ヨガのクラスでは体を動かし始める前にほぼ必ず、呼吸を観察したり、呼吸法をいくつか練習したりする時間があります。
アシュタンガヨガなどヴィンヤサヨガのクラスでは、ウジャイ呼吸を練習してから動き出しますが、動きに慣れるまでは、なかなか呼吸に意識を向けることは難しいかと思います。
本当は、呼吸が体と心を導くようにするのが良いのです。
呼吸は、いま自分がどんな状態かを観察するのための大事な指標でもあり、自分を変えていくための道具でもあります。
整体やマッサージで体が一時的に軽くなっても、呼吸の癖が変わらなければまたすぐに体と心は戻ってしまいます。
では、呼吸を意識してもらうにはどうしたらいいか?
ということで、自作のBGMを使って呼吸を深めてもらう試みをしています。
この動画のBGMは、5秒で吸って5秒で吐くペースに合わせて、控えめなリズムを刻んでいます。
ヴィンヤサヨガは次のポーズへ移るときの動きを呼吸にあわせて行いますが、慣れている方でもその呼吸が浅くなりがちです。10秒間かけてしっかり深く呼吸することで、速く行うよりもむしろ体を深く使うことができ、良い汗もでてきます。
ウジャイ呼吸など呼吸法はクラスで解説していますが、まずは比較的簡単な胸式呼吸からでも構いません。
しっかりお腹を細く長く、強くて長くてしなやかな背骨を保ちながら、肋骨を柔軟に使って呼吸して動いてみてください。
各アーサナの順番は下記の記事で解説しています。
≫アシュタンガヨガ太陽礼拝Aのアーサナ順番(サンスクリット語カウント付き)
太陽礼拝には、いろいろな種類があります。
1呼吸ずつダイナミックに動く、シヴァナンダヨーガの太陽礼拝も体験してみてください。
≫シヴァナンダヨーガの太陽礼拝