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研究の軌跡_20230916 試行錯誤の末、「何もしない」ことを悟る

何かをしようとすれば、偏りが生まれる。

偏りがなくては歩くこともできない。偏りは悪ではない。

ただ、物質世界で何かしようとし続ければ、偏りは生じ続ける。偏りが慢性化すれば、病気になる。

偏りをなくそうとして、瞑想をすることが流行っている。

しかし「瞑想しよう」とすれば、新たな偏りを生み出し続けるだけである。

「何もしようとしない」「100%委ねる」といったことは、言葉ではわかっていても難しいかもしれない。

いきなりそこに到達するのは難しいかもしれないが、そのために試行錯誤をする。

試行錯誤を繰り返した末に、試行錯誤をしないほうが良かったのだと悟る。

一見無駄のように見えるが、通らねばならない道、かもしれない。

良い姿勢をとるには、良い姿勢をとろうとしない。

全ての力みをなくしても、良い姿勢でいられるようにする。

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