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10代の悩みに、ヨガ・マインドフルネスの効果がどう役立つか

10代の悩みに、ヨガ・マインドフルネスの効果がどう役立つか

多すぎる情報・ついついやっていまう癖を手放すと、いいことが起こり始める

今の日本では、ヨガをしっかり習っている人は30代以上の女性が多いように思えます。

「マインドフルネス」や「瞑想」といったものも、企業の経営者の人々などを中心に流行っているようです。

しかし10代・20代の方も、もちろん男性も女性も、ヨガや瞑想・マインドフルネスをすると良いことがたくさんあります。

そこで「10代の悩みランキング」などのアンケート調査をいくつか見てみたところ、多数派のお悩みは共通しているようなので、それらに対してヨガがどのように有効であるかを、簡単にまとめておきます。

もちろん悩みというのは、個人個人で大いに異なります。なので私はプライベートレッスンが重要と考えています。

ここで書けることは大まかな情報のみですが、悩みから脱する一歩目を踏み出すための、ヒントになれば幸いです。

この記事の目次

お悩みランキングにみられる、10代の主な悩み

  • 進路の悩み
  • 勉強の悩み(集中力がない、スマホが手放せないなども含む)
  • 容姿・体型の悩み
  • 恋愛の悩み
  • 人間関係の悩み
  • 性格の悩み
  • 健康上の悩み
  • 部活・スポーツの悩み
  • アルバイトに関する悩み
  • 親との関係の悩み

細かく分ければもっと色々な表現があるかもしれませんが、10代の悩みランキングなどを見ていると、よく挙げられているのはこういった感じです。

それぞれについて、ヨガ・マインドフルネスがどのように役立つのか、簡単に書いていきます。

全ての悩みの解決に、必要なのは「気づき(マインドフルネス)」

10代20代に関わらず、いろいろな悩みの解決に必要なのは「気づき」です。

「今、何をするべきか?」に気づいていることが大切です。

いろいろな刺激が、その「気づき」を邪魔することでしょう。

外からの刺激(周りの人からの刺激、ネットから流れこんでくる情報…など)や内からの刺激(昔のことを思い出してしまったり、おなかすいたり…など)、たくさんの刺激の中で私たちは生きていますね。

押し寄せる刺激にいちいち全部反応していては、正しい判断はできませんし、無駄なエネルギーを消費します。寝ても寝ても疲れているという人は、そういうところで無意識にエネルギーをかなり消費しているかもしれません。

「今、何をするべきか?」に気づくためには、まず刺激に対して反応しないことができるようにする、という練習が有効です。

反応しないようにするための練習や技法には、いろいろなやり方がありますが、刺激に反応してぐるぐる考えてしまっていることに気づいたら、深呼吸をするなど、別のことに集中するというのがひとつの方法です。

その集中する対象が、自分を高めてくれるなにかであればより良いでしょう。なにか怪しいものや人に迷惑をかけるようなものに集中してしまうと、新たな悲劇を生みます。

じつはそういった多すぎる刺激から逃れるために、スマホを見続けてしまっているという人も多いと思います。

あまりに多すぎる刺激から逃れるために、自分がコントロールできる世界に逃げ込んでいるという感じです。それは、自分を高めてくれるでしょうか?

ヨガや坐禅や瞑想は、YouTubeなどで自己流で学ぶこともできますが、集中する対象の選び方・やり方(たとえば呼吸法など)を教わったり、集中できないときの対処法(これは個人個人で異なるので、個別指導を受けるのが良いでしょう)などを教わりたいときは、信頼できる師匠からしっかり教わったほうがより効果的に深めていくことができるかもしれません。

参考:瞑想・マインドフルネス入門

「刺激に反応しない」というのが、冷たいとか、人間らしくなくて嫌とか思う人もいるかもしれませんが、そういうことではありません。「反応しないこともできるようにする」という、コントロールされた状態をつくるということです。

うまいものを食べたら「うまい!」と感動するし、良い映画を観たら涙を流すこともできます。そのように人生を楽しんでいろいろな経験をしている自分を、客観的に観ることもできるという状態です。ただ、「うまい!もっとほしい!がまんできない!」と執着してしまったり、刺激に巻き込まれて中毒になってしまったりすると、思考や反応をコントロールできません。

