあるほどです)。
カリキュラム例の中に、「5カテゴリー(立位・前屈・後屈・ねじり・逆転)のキーポーズを教える」というものが示されてはいますが、この5カテゴリーでは分類が難しいアーサナもあり、教えていく上でも自分で習得していく上でも、いろいろな軸でのポーズ分類が必要になるかもしれません。私もなるべくポーズ解説記事にはタグをつけて分類していますが、なかなか完璧に分類するのは難しいですね。
またRYT取得後にインストラクターとしてレッスンを行うことになったときに、RYTの講座でしっかり習ったことのないアーサナを教える必要がでてくることもあるかと思います。おそらくそういうときに、私の記事にたどりついてくれる場合も多いのでしょう。
というわけで、RYT200のカリキュラムに沿って、それぞれ役立ちそうな記事へのリンクをまとめておきます。
「1:テクニック・トレーニング・実践」に関する記事
ヨガにはいろいろな技法がありますが、主にヨガレッスンで使うのはアーサナとプラーナーヤーマ(呼吸法)、あるいはマントラも使うことがあるかと思います。
アーサナ・プラーナーヤーマに関しては下記に一覧があります。
アーサナに関しては、タグで分類していますので、カテゴリーや目的とする筋肉や動作などで探すことができます。以下のページの「タグで探す」の中から探してみてください。
「2:ティーチング理論」に関する記事
アーサナを教える場合は、人それぞれの心身の性質に合わせてアレンジする必要があるかもしれません。
アーサナ解説記事には、イージーバージョンの説明や、そのアーサナの前に練習するべきアーサナを示していることもありますので、参考にしてみてください。
また、各アーサナの記事には「深める方向性」という項目を書いてあります。いきなり深い形でできないとしても、方向性が合っていて、深める方向がわかっていれば、まず浅い形で練習して少しずつ深めていけば良いのです。
古い記事から順番に、「アジャスト例」という項目も追加していっていますので、インストラクターの方は参考にしてみてください。
「3:解剖学・生理学」に関する記事
ヨガのアーサナを行う上で、「機能解剖学」は役に立つことが多いでしょう。筋肉の動き・機能を元にして、その動きを行うにはどの筋肉が縮み・どの筋肉が伸びるのかを示すのが機能解剖学です。
重要な筋肉については一通り、機能解剖学事典にまとめてあります。
体の各部分の動きに関して、それぞれ「主働筋」と「拮抗筋」のセットを知っておくと良いでしょう。
また各筋肉について、強化するためのアーサナと、ストレッチするためのアーサナをまとめてあります。
そしてヨガの身体論においては、解剖学に加えて、チャクラやナディといった微細身に関する生理学も知っておくと良いでしょう。
チャクラ・ナディと東洋医学の経絡・経穴に関する話は、下記のページにまとめています。
主要な経絡については、それぞれ経穴一覧と穴性、経絡を意識する際に有効なアーサナをまとめてあります。
また、東洋医学・アーユルヴェーダについても知っておくと、ヨガの技法の選択などに役立つでしょう。
「4:ヨガ哲学・ライフスタイル・倫理」に関する記事
ヨガ哲学については、よく用いられるヨーガスートラについて、一通り解説記事を書きました。
また、ヨーガの8支則についてはいろいろな記事に書いてあります。
ハタヨーガの重要教典とされているハタヨーガプラディーピカーとゲーランダサンヒターについては概説を一通り書いてあります。
バガヴァッドギーターについては概要を下記に書いてあります。
また、哲学・ライフスタイルに関する記事は結構たくさん書いていますので、タグで探すこともできます。
「5:ティーチング実践」に関する記事
レッスンを組み立てる際に、役立ちそうな記事をいくつか下記に挙げておきます。
ベーシッククラスの内容例は下記の記事に書きました。
また、アシュタンガヨガ・シヴァナンダヨガの内容については下記の記事に書いてありますので、これらも参考にしてみてください。
アシュタンガヨガ・ハーフプライマリーのアーサナ内容・順番
アシュタンガヨガ・フルプライマリーのアーサナ内容・順番
シヴァナンダヨガのアーサナ内容・順番
陰ヨガ・リストラティブヨガに関する話は下記の記事に書いてあります。
RYT取得中・取得後の方に役立つレッスン
フレアプラスではプライベートクラスをメインに行なっていますが、ヨガを深めたい方・RYT取得を考えている方・RYT取得後に知識を補いたい方などに向けて、集中講座を用意しております。
プライベートクラスでピンポイントに聞きに来ていただけるのが一番ですが、オープンクラスとしてはアーサナや解剖学の詳しい解説をしているクラスもいくつか行なっています。
最新の情報は、スケジュールをご確認ください。