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研究の軌跡_20230322 矛盾する意志

「やせたい、けど食べたい」という人が多い。

矛盾するような意志が渦巻く。

しかしそれらは矛盾しているわけではなく、共存している。

より強い意志が、具現化する。

最も強く、無意識的に働いている意志が、「今のままで良い」という意志である。

それが肉体においてはホメオスタシス(恒常性維持反応)として具現化する。

しかしそれは、「常に変化するべし」という自然の流れには反している。

そのために人はしばしば苦しむ。

そこから脱するには、「今のままで良い」という意志よりも、「変化を楽しむ」「自然に委ねる」といった自然に適った意志を強くする必要がある。

肉体の全原子が、霧散しても構わない。

一片の執着も無い。

一瞬たりとも、「留まりたい」と思わない。

肉体や、私のものであると錯覚していた全てが、霧のように、自然の中へ溶けてゆくイメージをする。

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