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違和感があるなら、執着しない(自己観察のための逆行瞑想)

違和感があるなら、執着しない(自己観察のための逆行瞑想)

「和」も常に変化してゆくもの、全てに執着しない

「違和感」と「和」のイメージ

「違和感」という重要なサインを、多くの人が日頃感じながら、見ないふりをしたり、無理に蓋をしたり、どうにかしたいけど対策がわからずに悩んだりしながら、生きているように思えます。

違和感があるということは、「和」のイメージ、全てがうまいこと調和している状態のイメージも、頭のどこかにあるはずです。

多くの人にとっては、「和」のイメージは潜在意識のなかの気づきが及ばないところに追いやられているかもしれません。

「和」の状態から外れているから、心身にストレスが生まれます。

ストレスが慢性化すると、病気になります。

違和感が日常になりすぎて、「和」の状態なんて無理だ・絵空事だ、と思い込んでいる人も多いかもしれません。

「和」は、無理になろうとするのではなく、むしろ無理を全部取っ払ったところにあるのだと思います。

そして、「和」も波のように常に変化しているものです。

「和」を得た!と思ってそこに執着すると、次の瞬間には消えています。

自然な流れ、波に乗っている状態が、この物質世界における「和」なのだと思います。

「和」に近づく方法

では「和」の波に、常に乗っているにはどうするか。

そのヒントが「違和感」です。

違和感に気づき、その原因を手放していくと、少しずつ「和」に近づいていきます。

多くの人の場合、それが「仕事」「お金」「命」などと関わっているかもしれません。

そこには人それぞれ、最も大事だと思い込んでいる価値観があります。なので、なかなか変えられない。執着がそこにあります。

違和感・執着の正体を、よく観察してみましょう。

大きな執着を一気に手放すのは難しいですが、この執着は要らなかったな、と感じるものに気づいたら、少しずつ分別して、手放していってみましょう。

完全な「和」はまだ見えてこないかもしれませんが、まず一歩だけ「和」に近づくことは、それほど難しいことではないと思います。

たとえば逆行瞑想などは、そういう観察をするための有効な機会となります。

逆行瞑想のやり方

1日の終わりなどに、その1日にあったことを逆行して辿ります。

時間を逆に回して辿っていくので、結果を先に思い浮かべて、その後に原因を思い浮かべるという順番になります。

最初は、大ざっぱでも構いません。慣れてきたら、なるべく丁寧に、しっかり時間を逆回しして辿っていくようにします。

本当に丁寧に行うには、それなりの時間が必要かもしれません。最初は5分でも10分でも、特に印象に残っている出来事だけでも構わないので、なるべく朝起きたところまで遡ってみるようにしましょう。

逆行瞑想の効果

過去のことをぐるぐるすぎて考えてしまう癖のある人には特に、それがなぜ起こったのか?に気づく重要なきっかけにもなります。

それを重ねていくと、いろいろな物事の因果関係が見抜けるようになり、心を乱されることも少なくなり、未来のために今何をするべきかということも見えてくるようになります。

朝起きたところまでしっかり遡ると、日頃なんとなくやっていることの中のムダな部分などに気づき、改善していくきっかけにもなるかと思います。

自分を観察するために、自分に合った瞑想法を選ぶ

忙しく生きていると、違和感にすら気づかないことも多いかと思います。

瞑想は、忙しく動いている心と体を一旦休めて、心身の違和感に気づくための機会にもなります。

逆行瞑想が退屈に感じる人には、今は別の瞑想法が適しているかもしれません。

難しく感じる人や、集中が続かない人には、よりシンプルな呼吸に集中する瞑想などから行ってみるのも良いかと思います。いろいろ試してみてください。

瞑想・マインドフルネスのレッスンでは、人それぞれ今の状態に合った瞑想法をお教えしています。

参考:瞑想・マインドフルネス入門

(ちなみに写真の句は、祖父の作です。佃スタジオの1階にいつも置いてあります。)

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

高橋陽介

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