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10代の悩みに、ヨガ・マインドフルネスが効果的【1】

10代の悩みに、ヨガ・マインドフルネスが効果的【1】

多すぎる情報・ついついやっていまう癖を手放すと、いいことが起こり始める

今の日本では、ヨガをしっかり習っている人は30代以上の女性が多いように思えます。

しかし、10代・20代の方も、もちろん男性も女性も、ヨガをすると良いことがたくさんあります。

「10代の悩みランキング」などのアンケート調査をいくつか見てみたところ、多数派のお悩みは共通しているようなので、それらに対してヨガがどのように有効であるかを、簡単にまとめておきます。

もちろん悩みというのは、個人個人で大いに異なります。なので私はプライベートレッスンを重要と考えています。

ここで書けることは大まかな情報のみですが、悩みから脱する一歩目を踏み出すための、ヒントになれば幸いです。

この記事の目次

お悩みランキングにみられる、10代の主な悩み

  • 進路の悩み
  • 勉強の悩み(集中力がない、スマホが手放せないなども含む)
  • 容姿・体型の悩み
  • 恋愛の悩み
  • 人間関係の悩み
  • 性格の悩み
  • 健康上の悩み
  • 部活・スポーツの悩み
  • アルバイトに関する悩み
  • 親との関係の悩み

細かく分ければもっと色々な表現があるかもしれませんが、10代の悩みランキングなどを見ていると、よく挙げられているのはこういった感じです。

それぞれについて、ヨガ・マインドフルネスがどのように役立つのか、簡単に書いていきます。

全ての悩みの解決に、必要なのは「気づき(マインドフルネス)」

10代20代に関わらず、いろいろな悩みの解決に必要なのは「気づき」です。

「今、何をするべきか?」に気づいていることが大切です。

いろいろな刺激が、その「気づき」を邪魔することでしょう。

外からの刺激(周りの人からの刺激、ネットから流れこんでくる情報…など)や内からの刺激(昔のことを思い出してしまったり、おなかすいたり…など)、たくさんの刺激の中で私たちは生きていますね。

押し寄せる刺激にいちいち全部反応していては、正しい判断はできませんし、無駄なエネルギーを消費します。寝ても寝ても疲れているという人は、そういうところで無意識にエネルギーをかなり消費しているかもしれません。

「今、何をするべきか?」に気づくためには、まず刺激に対して反応しないことができるようにする、という練習が有効です。

反応しないようにするための練習や技法には、いろいろなやり方がありますが、刺激に反応してぐるぐる考えてしまっていることに気づいたら、深呼吸をするなど、別のことに集中するというのがひとつの方法です。

その集中する対象が、自分を高めてくれるなにかであればより良いでしょう。なにか怪しいものや人に迷惑をかけるようなものに集中してしまうと、新たな悲劇を生みます。

じつはそういった多すぎる刺激から逃れるために、スマホを見続けてしまっているという人も多いと思います。

あまりに多すぎる刺激から逃れるために、自分がコントロールできる世界に逃げ込んでいるという感じです。それは、自分を高めてくれるでしょうか?

ヨガや坐禅や瞑想は、YouTubeなどで自己流で学ぶこともできますが、集中する対象の選び方・やり方(たとえば呼吸法など)を教わったり、集中できないときの対処法(これは個人個人で異なるので、個別指導を受けるのが良いでしょう)などを教わりたいときは、信頼できる師匠からしっかり教わったほうがより効果的に深めていくことができるかもしれません。

参考:瞑想・マインドフルネス入門

「刺激に反応しない」というのが、冷たいとか、人間らしくなくて嫌とか思う人もいるかもしれませんが、そういうことではありません。「反応しないこともできるようにする」という、コントロールされた状態をつくるということです。

うまいものを食べたら「うまい!」と感動するし、良い映画を観たら涙を流すこともできます。そのように人生を楽しんでいろいろな経験をしている自分を、客観的に観ることもできるという状態です。ただ、「うまい!もっとほしい!がまんできない!」と執着してしまったり、刺激に巻き込まれて中毒になってしまったりすると、思考や反応をコントロールできません。

