「◯◯は悪である」といった情報を、まことしやかに人に伝えたり、人から聞いたりすることが、日常的にそれなりの頻度であるかと思います。
では、なにがどう悪いのか?
つきつめていくと、結局「みんなが言ってるから」「本で読んだから」「ツイッターで話題になってたから」といった曖昧・断片的な情報に基づいていることがほとんどです。
なにかを批判するなら、確たる信念のもとに、責任を持って行うと良いでしょう。
批判される側にも、命をかけている人がいるかもしれません。
批判するということは、その人への攻撃になります。命を守ろうと、必死に抵抗するでしょう。それが結局のところ、戦争の原因ともなります。
科学的につきつめるのは自分の責任ではない、などと言う人は、科学者を全面的に信頼しているということでしょうか。
科学が全てを説明できるのなら、こんな世の中になっているでしょうか。
では今、科学を批判するとします。
科学は、自然現象の「ある一面」を明快に説明してくれます。
しかし、そこに当てはまらないものを例外として排除します。つまり、全てを説明できていないということを、自ら表しています。
なので、全ての判断を科学に委ねるというのは、明らかにオカシイことになります。