帰ってきてから友達に会うと「顔がしゅっとした」とよく言っていただいてますが、見た目だけじゃなく、体がどう変わったを書いてみたいと思います。基本的に客観的に、ヒトゴトのように書きます。
誰にでもあてはまる効果ではないかもしれませんが、参考程度にお読みください。
少しでもヒントになるものを感じ取っていただければ幸いです。
どんなスケジュールで生活をしていたかは、以前の記事を参考にしてくださいませ。
≫インドでのヨガ生活まとめ
※この記事は、少しヨガをやっている方向けに専門用語も交えて書きますが、ご興味があればぜひご質問ください。
体重・体脂肪など
帰ってきてすぐに測ってみたところ、以前お伝えしたとおり
体重-3kg・体脂肪率-3%・体年齢-4歳(オムロン式)
といった数値で、その後何度か測ってみて少しブレはあるものの、体脂肪率が大きく減っているのがスゴいなと思いました。
見た目ムキムキになっているわけではないので、脂肪が減ってインナーマッスルが強化されたのかと思います。ヨガは正しくやっていればムキムキにはなりませんね。
筋肉のつきかた
練習していたヨガはシヴァナンダヨーガをベースにしたもので、運動としての特徴は、
- 太陽礼拝がダイナミック
- 各ポーズのキープ時間が長い
- 逆立ち系アーサナが多い
- 後屈系アーサナが多い
- アームバランス系アーサナが多い
- 立位アーサナが少ない
- ポーズごとにリラックスが1〜2分入る
といったことが挙げられると思います。
太陽礼拝は、アシュタンガのようにダウンドッグで5呼吸おいたりせず、1呼吸ごとにポーズを移行していきます。先生のさじ加減ですごいスピードアップしたりします。12ラウンド(左右合わせて24回し)ほど行うので、ちょうどいい有酸素運動になっていたようです。歩いたり走ったりヨガ以外の運動をせずに脂肪が落ちていたのはこれが大きいかなと思います。
太陽礼拝後のアーサナは基本的にキープ時間が長く、5分間頭立ちをしたり、その後にさそりのポーズへ移行したり、後半にもアームバランスのポーズが多くて、体幹と肩周りのインナーマッスルはかなり使っていました。
その反面、立位のポーズが少なく、変形トリコーナアーサナなどを最後のほうに1〜3ポーズ入れるだけなので、脚の筋肉はだいぶ落ちてしまった感じはします。
日本では1日に1時間くらいは歩くようにしていましたが、インドでは基本的に村のなかで生活していたこともあり、脚はだいぶ細くなってしまいましたね(そのせいか、ガルバピンダアーサナも比較的腕がスルっと通るようになりましたが)。
帰ってきてからは、立位のポーズを多めに練習して下半身中心に鍛えなおしています。
体の感覚の変化
要因はいろいろ考えられますが、ざっくり表現すると「体の透明感が増した」という感じです(透明人間に近づいたワケではありません)。
単に「柔軟性が増した」というだけでなく、「こういうふうに動かしたい」と思った時に、体のなかでよくつっかえていた部分が通りやすくなったような感じです。
体の中で濁っていたり偏っていたりした部分があったのが、均一に透明になってきたような感じとでも言いましょうか。
とはいえ、体の癖などが勝手に直るわけではなく、やはり癖は自分で見つけて直していく必要があります。癖をそのままにして自己流で練習していると、偏りは大きくなっていきますので、しっかりアジャストしてもらう機会は必要ですね。
「癖を見つけて直そうとしたら、体が素直に正しい方向へ変わりやすくなった」。これはとても大きなプラスになっています。
要因としては、ベジタリアン食、シヴァナンダヨーガ、瞑想、プラーナヤーマ、浄化法、たくさん唱えていたマントラでパワーをもらった?…などいろいろ考えられます。どれが一番鍵となったのか、内観しながら研究中です。
食べ物の好みなど
ベジタリアン食はとてもおいしいし、よく言われているように「肉を食わないと疲れやすくなる!」といったことも自分としては感じませんでした。
ただ、正直日本の食事や中華料理などが何度も頭に浮かんできたので(笑)、我慢せず食べたいものを食べるのがいいのだろうと思います。日本にいたころからある程度規則にのっとって食事していたので、帰ってきたあとも特に前と変えていません。
お酒やコーヒーもインドでは全く飲んでいませんでした。お酒に関しては、おそるおそる久しぶりに飲んでみたら、やたら眠くなりました。少量飲む分にはよさそうです。コーヒーは、帰ってきてからは少し減らすようにしています。
2週間ほど経った今の状態と今後
食欲がものすごくあって、たくさん食べていたら体脂肪率は1〜2%戻りました。気温がいきなり低くなったので、少しは脂肪をつけろ!と体が言っていたのかもしれませんね…。そういえばRYT200のときの先生も、季節によって太ったり痩せたりするのが自然と仰っていたような。
インドに行く前はできなかったポーズがあっさりできるようになっていたり、体が軽くなったのでジャンプスルーが前よりもヒョイヒョイできるようになったり、でも脚の筋肉が落ちているので立位バランス系のポーズがつらくなっていたり、いろいろな変化を楽しんでいます。
インドで毎朝飲んでいたジンジャーレモンティーはとても温まるので、材料を買って試作を重ねて作れるようになり、今も毎朝飲んでいます。
ベジタリアン食に移行していく予定はいまのところありませんが、いつかまたやってみるかもしれません。
どんなものを食べたり飲んだりしていたかなどは、サットサンガなどをやって共有していきたいですね。
結果に執着しないこと
いろいろとヒトゴトのように書いてきましたが、生活していた家やヨガホールには大きな鏡があるわけでもなく、体重計があるわけでもなく、ほとんど自分の姿を見たり計測したりもせず、ただただ日々に集中して過ごしていた結果、こうなったという感じです。
ヨガでは基本的に体と心は「乗り物と手綱」のように捉えます。それは「自分の本体」ではないので、大切に扱いはしますが必要以上に執着しません。アーサナや瞑想など練習を重ねることで、体と心の働きを客観的に観ながら、自在にコントロールできるようにしていけるようになります。
執着(RAGA)、無知(AVIDYA)、苦しみを生む根本的な要因についても、哲学の先生の熱のこもった授業でたくさん学びました(英語を聞き取るのがだいぶ大変でしたが…)。
体を変えるだけでなく、ヨガは生きるためのヒントをたくさんくれますね。私なりに、うまくお伝えしていければと思います。