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研究の軌跡_20231018_2 筋肉を縮めたときに痛い原因

可動域を越えて筋肉を「伸ばす」ときに、軽い痛みを感じるのは、ある程度であれば正常なことで、いわゆるストレッチはそのようなことを繰り返して、少しずつ可動域を広げていく。(とはいえ多くの場合、体がかたい原因は、筋肉自体よりも意識・体の使い方や、重心・中心の取り方、呼吸、メンタル的な緊張などにある)

もちろん可動域を越えすぎると、筋繊維が大きく切れてしまって「痛めてしまう」、あるいは「怪我」になってしまい、回復に時間がかかってしまう。

しかし、筋肉を「縮める」ときにも痛みを感じることがある。

その場合は、「怪我をしている」「痛めている」こともあるし、「凝っている」「緊張している」という場合もある。

「凝っている」「緊張している」という状態が続いた筋肉には、「トリガーポイント」ができてしまう。

悪い姿勢のために常に負担がかかっている頭や首肩まわりや背中などには、多くの人がトリガーポイントをかかえている。

トリガーポイントは、そのように動かしたり、あるいは押してみないと気づかないことも多い。

また、別の場所に「関連痛」を引き起こすこともある。その場合、痛い場所に湿布を貼ったりしても治らない。トリガーポイントへの対処が必要になる。

トリガーポイントは、押すとすごーく痛い。そして固い。

でも自然に消えることは少ないので、少し我慢してぐりぐりとディープストロークマッサージや鍼などで治療すると、あとはすっきりする。

参考:セルフケアにも活用できる、ヒーリングや整体の「手技」の種類

しかし、原因を改善しなければ、またトリガーポイントはできてしまう。姿勢と呼吸を整えるのが大きな鍵となるだろう。

参考:機能解剖学事典・動きに関わる筋肉一覧

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