過去の大きな怪我といえば、3歳のときに後頭部を打って数針縫ったこと、膝をぶつけて皿にヒビが入ったこと、バイクでコケて右腕を打撲やらひねったやらで結構なダメージを負ったことなどがある。
じつは3歳の頭の怪我が、表面的には治ったようにみえていたが、その後の身体の癖に大きな影響があったようだ。
その他の怪我も、少なからず影響を残している。大きな怪我は、するべくしてする。気づきが働いていれば、そもそも事故にもあいにくくなる。適度な柔軟性と強さがあれば、たとえ避けられない事故にあったとしても大怪我は避けられることがある。
しかし怪我もまた経験である。怪我したからこそわかることもあるし、人に伝えられることもある。
ヨガを始めてからはしばらく大きな怪我をすることはなかったが、アシュタンガヨガの練習中に右手首を怪我してしまった。しかも、一発目の太陽礼拝のジャンプのときである。
骨折まではいかなかったが、この怪我は結構後まで癖が残ることになった。
原因は、一発目で張り切りすぎたということだろう。アシュタンガヨガのクラスは、結構デキる人たちがいるので、雰囲気に飲まれて張り切りすぎてしまうことがある。慢心も禁物。
なので私はいまアシュタンガベーシックのクラスでは準備運動を入れていたり(通常アシュタンガヨガは準備運動が入らない)、一発目から深くやりすぎないようにというのは必ず言っている。
久しぶりに整骨院に何度か通ったが、どうも違和感と痛みが続く。
一般的な外科に行ったとしたら、ギブスやサポーターで固められていたかもしれない。ためしにサポーターは買ってつけてみたが、どうも真逆なことをしている気がした。
どうやらある程度つなぐべきものはつながったなら、安静にしているより、動かす必要があるらしい。これがリハビリというやつか。
このときの動きは、操体法の考え方がとても役に立った。痛みを避けて、楽な方向へ動かすべし。それによって歪みがなおっていく。その他いろいろと身につけてきた知識を応用して、自分なりになおしていった。
しかし、手首はなおっていったが、腕や肩など他の場所に違和感が出てきた。やはり身体はなにかによってつながっている。筋膜によるネットワークもあれば、微細身によるネットワークもあるのだろう。
そして、物理的にいろいろ動かしてみても、なくならない違和感がある。なにか流れがオカシクなっているように感じられた。この違和感をなくしていくため、さらに詳しく解剖学とともに「気」についても調べていくことにした。
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