たとえばSNSを見ながら、人の写真に対して「いいね!」でさっぱり終われればいいのですが、「いいね!うらやましい…!それに比べて私はダメだ…!」などといちいち反応してしまっていては、自分が何をするべきかを忘れてしまいます。

このように、ついついやってしまう身体と心の癖に気づき、要らないものから手放していくというのが、ヨガや禅の考え方です。ヨガや禅は、やることを増やすのではなく、むしろ減らしていくコツを学ぶというような道です。

ついつい反応してしまうこと、ついついやってしまう身体の癖などを手放し、世界に巻き込まれず、一歩離れて、あるいはドローン映像や三人称視点(TPS)のゲームのように斜め上から、自分と世界を眺めることもできるようになる、ということが大切です。

巻き込まれたままでいると、物事を正しく見定めることができません。もちろん物事には、どっぷり浸からないとわからないこともあります。どっぷり浸かって全身で感じたり、斜め上から観たり、世界との距離感を自在に調整できるようになると良いでしょう。

そのようにして自分と世界をありのまま観ることができるようになると、いちばん大切な「今、何をするべきか?」に気づくことができます。

もうひとつ、反応しないようにするためのテクニックとして「ラベリング」を挙げておきます。刺激に対して人は、いろいろな思考をしますが、その中でどれが要らないものなのか、どれが大事なのか、思考を分別するのがうまくなると、とても役立ちます。

そのための練習が、ラベリングです。

今考えなくても良いことが頭のなかに浮かんでしまったら、その思考(具体的なカタチをイメージしても良いでしょう)に「今は考えない」というラベルを貼って、いったんその思考をよけておきます。

今考えるべきことが浮かんできたら、「今するべきこと」のラベルを貼って、最優先でそれに取り組みます。

よくわからないものは「保留」でも良いので、「今するべきこと」以外のものはいったんよけておくということを練習します。そこでぐるぐる考えず、ササっと分別します。

慣れるとこれがとても素早くできるようになり、刺激に対して反応が一瞬起こっても、「今は考えない」として分別して片付けておくことができるようになっていきます。

参考:ヴィパッサナー瞑想とは? 〜心乱されず本質を観る〜

まず、余裕をつくる方法

いろいろな悩みについて書いていきますが、まず余裕がなければ、正しい判断はできませんし、解決へ向けて行動するエネルギーも湧いてきません。

余裕がないと、「難しいことを言われてもムリ!」となってしまって、せっかくこの記事に重要なヒントが書いてあっても、生かせないかもしれません。

まずは余裕をつくりましょう。そのために、どこでもできる方法を3つ書いておきますので、今の自分に合ったものを選んで持っておくと良いでしょう。

  • 目を閉じて1分間深呼吸する
  • みぞおちをマッサージする
  • 全身をゆらして力をぬく

目を閉じて1分間深呼吸する

日頃、目からたくさんの情報を得ているかと思います。

その中には、必要なものもありますが、不要なものもたくさんあるかもしれません。

1分間だけでも、目を閉じて、深呼吸をしてみましょう。

みぞおちをマッサージする

心と体のストレスは、みぞおちのあたりにカタマリをつくっていることが多いです。

へそから指4本の幅を上にあがったところあたりを、親指でやさしく押しながら深く息を吐きます。吸いながら指を戻して、吐きながら押します。(もし、骨にあたっているようであれば位置が上すぎです。)

息を吐くときに、たまっているストレスの黒いエネルギーが出ていくようなイメージをすると、より効果があります。

何度か行っていると、カタマリが少なくなっていくはずです。

全身をゆらして力をぬく

全身を、ゆらします。あますところなく、ゆらします。

外側だけでなく、内臓も揺らすようにイメージします。

人がみているところでは、あまり大きい動きはできないかもしれません。そのときはむしろ、とても細かく揺らすようにイメージします。肌も筋肉も骨も内臓も、気持ちよく細かく振動しているようにイメージします。

無意識に入ってしまっていた力が抜けて、それだけで悩みは消えていってしまうかもしれませんし、無駄に使われていたエネルギーを、大きな課題のために使うことができるようになります。

10代の「進路の悩み」とヨガ・マインドフルネス

進路の悩みは、私もたくさん経験してきました。

自分は何がしたいのか?何ができるのか?周りは、親は、何を求めているのか?

