意識の偏りが、肉体をかためている。
筋肉は本来、柔軟に動くことができる物質である。
今この瞬間に死んだ(意識がなくなった)としたら、べちゃっと身体は柔らかく崩れ落ちる。
固めてしまっているのは意識であり、意識をコントロールせずに肉体だけほぐしていてもなかなか変革にはつながらない。
火事場の馬鹿力や、催眠状態などの変性意識状態になると、筋肉は「思ってもみなかったような働き」をする。
この「思ってもみなかった」機能が、人間にはまだまだたくさん眠っている。
「思ってみる」のは顕在意識であり、顕在意識が思いつくような身体の使い方は、とても限定的である。
プラーナーヤーマなどを活用すると、抗いがたいほどの力で身体が変化しようとするのを実感する。
わかったつもりにならず、謙虚に、感謝し、真剣に探求するべし。