「食べるべきものの割合は、歯の種類の割合が表している」という考え方をご紹介します。
根拠に乏しいという反論もありますが、考え方としては参考にしても良いかもしれません。
また、「なぜ人間の身体はこのように創られたのか?」→「身体に合わせた最適な生活とは?」ということを考えてみるキッカケにもなると思います。
人間の歯の種類と、考えられる役割
人間の歯の数は、標準で28本(親知らずを入れたら32本)。
その割合は、
- 門歯(前歯) 8本
- 犬歯 4本
- 臼歯 16本(親知らずを入れたら20本)
これらはそれぞれ、
- 門歯:野菜を切断するのに適した歯
- 犬歯:魚や肉を噛み切るのに適した歯
- 臼歯:穀物や固い果物をすりつぶすのに適した歯
と考えるとすると、食べるべきものの割合としては、
野菜:肉:穀物や固い果物 = 2:1:4(親知らずを入れたら2:1:5)
と考えることができます。
反論と、捉え方
これに対する反論もいくつかあります。
- 犬歯は実際、肉を食べるときにはあまり使わない?ライオンなども、獲物を襲う時には使うけれど、食べるときには主に臼歯ですりつぶしている。
- 人間も昔は狩猟民族で、農耕民族になってからは肉を食べる量が減ったので、身体の性質や歯の大きさ・種類が変わったのでは?
これらももっともな考え方です。
ただ、3種類の歯を一定の割合で持っているということには、必ず意味はあると思います。
「いろいろなものを食べられる選択肢が与えられている」とだけ捉えておくのがよいかもしれません。
「いろいろ試してみましょう」ということですね。