その正解を探すには、自分と世界を、しっかり観察することです。

偏見や思い込みを捨てて、ありのままを観察します。そうすれば、自ずとイメージが湧いてきて、そして今やるべきことが見えてきます。

もし、全て手放しても、イメージが湧いてこないのだとしたら?

それなら、なにをしても良いということです。なんでも、自分の一番好きなことをやったら良いです。

それは結局、一番やるべきことと、同じなのかもしれません。

とはいえ「偏見や思い込みを捨てる」というのが、なかなか難しい。大人になるほど、難しいかもしれません。

偏見や思い込み、これも思考の癖です。

癖に気づいて、ついついやってしまわないようにする。一気に手放すのは難しいですが、明らかにやらないほうがいいなと思うことから、少しずつ手放していけば良いのです。

癖に気づくためには、自分の思考をよく観察する瞑想から始めるのが有効です。ネガティブに考えすぎている、人の思考に左右されすぎているなど、いろいろな癖が見つかるかもしれません。

10代の「勉強の悩み」とヨガ・マインドフルネス

勉強に関する悩みを抱えている人も多いことでしょう。

集中力がないとか、なんのために勉強をするのかわからないとか、ねむいとか、いろいろな原因があるかと思います。

勉強するのはなぜでしょうか?

それは「今やるべきこと」なのか?

今の世界は、本当にいろいろな道が選べます。

いろいろな道がありすぎるために、学校教育にも限界があるでしょう。親も、子供に何をさせたらいいのか正直わからないという場合も多いかと思います。

なので、大事なのはやはり自分が「今やるべきこと」です。

この一生で、成すべきことはなにか?

それがもし実現できない妄想なのだとしたら、それを考え続けるのは「今やるべきこと」ではないかもしれません。

妄想も雑念も全て手放して、静かに待っていれば、必ず本当の自分の成すべきことが湧き出してくるはずです。

もしそのために必要な知識が何なのかわかったなら、それを全力で勉強する気持ちになるでしょう。

学校で学んでいることが、その成すべきことにとって役に立たないと思ってしまうこともあるでしょう。しかし先へ進むために、あるいは育ててくれた人たちを納得させるために、「学校を卒業する」必要があるのなら、直接は役にたたないとしても、学校の勉強は「今するべきこと」になるでしょう。

「今するべきこと」というラベルがついたものは、最優先でやらねばというエネルギーが湧いてくるはずです。

「今するべきこと」はたぶん、「用もないのにスマホをいじること」ではないような気はします。

10代の「容姿・体型の悩み」とヨガ・マインドフルネス

受験で運動していなかったり、体の成長だったり、環境の変化だったり、原因はいろいろありますが、「急に太ってしまったり体型が変わってしまったので適度な運動を始めたい…」ということでヨガやトレーニングを習いにくる10代の方もいらっしゃいます。

ただ、「体型は変えられても、顔は変えられない…あの子みたいにかわいくなりたい…」という悩みもよくあることでしょう。

まず、体型に関しては10代には急激に変化することも多く、またいろいろ原因があります。その原因に、気づく必要があります。

単に運動不足の場合もあれば、食べ物に原因がある場合もありますし、心のストレスで自律神経・ホルモンがうまく働いていないという場合もあります。

そのあたりの悩みに対しては、ヨガやアーユルヴェーダは良いヒントを与えてくれます。適度な運動も、自律神経の調整も、食生活に関しても、全体的に心身を変えていくための良い技術・知識がそろっていると思います。

