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自分がどっちを向いているのか、どっちへ行きたいのか 〜仙骨の向きを整える〜

自分がどっちを向いているのか、どっちへ行きたいのか 〜仙骨の向きを整える〜

ほとんどの人の骨盤は、まっすぐ前を向いていない状態

進む道を示す重要な「仙骨」

これから進む道を決めようとしている人、あるいは今自分がどっちへ進んでいるのかわからなくなっている人は、仙骨への意識を強めてみましょう。

日頃の座り癖や立ち癖によって体幹の筋肉のバランスが崩れ、ほとんどの人の骨盤は、まっすぐ前を向いていない状態(鼻先の正面・胸の正面・骨盤の正面がそろっていない状態)になっています。

特に「仙骨」の向きは、自分が進む方向を定める上で、とても重要です。

仙骨は、背骨の一番下と骨盤の後ろ側をつなぐ骨です。体の真ん中にあり、上半身全体を支える重要な場所です。

下についている尾骨(尾てい骨)と一緒に動くので、これらをくっつけた大きな逆三角形のイメージで捉えます。

この大きな逆三角形の真ん中から、垂直にまっすぐな光線が前方を照らしているイメージをします。

この光が曲がっていると、

  • 自分がどこへ行こうとしているのかわからない
  • 自分が進みたくない方向に進まされている気がしてストレスがたまる
  • やる気が出ない、なにか始めてもやり通せない

というように、心に影響していきます。

体と心はひとつ。互いに影響し合います。

まずは自分の骨盤を知る

とはいえいきなり「仙骨」というなじみのない、しかも後ろ側にあって見ることができない骨に意識を向けるのは難しいので、まずは「骨盤」の向きに意識を向けてみましょう。

骨盤は、見たり触ったりできるので、まず現状を把握することは難しくありません。

ウエストのライン上で前に出ている2つの突起と、恥骨を結んだ三角形を使って、骨盤の向きを知り、整えます。

≫ピラティスのニュートラルポジション

左右・前後・上下、様々なズレが見つかるかもしれません。立った状態と座った状態で、たまにチェックしてみると良いと思います。

「自分はこんな歪んだ骨盤で立っていたのか!」と気づくこともあるかもしれませんが、「いやだなぁ」と思わないようにしましょう。
ありのままを観察して、ジャッジしない。マインドフルネス。

骨盤と仙骨は微妙〜に別々に動く

じつは骨盤と仙骨は、仙腸関節という微妙〜な動きをする関節でつながっているため、連動し合いながら別々の動きをします。

微妙というのは数ミリ・数度ぐらいの動きなのですが、体幹の数ミリの動きが末端に与える影響はとても大きいのです。

このあたりの話は複雑で、言葉で説明すると真逆に捉えられかねないので…レッスンで解説します。

まずは骨盤の向きを整えるということから始めてみれば、仙骨もそれに伴って前を向いていくので、十分な効果が現れてきます。

自分の力で体幹を整える

整体や整骨院などで骨の配置(アラインメント)を一時的に直してもらうことはできますが、体の使い方の癖が直っていないと筋肉のバランスは直らず、また骨のバランスは崩れていきます。

癖に気づいて直し、根本的に崩れにくい体と心を作るには、ヨガやピラティスのような体幹の使い方を変える動きが有効です。

普段意識を向けたことのない部位の筋肉を使うのは難しいことですが、ヨガやピラティスは、徐々に全身に意識を向けるキッカケがつかめるようにできています。

骨盤周りの筋肉のバランスを整えるには、ピラティスのエクササイズが特に有効です。

ピラティスの基本姿勢であるニュートラルポジションでは、まず骨盤の向きを整えます。
色々な動きを行っていく中でも特に骨盤への意識は強く、正確に整えながら体幹を動かしていきます。

≫クリスクロス

ヨガでも全てのポーズで骨盤の向きは意識されます。たとえばヴィラバドラーサナⅡで、体幹の筋肉が弱いと腰が反って骨盤が前に倒れやすいのですが、股関節を外回しして正しい位置にキープすることで骨盤を立てる筋肉を強化することができます。

≫ヴィラバドラーサナⅡ(ウォーリアⅡ・戦士のポーズⅡ)

方法にこだわる必要はありません。ヨガ・ピラティス以外のメソッドもたーくさんありますので、いろいろ試してみてください。私もアレクサンダーテクニークやフランクリンメソッドといったたくさんの方法の良いところを紹介するようにしています。

なるべく早い段階で「仙骨への意識」を培っていくことで、強い意志で人生を切り開いていく力になっていくと思います。

中高生、大学生の方もぜひ参考にしてみてください。

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

高橋陽介

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