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研究の軌跡_20230521 「股関節のゼロポジション」を活用した坐法

肩関節のゼロポジションは、野球のおかげで有名になってきたが、股関節のゼロポジションもあるようだ。

股関節が45〜60°屈曲、30〜45°外転、さらに下腿と背骨が並行になっていると良いという説が見つかった。これはバレーボールでレシーブのために構えている時の姿勢として紹介されている。

また、股関節の角度が110°(70°屈曲)がゼロポジションであるという説もある。

いずれにしても、90°はゼロポジションではないようで、椅子座のように90°屈曲・0°外転のときは、維持のために力がかかっているようだ。

通常のあぐらの場合も、90°屈曲あるいは膝が上がっているならそれ以上の屈曲となる。外転は、あまり開きすぎず45°くらいになるように膝の位置を調整すれば良さそうである。

下腿と背骨を並行にするのは、座っているときは無理であるが、座物の上に座るのは屈曲を調整するのにとても有効なようである。

股関節をゼロポイントに保てるベストな坐法は、座物の上に、少し膝を開いてバドラーサナと割座の中間のような形で坐るのが良いかもしれない。難度もそれほど高くなく、左右対称になる。ただし骨盤を立てるのは少し難しく、練習が必要かもしれない。

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