インドでのクラスでは最初と最後に必ずシュローカを歌い、夕食後のクラスではバジャンをみんなで歌っていました。
歌う言葉、サンスクリット語にはとてもパワーがあり、正確にその力を引き出すための発音も練習しました。
言葉の意味としては、簡単に言うと、「スゴい神様たちはこんな姿をしててこんな力があるんですね。あなた方を全力で讃えます。」といったものが多い印象でした。
正確に唱えることで、言葉の響きが心身に良い影響を与えてくれる感覚があります(それを神様から力を授かっていると感じるか、はひとまずそれぞれの感覚で良いと思います。深く考えず、着実に行うことが重要)。
バジャンのクラスでは陽気な哲学の先生がタンバリン(カンジーラ)を叩きながら歌ったあと、なぜか我々がそれぞれ自国の歌を歌わされます(笑
偶然ウクレレを持ってきている方がいたので、お借りして、その場でざーっとコードを習って練習して、何日も歌いました。
印象的だったのは、アーサナクラスを教えてくださったメインティーチャーの方は普段とても寡黙な方なのですが、インドのミュージシャンを招いて数回演奏会があったときもすごく楽しみながら聴いていたり、卒業セレモニーのときなどはご自分でカンジーラを叩きながら歌ってくれたことです。
この人、普段寡黙なのにこんなに歌うんか!と驚きました。
村の家々からもシュローカなどを歌っているのが聞こえてきたり、アーサナなどよりも、歌う習慣は生活に溶け込んでいる印象がありました。
言葉自体にも力があり、呼吸法としても、自己表現の方法としても、歌うことは良い習慣であると思います。
せまい日本では、あまり大声で歌うとご近所トラブルになってしまいますが、毎日好きな歌を歌ってみてはいかがでしょうか。
参考:インドでのヨガ生活まとめ