菜の花がようやく咲きそうですね。
秋に種を植えたのですが、葉っぱが虫さんたちの大好物のようで、2回全滅させられました…。
まっすぐにのびる細くて強い茎の上にたくさんの花、
このバランス感覚、見習いたいものです。
自然のバランス
重力に対するバランス
自然の中の木々や草花は、重力の中で巧みに構造を組み立てて、伸びるべき方向へ伸びていきます。
周りの環境と自分の形を正確に感じ取るセンサーが、常に働いているのでしょう。

エネルギーバランス
切られて死んだように見える切り株にも、また新たな芽が生えることがあります。
エネルギーが蓄えられるまでは、しばらく死んだように待っているのかもしれません。しかしエネルギーが十分満ちて、環境が整ったら、意を決して芽を生やすのでしょう。

ヨガの立位バランスポーズ
ヨガには、基本の立位バランスポーズとして「木のポーズ(ヴリクシャーサナ)」があります。
片足でしばらく立つという、非日常的な動きではあるため、苦手な人も多いかもしれません。
木の気持ちになりきってみると、しっかり安定して立つためには、周りの環境と自分の全身を正確に、「常に」感じ取りながら、形をつくっていく必要があることがわかります。
自分の体だけ、ましてや体の一部だけ、そして途切れ途切れに意識しているようでは、木になりきることは難しいでしょう。
ヴリクシャーサナ(木のポーズ・立ち木のポーズ)の効果とやり方・動画・図解
ヨガのアームバランスポーズ
ヨガには、手で地面に立つ、アームバランスポーズも数多くあります。
基本のアームバランスポーズは「カラスのポーズ(カカーサナ)」ですが、これもなかなか難しいと感じる人も多いでしょう。
鳥は2本の細い足で、見事なバランスで立っていますね。鳥の体と人間の体は、だいぶ異なる構造をしてはいますが、同じ重力の中で立っています。
鳥の立っている様子をよく観察してみると、細いけれど大きく開いた足と、まっすぐ伸びて揃っている脚で造作もなく立っていて、胴体より上はただ乗っているだけのように見えます。
しかも電線や高い木の上などにもバランス良く立っています。万一落ちたとしても飛べるので、怖さのような雑念はないのでしょう。
広い土台とまっすぐな脚、力まずに乗っている胴体、雑念がないこと。そのあたりにアームバランスポーズのヒントがあるように思えます。