たとえばSNSを見ながら、人の写真に対して「いいね!」でさっぱり終われればいいのですが、「いいね!うらやましい…!それに比べて私はダメだ…!」などといちいち反応してしまっていては、自分が何をするべきかを忘れてしまいます。

このように、ついついやってしまう身体と心の癖に気づき、要らないものから手放していくというのが、ヨガや禅の考え方です。ヨガや禅は、やることを増やすのではなく、むしろ減らしていくコツを学ぶというような道です。

ついつい反応してしまうこと、ついついやってしまう身体の癖などを手放し、世界に巻き込まれず、一歩離れて、あるいはドローン映像や三人称視点(TPS)のゲームのように斜め上から、自分と世界を眺めることもできるようになる、ということが大切です。

巻き込まれたままでいると、物事を正しく見定めることができません。もちろん物事には、どっぷり浸からないとわからないこともあります。どっぷり浸かって全身で感じたり、斜め上から観たり、世界との距離感を自在に調整できるようになると良いでしょう。

そのようにして自分と世界をありのまま観ることができるようになると、いちばん大切な「今、何をするべきか?」に気づくことができます。

もうひとつ、反応しないようにするためのテクニックとして「ラベリング」を挙げておきます。刺激に対して人は、いろいろな思考をしますが、その中でどれが要らないものなのか、どれが大事なのか、思考を分別するのがうまくなると、とても役立ちます。

そのための練習が、ラベリングです。

今考えなくても良いことが頭のなかに浮かんでしまったら、その思考(具体的なカタチをイメージしても良いでしょう)に「今は考えない」というラベルを貼って、いったんその思考をよけておきます。

今考えるべきことが浮かんできたら、「今するべきこと」のラベルを貼って、最優先でそれに取り組みます。

よくわからないものは「保留」でも良いので、「今するべきこと」以外のものはいったんよけておくということを練習します。そこでぐるぐる考えず、ササっと分別します。

慣れるとこれがとても素早くできるようになり、刺激に対して反応が一瞬起こっても、「今は考えない」として分別して片付けておくことができるようになっていきます。

参考:ヴィパッサナー瞑想とは? 〜心乱されず本質を観る〜

まず、余裕をつくる方法

いろいろな悩みについて書いていきますが、まず余裕がなければ、正しい判断はできませんし、解決へ向けて行動するエネルギーも湧いてきません。

余裕がないと、「難しいことを言われてもムリ!」となってしまって、せっかくこの記事に重要なヒントが書いてあっても、生かせないかもしれません。

まずは余裕をつくりましょう。そのために、どこでもできる方法を3つ書いておきますので、今の自分に合ったものを選んで持っておくと良いでしょう。

  • 目を閉じて1分間深呼吸する
  • みぞおちをマッサージする
  • 全身をゆらして力をぬく

目を閉じて1分間深呼吸する

日頃、目からたくさんの情報を得ているかと思います。

その中には、必要なものもありますが、不要なものもたくさんあるかもしれません。

1分間だけでも、目を閉じて、深呼吸をしてみましょう。

みぞおちをマッサージする

心と体のストレスは、みぞおちのあたりにカタマリをつくっていることが多いです。

へそから指4本の幅を上にあがったところあたりを、親指でやさしく押しながら深く息を吐きます。吸いながら指を戻して、吐きながら押します。(もし、骨にあたっているようであれば位置が上すぎです。)

息を吐くときに、たまっているストレスの黒いエネルギーが出ていくようなイメージをすると、より効果があります。

何度か行っていると、カタマリが少なくなっていくはずです。

全身をゆらして力をぬく

全身を、ゆらします。あますところなく、ゆらします。

外側だけでなく、内臓も揺らすようにイメージします。

人がみているところでは、あまり大きい動きはできないかもしれません。そのときはむしろ、とても細かく揺らすようにイメージします。肌も筋肉も骨も内臓も、気持ちよく細かく振動しているようにイメージします。

無意識に入ってしまっていた力が抜けて、それだけで悩みは消えていってしまうかもしれませんし、無駄に使われていたエネルギーを、大きな課題のために使うことができるようになります。

10代の「進路の悩み」とヨガ・マインドフルネス

進路の悩みは、私もたくさん経験してきました。

自分は何がしたいのか?何ができるのか?周りは、親は、何を求めているのか?

