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研究の軌跡_20231214 「自暴自棄」といった表現の持つポジティブな力

正確な定義はネガティブな言葉だとしても、その瞬間に適切なエネルギーを与えてくれるなら、それもまた有効なセルフケアかもしれない。

「自暴自棄」という言葉は、失望などを理由に、やけっぱちになって先を考えない行動をすること、といった意味で使われる、一般にはネガティブな言葉である。

しかし「やけっぱち」「先を考えない」という側面を見れば、それはとてもエネルギーに満ち溢れているようにも取れる。

それはコントロールの難しい膨大なエネルギーが不意に湧き上がっているようにも感じられる。

そのあたりは、火事場の馬鹿力、クンダリニーなどにも似たものを感じる。

そういった力は、意志の力を磨くことによってコントロール可能なのだと思う。

なにもできずに閉じこもっているよりも、はるかに良いのかもしれない。

非暴力、誠実、といった聞こえの良いヨーガの言葉がいまいち響かない人には、そういった少し過激な、別の表現が響くのかもしれない。

先を考えない、やけくそ、いいじゃないか。

予想外の何かが、起こるかもしれない。

結果に執着せず、楽しめばいい。

ただ、あまり人に迷惑はかけないようにしたほうがいいかもしれない。迷惑をかければ、必ず別の形で報いが巡ってくる。

さらに深掘りすれば、「自棄」ということは、「エゴを捨てる」ということにも近いものがある。屁理屈かもしれないが。

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