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研究の軌跡_20230803 集中対象の「形状」

瞑想を効果的に始めて深めていくために、集中対象を、形状別に考えてみる。

個々人の今の状態によって、正しい対象を選んだ方が、瞑想は深めやすい。今の霊的レベルに合わないような高度な対象を選んでも、うまくいかないことが多い。それどころか、高度なものを否定してしまうことも多いかもしれない。

3次元空間内で、一番単純なのは「点」であろう。

チャクラは「点」を中心に存在するが、「渦」であり、かつ多次元的な渦なので、その「点」から無限のエネルギーが流出入する。4次元ポケットのように。

点を意識するのは比較的簡単であるが、体内の点となると難しいと感じる人もいる。

骨盤底のムーラーダーラチャクラや、頭の真ん中のアージュニャーチャクラなど、チャクラ行法の初歩となる重要なチャクラですら、イメージしにくいという人も多い。

たとえば指先や眉間に集中するとかは比較的簡単である。そのように、体外や体表の点のほうが、集中の練習の手始めとしてはやりやすいかもしれない。

点がイメージできて、そこへエネルギーの光が流出入しているのをイメージできてきたら、チャクラの活性化(エネルギーが流出入している状態)に使えるようになる。その点を、体内外の適切な場所にイメージできるようにしていく。

次に「線」、そしてそこに「流れ」を追加することもできる。ナディや経絡といったものがこれにあたる。

そして「領域」、これも「流れ」や「濃度」「圧」などを加えることもできる。オーラなどはこれにあたるかもしれない。

その先となると、「全体」、そして「無限」、「無」などになっていく。

さて、初級の瞑想によく使われる対象である「呼吸」は、じつはこれらのことを考えると、意外と難しい対象なのかもしれない。

呼吸には、お腹や胸の空間をコントロールする「領域」の意識が大切であり、また「流れ」「濃度」「圧」など4次元的な概念も加わってくる。

呼吸を極める余地は、とても広く深い。そして呼吸を極めるメリットもまた広く深い。

呼吸を難しいと感じるなら、もっと簡単な、指先や眉間といったわかりやすい「点」に集中するなどの瞑想法から始めてみるのも良いかもしれない。

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