その正解を探すには、自分と世界を、しっかり観察することです。

偏見や思い込みを捨てて、ありのままを観察します。そうすれば、自ずとイメージが湧いてきて、そして今やるべきことが見えてきます。

もし、全て手放しても、イメージが湧いてこないのだとしたら?

それなら、なにをしても良いということです。なんでも、自分の一番好きなことをやったら良いです。

それは結局、一番やるべきことと、同じなのかもしれません。

とはいえ「偏見や思い込みを捨てる」というのが、なかなか難しい。大人になるほど、難しいかもしれません。

偏見や思い込み、これも思考の癖です。

癖に気づいて、ついついやってしまわないようにする。一気に手放すのは難しいですが、明らかにやらないほうがいいなと思うことから、少しずつ手放していけば良いのです。

癖に気づくためには、自分の思考をよく観察する瞑想から始めるのが有効です。ネガティブに考えすぎている、人の思考に左右されすぎているなど、いろいろな癖が見つかるかもしれません。

10代の「勉強の悩み」とヨガ・マインドフルネス

勉強に関する悩みを抱えている人も多いことでしょう。

集中力がないとか、なんのために勉強をするのかわからないとか、ねむいとか、いろいろな原因があるかと思います。

勉強するのはなぜでしょうか?

それは「今やるべきこと」なのか?

今の世界は、本当にいろいろな道が選べます。

いろいろな道がありすぎるために、学校教育にも限界があるでしょう。親も、子供に何をさせたらいいのか正直わからないという場合も多いかと思います。

なので、大事なのはやはり自分が「今やるべきこと」です。

この一生で、成すべきことはなにか?

それがもし実現できない妄想なのだとしたら、それを考え続けるのは「今やるべきこと」ではないかもしれません。

妄想も雑念も全て手放して、静かに待っていれば、必ず本当の自分の成すべきことが湧き出してくるはずです。

もしそのために必要な知識が何なのかわかったなら、それを全力で勉強する気持ちになるでしょう。

学校で学んでいることが、その成すべきことにとって役に立たないと思ってしまうこともあるでしょう。しかし先へ進むために、あるいは育ててくれた人たちを納得させるために、「学校を卒業する」必要があるのなら、直接は役にたたないとしても、学校の勉強は「今するべきこと」になるでしょう。

「今するべきこと」というラベルがついたものは、最優先でやらねばというエネルギーが湧いてくるはずです。

「今するべきこと」はたぶん、「用もないのにスマホをいじること」ではないような気はします。

10代の「容姿・体型の悩み」とヨガ・マインドフルネス

受験で運動していなかったり、体の成長だったり、環境の変化だったり、原因はいろいろありますが、「急に太ってしまったり体型が変わってしまったので適度な運動を始めたい…」ということでヨガやトレーニングを習いにくる10代の方もいらっしゃいます。

ただ、「体型は変えられても、顔は変えられない…あの子みたいにかわいくなりたい…」という悩みもよくあることでしょう。

まず、体型に関しては10代には急激に変化することも多く、またいろいろ原因があります。その原因に、気づく必要があります。

単に運動不足の場合もあれば、食べ物に原因がある場合もありますし、心のストレスで自律神経・ホルモンがうまく働いていないという場合もあります。

そのあたりの悩みに対しては、ヨガやアーユルヴェーダは良いヒントを与えてくれます。適度な運動も、自律神経の調整も、食生活に関しても、全体的に心身を変えていくための良い技術・知識がそろっていると思います。

ヨガのポーズは全身運動が効率的に行えるものが多いですが、シェイプアップを目的とするなら、良い有酸素運動になる「太陽礼拝」がとくに効果的です。参考:シヴァナンダヨガ太陽礼拝の効果とやり方動画・図解
ホルモンバランスを整えたり、免疫力を高めたり、アレルギーを改善したりするには自律神経の調整が鍵になります。自律神経の調整には、ヨガの片鼻呼吸法が効果的です。参考:片鼻呼吸法のやり方・効果
食生活を改善するヒントとして、アーユルヴェーダの理論が役立ちます。生まれ持った体質や、現在の状態に合わせて、どのような食べ物を摂ったら良いかを判断する良い材料になります。参考:ヨガの選び方・食生活などの指針となる、アーユルヴェーダの「ドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)」とは

