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スタジオに通い始めて、ヨガとピラティスを本格的に始める

狭いスペースになんとかヨガマットを敷いて、DVDを参考にしてヨガを続けていたが、ここで佃の家へ引っ越すことにした。

家をスタジオにしてヨガを教え始めようなどとはまだ思っていなくて、自分の練習をのびのびやりたいから、あとは空が広いところへ住みたいから、といった理由での引っ越しだった。

さて佃近辺で、ジムやプールを探さねばならない。どこに通おうか。

ヨガをすることが増えてきたとはいえ、ピラティスと水泳は続けていきたいと思っていた。

プールは近くに区民スポーツセンターがあるので、そこでOK。

ジムでの筋トレやランニングは、この時点でほとんど要らないと思うようになっていた。必要な筋肉は、ピラティスやヨガで十分につけられる実感があった。

そろそろヨガを本格的に教わってみようかと思いはじめていたので、「ピラティスとヨガを両方やっているスタジオ」を探して、通い始めてみた。

そこで初めてしっかりしたレッスンを受けることになった。ピラティスもヨガも、独学でやっているのとはかなり感覚がちがって、体の大部分が筋肉痛にもなったりして、変化が実感できた。とくにヨガをやったあとは、体を楽に動かせる感覚が数日間続いた。

これだけ体全体が筋肉痛になるなら、ヨガは全身運動なんだなぁ→いままで全身運動として行っていた水泳も必要ないのでは?と思うようになり、プールに行く頻度が減って、ヨガのレッスンに行く頻度が増えた。

いろいろな先生のレッスンを受けてみたが、それぞれに個性があって楽しかった。フロー系とリラックス系のクラスを主に受けていた。

この時点ではまだ、アシュタンガヨガやシヴァナンダヨガといったものは全くやっていなかった。なんだかレベルの高そうなクラスもあるなぁという感じで眺めていた。

ピラティスも、独学ではなくしっかり教わると、効いている場所がかなり異なってきて、気づきが多かった。しかしもっと本格的にピラティスを知るのは少し後のことになる。

ピラティスに関しては、ヨガに比べてネット上の情報が少なかったこともあり、本を買ってみることにした。

「ピラーティスアナトミィ」ラエル・イサコウィッツ (著), カレン・クリッピンジャー (著), 中村 尚人 (監訳), 東出 顕子 (翻訳)

「本格的なピラティスの本」を買ったのはこれが初めてだった。この本はとても詳しく書かれていて、今でもたびたび見直している。

ただ、ピラティスも素人で解剖学の知識もほとんど無かった当時としては、難しすぎたのでしばらく読まずに放置されることになった。

この時点では「本格的なヨガの本」はまだ買っていない。依然としてここまではピラティスへの興味が先行していたが、この後あたりからヨガへの興味が先行することになる。

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