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鼻洗浄(鼻うがい)は、こわくない・痛くない

鼻洗浄(鼻うがい)は、こわくない・痛くない

コワクナイ、コワクナイヨ

花粉症の時期、毎年この頃になると鼻洗浄(鼻うがい・ジャラネティ)をオススメしていますが、「こわくてできない」「痛そう」という人が多いかと思います。

私も最初はこわがりながら始めましたが、清々しく呼吸できるようになるので、毎日自発的に続けるようになりました。

なぜ「こわい」も思う人が多いのかという原因と、痛くない「特別な水」の作り方について、改めて書いておきます。

「鼻に入ると痛い水」と「鼻に入っても痛くない水」の違い

鼻に水を通すのがこわい・痛そうと思う原因は、おそらく過去に水が入った時の痛い記憶であることが多いと思います。

その記憶のほとんどは、以下のようなものかと思います。

  • プールで鼻に水が入った。
  • 海で鼻に水が入った。
  • 食事中に咳き込んだ時にジュースや食べ物などが鼻に入った。

水が入って痛い場合、いくつか理由がありますので、それらについて考えてみましょう。

鼻洗浄の場合は、これらを解決した「特別な水」を使うことで、全く痛みなく行うことができます。

鼻に入れて痛くない「特別な水」とは、いわゆる「生理食塩水」を人の体温の温度にしたものであり、まとめると以下のような条件があります。

  • 温度は体温程度
  • 塩分濃度が0.9〜1.0%(たとえば200mlの水なら2g程度の塩化ナトリウムを溶かしたもの)
  • 雑菌や不純物が入っていない

たとえば前述のようなプールの水や海水やジュースなどは、これらの条件を満たしていないから、鼻に入ると痛いのです。

改めて、鼻洗浄(ジャラネティ)のやり方

痛くないということがわかったら、あとは「むずかしそう」という先入観をなんとかしましょう。

「鼻うがい」と呼ばれるものはいろいろな種類があり、たとえば鼻から入れて口から出すというものもあり、これを思い浮かべた人は「むずかしそう」と感じるかもしれません。たしかにそっちは難しいです。

私がオススメしているジャラネティのやり方は、とても簡単です。

顔を横へ傾けて、上側の片鼻から水を流し込んで、下側の鼻から水が勝手に出てくる、というだけです。

吸い込んで吐き出したりとかいう動作も必要ありません。ただ水が上から下へ流れて行くだけです。

ただ、鼻にすっぽり入るポットがないと上側の鼻から溢れてしまってうまくいかないので、専用のポットを買っておくと良いでしょう。

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ポットと塩と、計量スプーンを用意したら、下記のやり方に沿って行なってみてください。最初は水と塩を計量して行うと良いでしょう。慣れてきたら、目分量で大丈夫になります。

  1. 鼻がそもそもつまっている人は、鼻の周りをマッサージしたり、鼻通や迎香などのツボ(下図)を押しておくといいでしょう。
  2. 水を沸かす(一般的なネティポットなら200ml前後)。
  3. 37℃(体温)程度に冷ましたら、ネティポットに入れます。
  4. 濃度が0.9〜1.0%になるように塩化ナトリウムを溶かします(200mlの水なら2g程度)。
  5. 流し台などの上で、顔を横へ傾けて、上側の片鼻にポットを差し込んで水を流し入れます。下側の鼻から水が流れ出てきます。作った水の半分を使って片側を行い、逆側も同様に行います。

注意事項など

水道のお湯を直接使えると簡単なのですが、安全のためにやはりいちど沸かした方が良いでしょう。雑菌が入ると危険なので、ポットも使用後はしっかり洗って乾かすなどして衛生的に保つようにしてください。

基本的には起床直後に行うのが良いです。

寝る前には行わないようにしてください。鼻の奥に水が残ることがあり、それが肺に落ちてくると夜中に咳き込んだりすることになります。

ヴァータタイプの人など乾燥しやすい人は、乾燥しているなーと感じる時は毎日行わず、数日空けて行ってみたりして調整しましょう。

その他、下記の過去記事にも詳しく書いてありますので参考にしてください。

ネティ(ネーティ・ジャラネティ・鼻洗浄・鼻うがい)のやり方

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

高橋陽介

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