様々な情報がネットで得られますが、思い込みを捨てて、ありのまま自分を観察して、原因に気づくことが必要です。このサイトでは、あまり偏った情報にならないように気をつけながら、気づきを磨くためのヒントになりそうなコラムを公開しています(≫コラムを探す)。

さて、体型はなんとかなっても、顔や骨格はどうでしょうか。

どうしようもないと思うなら、それについてはぐるぐる考えないことです。それは「今するべきこと」ではないかもしれません。

どうにかできることなら、全力で、どうにかするために行動すれば良いのです。

このあたりは個別にお話ししたほうが良い話題ではありますが、結局のところやはり「今、何をするべきか?」にたどりつきます。それは本来、自分自身で決めることですし、他の誰かに植え付けられる思考ではありません。

なので、私がこういう相談をするときは、「こうしなさい」というよりも「あなたはどうしたいか」「それは必要なことか、そうではないのか」ということに自分で気づいてもらうのをなるべく導くようにしています。

するべきでないことを、やらないようにしていけば、するべきことは必ず湧き出してきます。

それはおそらく、「どうしようもないことをぐるぐる考えること」では、なさそうな気がします。

10代の「恋愛の悩み」とヨガ・マインドフルネス

恋愛には正解も理論もないかもしれません。一つ言えるのは、全ては貴重な経験ということです。

私たちはなぜ生まれてきたのか、という哲学にもつながるものがあるでしょう。

人は別々に生まれたから、争いもするし恋もします。別々だから、伝わらないこともあるし、うまく伝わればうれしいと思うのでしょう。別々だからこそ、いろいろな経験をします。相手の考えが全てわかってしまう世界にいたら、こんな経験はできません。

深くヨガを学ぼうと思えば、こういった哲学・宗教的なことも学べます。生き方のヒントになるような道徳的な教えもたくさんあります。

さて、そんな話は置いておいて、恋愛で悩んでいるのだから恋を成就する方法を教えてくれという人もいるかもしれません。

そこでもやはり「気づき(マインドフルネス)」が大切です。

相手ばかり観て、執着していてはいけません。自分と相手と、周りの世界を、注意深く観ます。

すると、自ずと「今、何をするべきか?」がみえてきます。

何をしたら、恋が成就するか?

自分をしっかり観てみれば、足りないものや過剰なものが見つかるかもしれません。

あるいは、どう考えても成就しないか?

どうしようもないことは、ぐるぐる考えない…

やるべきことには、集中してエネルギーを注ぐ…

じつは無意識的に、ぐるぐる考えて留まっていることが好き、という人も多いですね。

こういった癖にも自分で気づいて、留まっていたい(現状を変えず、恋し続けていたい)なら留まっていれば良いし、現状を変えたいなら執着せず勇気を出して一歩を踏み出せば良いと思います。

告白しろ!とか、諦めろ!ということではなく、やるべきことに気づいて、やりましょう。

気づいた上で、コントロールして、いろいろな経験を楽しみましょう。

ここでもまずやるべきことは、「今するべきこと」以外をしないようにすることです。

エネルギーの浪費を防ぎ、自分と相手と周りの世界を観察することにエネルギーを集中しましょう。

10代の「人間関係の悩み」とヨガ・マインドフルネス

恋愛については前の記事に書きましたので、ここでは友人や先輩後輩などの人間関係について考えてみましょう。

学校のクラスの人たち、部活の先輩後輩、いろいろな人間関係があります。

いま、人間関係がうまくいっていないと感じるのであれば、今とは違う「良い人間関係」のイメージが自分のなかにあるのだと思います。

しかし、その良い状態がイメージできていない人も多いかもしれません。

どうなったら良いのかはわからないが、現状には満足していない…そういう状態でずっとぐるぐるしています。

そこから一歩抜け出すには、やはり「あなたは、どうなったら幸せか?」に気づくことが必要です。

複雑な事情があることでしょう。しかし、もしそれをなんとかしたいのなら「今、なにをするべきか」に気づきを向けてみましょう。

一気に状況を変えようとすると、いろいろと周りに影響が出るかもしれません。なので、いまの状況をしっかり観察して、あきらかに要らない行動をしていたり、あきらかに自分にも相手にも悪影響のある関係を持っていたりすることに、自分で気づいたら、そこから少しずつ手放していけば良いのです。

