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研究の軌跡_20240712 偏りの根源

「姿勢が悪い」といった、「物質的な次元で感じられる偏り」の原因は、別の次元にあるように感じられる。

なぜ姿勢が崩れるのか。たとえば前方のものを見ようとしたり感じ取ろうとしたときに偏る。

あるいは手でなにか取ろうとしたり作業したりしようとするときにも偏る。

ずっと前方のディスプレイを見続けていたり、ずっとスマホを触り続けていれば、姿勢の崩れが慢性化することになる。

 

慢性化した偏りは、様々な不調の元になる。

感覚を向けると動くような「感覚体」があるとしたら、感覚体の偏りがいずれ肉体の偏りにつながる。

微細な次元の話をするならば、感覚体以外にもいくつの次元がありそうである。

思考の偏り、生気の偏り、カルマの偏り、いろいろな偏りが、物質的な肉体の偏りに結実する。

姿勢をなおしたいならば、その根源となる偏りを整える必要がある。

 

物質的な肉体をマッサージすることは、意味がないと言われることもあるが、一瞬整った状態が垣間見えるため重要なきっかけとなることもある。高次元や低次元といった言い方をすることもあるが、肉体が低次元だから「重要でない」ということではない。

下なるものは上なるもののごとく、上なるものは下なるもののごとし。

どこからでも崩れ、どこからでも整う。

 

どうしようもないこともあるかもしれない。プラーラブダ・カルマによって生じる偏りはどうしようもないというのがヨーガの考え方である。しかしそれも、もしかしたらイメージ次第かもしれない。

イメージを整える。雑念がそれを邪魔をする。雑念、思い込み、煩悩などと呼ばれるものを手放していく。

 

煩悩を手放すためには、特定の振動が有効な場合がある。よき想念、よき音、よき言葉を用いる。

そのための言葉がいくつか思い浮かんだことがあり、セルフケア論のページにも書いてある。

例に挙げた「感覚体」の偏りを整えるためには、たとえば「無執着」

執着していれば、慢性的な偏りにつながる。とてもわかりやすいが、なかなか執着を捨てられない人も多いことであろう。

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