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中高生・大学生にも役立つ、心身を癒やして切り替えをうまくする瞑想

中高生・大学生にも役立つ、心身を癒やして切り替えをうまくする瞑想

瞑想してるオレ・私かっこいい〜、くらいの感じで始めたらいいんです

最近、中学生・高校生のお子さんとお母さん、という組み合わせでプライベートクラスを行うことが多かったので、その世代の人々には、どんなワザをやってもらうのがいいのかな?ということを改めて考えてみました。

ヨガやその他様々なワザの中には、ポーズだけでなくいろいろなものがあります

今回は、あえて肉体的なワザではなく、瞑想を試してもらいたいと思い、ひとつやり方を紹介します。

この記事の目次

中高生・大学生が瞑想をする理由

私自身、そのころ何を欲していたかなぁ、などと思い返してみましたが、人それぞれ欲しているものは異なり、世界も大きく変わっています。

いろいろなお子さんそれぞれの性格や体質などに適したものがあると思いますので、できるだけ今その瞬間の本人に適したワザを、自発的に選んでやってもらうのが良いと思います。選ぶための選択肢やヒントを得る場として、プライベートクラスのような機会を活用してみてください。

正直、直接本人に聞いて、いま一番気になっていることに役立てられるワザを教えられれば良いのですが、そもそも自分が今何を気にしているんだろう?何を求めているんだろう?ということに気づけていない・考えたこともないというお子さんも多いようです(大人も同じなんですが)。

年齢に関わらず、本当に大切なことは人から教わるのではなく、自分で気づいて、今何をするべきかを決断していく必要があります。体の不調や心の不調も、気づきを働かせればその原因にたどりつくことができます。そのため、「気づき(マインドフルネス)を磨く」ということが重要になります。

気づきを磨くと、集中力が高まり、自分の行くべき道が見えてくる

「気づき」の力は本来誰にでも備わっているものであり、子供のころのほうがむしろ精度が高いかもしれません。

歳を重ねてだんだん気づけなくなってくるのは、気づきを邪魔するモノも積み重なっていくからというのがひとつの原因です。

様々な情報、他人の価値観、自分が生み出した妄想、多すぎる選択肢、などなど。
こういった余計なものに執着せず、手放していくことが必要です。

人から言われたことはヒントにして、自ら気づいて、少しずつ、明らかに要らないものや情報、要らない習慣や癖、などから手放していきます。

私自身も一番足りなかったのはこういった部分だと思います。

いろいろな情報に惑わされ、人をうらやましく思ったり、価値観に流されたり、なんとも寄り道ばかりしてきたものです。

それら全ては経験となるわけではありますが、気づきを働かせれば少し早く手放して、限られた人生をもっと誰かのために使えたかもしれません。

最近「断捨離」が流行っているのも、そういうことに気づく人が増えているからかもしれません。勇気を持って手放すということを、子供のころから自ら実践できるようになっていけると良いと思います。

そのためにまず、1日5分ほどでも良いので瞑想を実践して、まず余計な情報を遮断し、余計な思考や欲求を手放す時間を作るのが良いと思います。

瞑想のやり方はたくさんあり、何かに集中することで、余計なものをなくしていく、という練習なので、集中する対象となるものは自分に合ったものを選べば良いです。今回紹介するのはその中のひとつです。

特に最近は気軽に旅行にも行けないので、オススメしている瞑想法としては、「世界で一番美しい、あるいは居心地のいい場所にいるイメージをする」というやり方です。行ったことのない場所でも、架空の場所でも構いません。明確に、詳細に、イメージします。

瞑想のやり方・一例

  1. なるべく邪魔の入らない、静かな薄暗い場所を用意します。できれば、瞑想専用のエリアを作ると良いでしょう。部屋の一角に座布団やラグなど敷くだけでも良いです。
  2. 必要であればタイマーをセットして、時間を気にしないようにします。スマホは機内モードにしておくと良いかもしれません。
  3. 快適で安定した坐法(参考:ヨガのあぐら一覧)ですわり、目を閉じるか半眼で斜め下をみつめます。
  4. 世界で一番美しい、あるいは居心地のいい場所にいるイメージをします。できるかぎり明確にイメージして、その空間を感じます。視覚以外の感覚も最大限に働かせてみましょう。そこはどんな気候か、どんな風が吹いて、どんな香りがして、鳥が鳴いているとか川が流れているとか、どんな音がするか、それとも静寂に包まれているのか…
  5. 初めは5分程度から始めて、好きなだけ長く行うと良いでしょう。

瞑想ができているかどうかの基準・うまくやるコツ

最初は5分間でもじっと坐っているのが難しいかもしれません。しかし練習していくことで、集中力がつき、またスイッチを切り替えるのがうまくなるので、心を落ち着かせたり、寝たい時にすぐ寝られるようになったりといったことがスムーズにできるようになっていきます。過去のことをいつまでもくよくよ考えるといったこともなくなります。

…という効果をアピールしたとて、本人が良いと思ってくれなければ自発的に続かないと思うので、瞑想の前後で体や心がどう変わったか、少しの変化でも、自分で気づいてくれると良いと思います。

気持ちよさが少しでもあったなら、ぜひ続けてほしいです。むしろ大人よりもたくさんのことに気づいて、うまく?できるかもしれません。

(瞑想に「上手さ」「深さ」といったものがあるとすれば、余計なことをいかに考えず、いかに明確にイメージできるか、いかに集中を切らさないように持続できるか、といったところが基準になると思います。)

そして瞑想を気持ちよく長く行うためには、安定した坐法が必要になります。そのために、股関節や体幹の柔軟性と強さが必要であると気づくことになるでしょう。

マンガのキャラクターなどもよく体力回復のためであったり、遠くのことを把握するためや分からないことを分かるようにするためなどに瞑想を行なっているでしょう。

最初はそんな感じで、瞑想してる自分かっこいい〜くらいの気持ちでやってみたらいいんです。実際、それでも結構効果はあります。

親子一緒にでも、ひとりでも、器具もなにも必要ないので、ぜひ試してみてください。

参考:色々な瞑想法がつくり出された理由を考えてみる 〜ヨーガ・サマタ・ヴィパッサナー・マインドフルネス〜

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

高橋陽介

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