重要な決断をするためには、まずは、あきらかに要らないことに取られているエネルギーの浪費をやめてみましょう。

10代の「性格の悩み」とヨガ・マインドフルネス

自分の性格が嫌、という人も結構多いかもしれません。

じゃあ変えれば?と言われても、なかなか難しいことでしょう。

そこに執着してしまうのは、原因があるのだと思います。「変わりたい」というエネルギーと、「変わりたくない」というエネルギーが戦って、変わりたくないほうが勝っているのだと思います。

口では、「変わりたくない」とはっきり言う人は少ないでしょう。変わりたくないなら悩まなくていいわけですし、特にそれを宣言する必要もないです。

変わりたいと言いながらも変われないのは、その無意識の「変わりたくない」エネルギーに気づいていないからかもしれません。

変わりたくない原因には、どんなものがあるでしょうか。

たとえば、じつはそんな自分が好き、変わるのが面倒、変わってしまうといまの友達との関係が崩れてしまう…といったものがあるでしょう。

性格を変えれば、周りの世界も変わります。それは、見え方が変わるというだけではなく、実際に変わるということです。

「中身」が変われば、「型」も変わります。同時に、変わります。

本心では、それを望んでいるのか、いまの世界のままがいいのか。

やはりそこで大事なのは、「あなたは、どうなったら幸せか?」ということに気づいているかどうかです。

いまのままで良いと思うなら、ぐるぐる悩まないことです。その分のエネルギーを、別のやるべきことに使いましょう。

変えたいと思うなら、集中して気づきを働かせ、正確な一歩を踏み出しましょう。

執着を捨てるには、勇気が要るかもしれません。しかし一歩踏み出せば、自然と次の一歩のエネルギーが湧いてきます。今までの自分に執着せず、勇気を持って、悪いと思っているところは手放してみましょう。

参考:変わりたいのか、本当は今のままで良いのか

10代の「健康上の悩み」とヨガ・マインドフルネス

10代の間は、身体も大きく変化していきますし、心も変化していくことが多いでしょう。

健康上の悩み、性に関する悩みなど、いろいろな心身の悩みがあるかと思います。

心と体には、自律神経やホルモンなどの「裏側の仕組み」によって自動的に運営されている部分がとても多いです。

たとえばよく眠れなかったり、たくさん寝ても疲れていたり、といった悩みがあるかもしれませんが、それも本当は「裏側の仕組み」がうまく動いてくれれば「自動的に」改善するはずです。

個別の悩みについてはいろいろなものがありますが、ここではその「裏側の仕組み」とうまくつきあっていくコツについて書いておきましょう。

基本的に、体の各部分は「意識を向ける」ことで活動します。

腕に意識を向ければ、動きます。意識を向けて防御の姿勢をとっていれば、多少の衝撃が来ても耐えられますが、意識を向けていない状態で不意に攻撃されると、大きなダメージを受けますね。

意識を向けるということは、「気」を向ける、すなわちエネルギーを供給するということになります。

しかし、日頃は「裏側の仕組み」に対して意識を向けることは少ないかもしれません。

まず、体の各部分にしっかり意識を向けてみましょう。筋肉や骨だけでなく、臓器にも意識を向けます。呼吸をしてくれている肺、消化をしてくれる胃や腸、活力を生み出す生殖器、そして脳の中にもいろいろな機能を持った場所があります。

ちなみに脳の真ん中あたりには、体全体にかかわるホルモンを制御している部分があります。普段は、脳の外側ばかりを意識的に使っているかもしれませんが、真ん中あたりを意識してみると、ホルモンの働きも変わってきます。

そして、全ての臓器はつながっているので、その部分だけでなく、周りとどういう関係をもって機能しているのか、意識して観察してみることです。

知識がないから臓器がどうなっているのかわからない、という場合は、ざっくりで構いません。気になる部分あたりにぼんやり意識を向けてみるだけでも、変化が起こってくるはずです。