ヨガのポーズは全身運動が効率的に行えるものが多いですが、シェイプアップを目的とするなら、良い有酸素運動になる「太陽礼拝」がとくに効果的です。参考:シヴァナンダヨガ太陽礼拝の効果とやり方動画・図解
ホルモンバランスを整えたり、免疫力を高めたり、アレルギーを改善したりするには自律神経の調整が鍵になります。自律神経の調整には、ヨガの片鼻呼吸法が効果的です。参考:片鼻呼吸法のやり方・効果
食生活を改善するヒントとして、アーユルヴェーダの理論が役立ちます。生まれ持った体質や、現在の状態に合わせて、どのような食べ物を摂ったら良いかを判断する良い材料になります。

参考:ヨガの選び方・食生活などの指針となる、アーユルヴェーダの「ドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)」とは

様々な情報がネットで得られますが、思い込みを捨てて、ありのまま自分を観察して、原因に気づくことが必要です。このサイトでは、あまり偏った情報にならないように気をつけながら、気づきを磨くためのヒントになりそうなコラムを公開しています(≫コラムを探す)。

さて、体型はなんとかなっても、顔や骨格はどうでしょうか。

どうしようもないと思うなら、それについてはぐるぐる考えないことです。それは「今するべきこと」ではないかもしれません。

どうにかできることなら、全力で、どうにかするために行動すれば良いのです。

このあたりは個別にお話ししたほうが良い話題ではありますが、結局のところやはり「今、何をするべきか?」にたどりつきます。それは本来、自分自身で決めることですし、他の誰かに植え付けられる思考ではありません。

なので、私がこういう相談をするときは、「こうしなさい」というよりも「あなたはどうしたいか」「それは必要なことか、そうではないのか」ということに自分で気づいてもらうのをなるべく導くようにしています。

するべきでないことを、やらないようにしていけば、するべきことは必ず湧き出してきます。

それはおそらく、「どうしようもないことをぐるぐる考えること」では、なさそうな気がします。

10代の「恋愛の悩み」とヨガ・マインドフルネス

恋愛には正解も理論もないかもしれません。一つ言えるのは、全ては貴重な経験ということです。

私たちはなぜ生まれてきたのか、という哲学にもつながるものがあるでしょう。

人は別々に生まれたから、争いもするし恋もします。別々だから、伝わらないこともあるし、うまく伝わればうれしいと思うのでしょう。別々だからこそ、いろいろな経験をします。相手の考えが全てわかってしまう世界にいたら、こんな経験はできません。

深くヨガを学ぼうと思えば、こういった哲学・宗教的なことも学べます。生き方のヒントになるような道徳的な教えもたくさんあります。

さて、そんな話は置いておいて、恋愛で悩んでいるのだから恋を成就する方法を教えてくれという人もいるかもしれません。

そこでもやはり「気づき(マインドフルネス)」が大切です。

相手ばかり観て、執着していてはいけません。自分と相手と、周りの世界を、注意深く観ます。

すると、自ずと「今、何をするべきか?」がみえてきます。

何をしたら、恋が成就するか?

自分をしっかり観てみれば、足りないものや過剰なものが見つかるかもしれません。

あるいは、どう考えても成就しないか?

どうしようもないことは、ぐるぐる考えない…

やるべきことには、集中してエネルギーを注ぐ…

じつは無意識的に、ぐるぐる考えて留まっていることが好き、という人も多いですね。

こういった癖にも自分で気づいて、留まっていたい(現状を変えず、恋し続けていたい)なら留まっていれば良いし、現状を変えたいなら執着せず勇気を出して一歩を踏み出せば良いと思います。

告白しろ!とか、諦めろ!ということではなく、やるべきことに気づいて、やりましょう。

気づいた上で、コントロールして、いろいろな経験を楽しみましょう。

ここでもまずやるべきことは、「今するべきこと」以外をしないようにすることです。

エネルギーの浪費を防ぎ、自分と相手と周りの世界を観察することにエネルギーを集中しましょう。

つづき:10代の悩みに、ヨガ・マインドフルネスが効果的【2】

参考記事

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

高橋陽介

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