夫の性格や健康状態について、愚痴ばかり言っている人がいました。
その人に建設的なアドバイスをしても、なかなか響きません。
愚痴を言っている自分自身に、執着しているのかもしれません。
「私はいろいろ考えてきたのだから、そんな簡単に解決するわけがない」などという思い込みと変なプライドがあるのかもしれません。
悩んできたことを他人にしゃべって誇り、夫の悪評を撒き散らして、共感と称賛を求めている。具体的なアドバイスなど出しても、がんばって悩んできたのを否定することになるので、受け付けない。
そのまま一生愚痴を言いながら生きていくんですか?
もし、変わりたいのなら。
ヒントを書いておきます。
100%敵意を向けず、100%誠実に伝える。
我慢するのが美徳?本当にそうなら、100%迷わず、我慢すればいいでしょう。
そのままでは、ストレスのせいで、あなたもいつか病気になるかもしれません。
それは相手にとっても望ましいことではないでしょう。
どうしたら、お互いに幸せに生きられるか?
自分はどうなりたいのか、相手にはどうなってほしいのか。
誠実に、話してみるのはどうでしょうか。
しかし思考の癖、行動の癖は、なかなか手強くて変えることは難しいかもしれません。
誠実に話した上で、変えられないのなら、きっぱりあきらめて、今までのやり方に執着せず、何かを変えてみましょう。
台風や地震を止めるのは難しく、秋には枯れ葉が落ちる、人間も自然の一部です。
そのやり方では、自然の流れは変えられなかった、と理解するのも、ひとつの大切な経験です。
愚痴っていても、自分の評価と幸福度を下げるだけです。
いろいろ試して、経験するほうが前へ進めます。
違和感があるなら、放っておかずに、人任せにせずに、何かを変えることを試しましょう。
このヒントが響いたようで、そのご夫婦はお互いに誠実に話すようになり、健康の課題は認識しつつも、お互いやれることをやって、愚痴を他人にもらすことなく、幸せに暮らせるようになりました。
何事にも執着せず、幸せに生きてください。