体は、国や組織のようなものです。気を向けてあげないところは不満をもらしはじめますし、気を向けすぎるところはストレスをためて異常が起こりはじめます。あなたは、その組織の司令官です。組織のことをもっとよく知ろうとすれば、運営はうまくいくかもしれません。

臓器や気の流れなど、体に関する意識を磨き、知識をつけていくためには、ヨガや東洋医学はとても良いヒントを与えてくれます。

もう一つ、「裏側の仕組み」をコントロールする鍵として、「呼吸」があります。

呼吸は、心の働きと体の働き、どちらにとっても重要な役割を果たします。

簡単に言えば、なるべく深い呼吸をしなさいということです。深い呼吸をすれば、心は落ち着き、「裏側の仕組み」も正常に働き始めます。

胸もお腹もなるべく全体を使って、深い呼吸をしましょう。

心が落ち着かなかったりショックを受けたりしたとき、そして体の調子が悪いときも、深い呼吸をしばらくしていれば、「裏側の仕組み」が自動的に整えてくれます。

そもそも私たちは、心身を整えてくれたり病気を治してくれたりする「裏側の仕組み」を持っているので、小賢しいことを考えずにただ深い呼吸をしばらくしているだけで、その仕組みが整えてくれます。

そのように「しばらく深い呼吸をする」のが代表的な瞑想法です。「整えよう」と思わなくても、自然に整っているわけです。大企業の社長なども毎朝の習慣にするくらい瞑想が一般的になってきましたが、少しずつ「裏側の仕組み」に気づき始めている人も増えているのかもしれません。

ヨガには様々な瞑想法・呼吸法があり、ヨガを習うことで呼吸や心と体の仕組みについても深く学ぶことができます。病院や薬で解決できなかった問題へのヒントも、つかめることがあるかもしれません。

また、ヨガと性に関する話題は遠いように思えるかもしれませんが、じつは性に関する技法もたくさんあり、ホルモンバランスなども、「裏側の仕組み」を深く理解することでコントロールできるようになっていきます。

参考:自律神経を整えるヨガの呼吸法

10代の「部活・スポーツの悩み」とヨガ・マインドフルネス

部活やスポーツの悩みの中には、人間関係の話も多く含まれるかもしれませんが、それについては先の項に書きましたので、ここでは部活やスポーツの成績について考えてみましょう。

まず、スポーツの成績を上げる上でヨガがどう役立つかについて簡単に書いてみます。その後、部活・スポーツをやめるか続けるか悩んでいる人に向けてのヒントを書いておきます。

スポーツの成績を上げる上で、ヨガがどう役立つか

スポーツの成績を上げるために重要な課題は、ほとんどヨガの技法で解決できるかもしれません。

たとえば、以下のような要素が、スポーツの成績を高めるために重要かと思います。

  • 柔軟性を高める
  • 筋力を高める
  • 体幹を強くする
  • 集中力を高める
  • 分析力・洞察力を高める

ただ、ヨガにもいろいろな種類があります。「ヨガをすると良い」などと簡単に言ってしまうのは難しいです。

ヨガに対するイメージは様々かと思います。アクロバティックなポーズをとるとか、チャクラに集中するとか、いろいろなヨガのイメージが断片的に日本人の間で広まっています。

実際、いろいろなヨガがあります。難しいポーズを習得していくヨガもあれば、リラックス・ストレッチするために行うヨガや、ポーズを連続技のようにつなぎながら動き続けるヴィンヤサヨガもありますし、チャクラ集中や呼吸法を重視する瞑想中心のヨガもあります。

運動量の多いヨガをしっかり実践すれば、柔軟性を高め、体の使い方への意識が磨かれ、バランスよく全身の筋肉や体幹のインナーマッスルを鍛えられたりします。

瞑想や呼吸法のヨガは、眠っていた能力を目覚めさせたり、勝負時に集中力や洞察力を発揮できるようになる練習にもなります。

それぞれの目的にあったヨガを選ぶと良いでしょう。

ただ、ヨガポーズひとつを取っても、どう実践するかによって効果は大きく変わってきます。

どんなヨガを行うにしても、心と体の動き、全体へ意識を向けて、「気づき(マインドフルネス)」を磨きながら実践すると良いでしょう。

YouTubeでカタチだけ真似してヨガしてみても、あんまり効かないなあと思っている人は、しっかり習ってみると良いかと思います。

部活・スポーツを続けるかどうかの悩み

成績や人間関係によって、部活・スポーツを続けるかどうか悩んでいる人もいるかと思います。

個人種目の場合、どうやったらうまくなれるのか、どうやったら成績が上がるのか?

チーム種目の場合、どうやったらレギュラーになれるのか、どうやったら勝てるのか?

まず、「あなたがなぜその種目を選んだのか」という理由を思い出してみましょう。

友達がその部活に入ったから一緒に入ったとか、親やきょうだいがやっていたから始めたとか、なんとなく、とか。

そして、「あなたはその種目をやっているとき、どんなときに幸せ・楽しいか?」ということに気を向けてみましょう。

どんなときも楽しくないなら、すぐやめたほうがいいですね。

勝ち負けや成績に関わらず、やっているときはいつも楽しいというなら、悩みはないですね。

勝たないと楽しくない、というのであれば、勝つために「今、何をするべきか?」に気づくことが必要です。

そのためには、自分を極限まで観察して磨いても良いですし、周りの人々や世界を観察するというのも良いでしょう。

自分ばかりみていてはダメとか、周りばかりみていてはダメとか、いろいろな表現がありますが、実はどちらでも良いと思います。自分と世界は、「中身」と「型」のようなものですから、どちらを観ても全体がわかるはずなのです(究極の話ですけれどもね)。ただし、極限までしっかり観察して、本質に気づかないといけません。そうすれば、「今、何をするべきか」に気づけるはずです。

どう頑張っても勝てない、結局楽しくないというのであれば、やめたほうがいいかもしれませんね。

先程「あなたがなぜその種目を選んだのか」という理由を考えましたが、あなたが選んで、やっているわけですから、なにかそこに選んだ理由があるのだと思います。

とはいえ、自分も世界も変化しているので、せっかく始めたからといって楽しくないのに続けているのは「今やるべきこと」ではないかもしれません。

もし、親にやらされているとか、部活をやめたり変えたりしてはいけない規則があるとか、やめられない事情があるのなら、「どうしようもないこと」はぐるぐる考えないことです。

今は楽しくないかもしれませんが、それが「今やるべきこと」だと気づいたなら、そこに全力を注げるようになるはずです。それも無駄なことではありません。それをやっていれば親や学校との摩擦を生まない、というのも十分なメリットかもしれません。

ただ、どうにかなることならば、なるべく先送りにせず、どうにかしようと行動してみれば良いと思います。

このあたりは、個別にいろいろな事情があることでしょうから、人から具体的なアドバイスを聞くよりも「あなたは、どうなったら幸せか?」という気づきにもとづいて、行動するのが良いでしょう。

10代の「アルバイトに関する悩み」とヨガ・マインドフルネス

アルバイトに関する悩みも、人間関係が多いかもしれません。それについては先の項で書きましたので、ここではアルバイトをするかどうか、そしてなにを選ぶか、というあたりの悩みについて考えてみましょう。

アルバイトをなぜしたいのか。友達がやっているからとか、学校や塾とは別の世界を経験してみたいとか、なんとなくとか、その理由も様々でしょう。

ただ、勉強がおろそかになるとか、学校の友達との関係が浅くなるとか、いろいろな考え方もあることでしょう。

アルバイトをするということは、他のことに割く時間は減ることになりますから、あなたは何に時間を使いたいのか?という判断をすることになります。

道はたくさんあります。自分が、今一番興味が向いていることを、やってみれば良いと思います。

やってみたいな〜とずっと思い続けて、そこに思考が引っ張られ続けているのも、エネルギーを浪費することになります。

なにか失敗して、「やらなきゃよかった」ということもあるかもしれませんが、それもまた経験です。

どんな道を選んでも、その道ならではの経験が得られます。

でも、なるべく良い道を選びたいと思うなら、しっかり「気づき」を磨くことです。

10代の「親との関係の悩み」とヨガ・マインドフルネス

親との関係の悩みは、本当に様々でしょう。

個別に相談をすることもありますが、ここでは一番重要な「今するべきこと」について考えてみます。

まず、「自分がどうなったら幸せか」「親はどのように期待しているか」の両方に、しっかり気づいている必要があります。

親が期待しているのと違ったことを続けていれば、摩擦は生まれます。摩擦が生まれれば、家の雰囲気が悪くなったり、お小遣いが減ったりするかもしれません。

じゃあ親の言うことを全部聞いていればいいかというと、そうではないでしょう。それで自分にストレスがたまったら、家族にも影響があるかもしれません。

家族としてつながっている以上、全員が「自分だけ幸せになる」ということは難しいです。

自分が幸せになるためには、周りも幸せにならなくてはなりません。これは世界全体にも言えることです。

誰かにストレスをかけて自分が楽しくなっても、それは別の歪みを生んで、あとから自分に悪いカタチで返ってきます。

世界はつながっています。そのつながりの一番近くにいるのが、家族であることが多いでしょう。

「親は、どうなったら幸せなのか?」それに気づくことも大切です。実は、それを親本人も気づいていないことも多いのです。世界全体をみても、自分自身がどうなったら幸せなのかをしっかり気づけている人は、それほど多くないかもしれません。

年をとるほど、自分の価値観が固まってきて、それに反することに対しては反射的に否定するようになっていくことも多いです。

どの道を選んだら、自分も家族も世界も幸せになれるのか。それに気づくためには、たくさんの実験が必要になるかもしれません。

試してみて、失敗することも多いでしょう。しかしそれも全て経験になります。

正解はすぐにわからないなら、まずいろいろ試してみよう!ということなら、やはり今興味が一番向いている方へ、進んでみれば良いと思います。

たくさんの道がありますが、自分は今一番何に興味があるのか?自分をしっかり観察することから始めましょう。

10代からヨガ・マインドフルネスを習う上でのポイント

さて、いろいろな悩みについて、ヨガ・マインドフルネスがどのように有効であるかを書いてきましたが、結局同じような結論にまとまることが多かったですね。

自分と世界をありのまま観察し、心乱されることなく、「今、やるべきこと」に気づくということです。

私も心身にいろいろな課題があり、いろいろな実験を重ねてきた上で、「結局大事なことは共通しているなあ」と感じた経験があります。

世の中には多すぎるほどの情報があるにも関わらず、人々の悩みはなかなか解決しません。

繰り返しになりますが、悩みの解決に必要なのは、まず「気づき(マインドフルネス)」です。それは人から教わるのではなく、元々持っているものです。それを覆い隠している「癖」を手放していく必要があります。

たくさんの本やネットの情報を読んでも、それらは全てヒントにはなりますが、大切なものは外から得るのではなく、すでに持っているのだということに気づかなければ、ただただ情報を消費していくだけです。

ヨガやマインドフルネスの実践は、そういった心身の癖を手放すための、質の良いヒントを与えてくれます。

ヨガやマインドフルネスのやり方を学ぶ上では、とっかかりの情報はネットからもたくさん得られるので、ヨガポーズや瞑想や呼吸法など、自分で試してみるのも良いでしょう。

ネットの情報だけでは正確なやり方がわからないとか、効いているのかよくわからないとかいう場合は、信頼できる先生にしっかり習ったほうが良いかもしれません。

瞑想やマインドフルネスは、宗教と関係が深いので、教えている人は宗教に属している人もいるかもしれません。

そもそも「マインドフルネス」という言葉を最近世界に広めた人も、仏教の僧侶の方々が多いです。

しかし現代のヨガやマインドフルネスは、宗教色のないやり方でも行えるので、自分にあった先生・自分にあったやり方を選ぶと良いかと思います。

私も宗教に関してはいろいろ研究をしていますが、特定の宗派に属しているわけではありません。宗教を作って人々を囲い込もうなどという考えも全くありません。人を集める側にも、集まる側にも、「執着」が生まれます。それは真理を観る眼を曇らせます。

宗教や哲学について、もし興味が向くならば10代のころから研究してみると良いかもしれません。そこには「人間の本質」のようなものが含まれています。

そういったところに気づくことで、自分が「今なにをするべきか」という次の一歩につながるかもしれません。

本質から目をそらさず、しっかり観察して、心乱されないようにして、気づきを磨いていってください。

参考:コラムを探すページ

参考:瞑想・マインドフルネス入門

 

参考記事

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

高橋陽介

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