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体脂肪計(体組成計)で内臓脂肪を測り始めて、ピラティスを始める

独立して仕事をしていたので、昼でも時間を作ることはできた。そのため比較的空いている時間にジムに行けた。あまり混んでいるとやる気が削がれていただろうから、この点は都合が良かった。

今でこそ「習慣をつくるには」などという記事を書いているけれど、忙しく波のある仕事をしていた自分にとって、続けることはとても難しかった。

ジムに週1〜2回通って、主にプールで泳いで、少し走って、筋トレも一通りのマシンを使ってみつつ、タイミングが合えばダンス系のレッスンを受けたりしていた。

「水泳は全身運動だから、これをやっとけば大丈夫だろう」という考えのもと、毎回泳ぐことだけは行っていた。

全部自己流だけど、筋トレもやっているし、健康度も高まるだろうしそれなりのボディに仕上がっていくだろうと思っていたけれど、どうも体の変化に違和感があった。全体的にそれなりにしゅっとしてきたし筋肉もついてきたのだけど、下腹が出ていてどうにも凹まない。

体重計と体脂肪計は家にあったので、しばらく測ってみたところ、体がしゅっとしてきたわりに体脂肪があまり減っていないことに気づいた。

これは、下腹が凹まないことになにか関係があるのでは?

いろいろ調べてみたところ、どうやら「内臓脂肪」というものがあるらしく、これは普通に運動していてもなかなか減らないという。これかもしれない。

というわけで、内臓脂肪が測れる体組成計を買って測ってみたところ、内臓脂肪だけが「標準より高い」という結果が出た。なるほど。

もう古い型なのでこれは売っていないけれど、買ったのはオムロンの体組成計。(最近のモデルではこちらなどが安くて最低限の機能がある)

では、内臓脂肪を減らすにはどうしたらいいか?

どうやら体幹をしっかり動かす運動が効くらしい。たしかに、自己流でジムで運動しているときは、自分の普段使っている筋肉だけを使っていたかもしれない。

そのころは「体幹」の定義もよくわかっていなかった。いまほど「体幹トレーニング」という語もメジャーではなかったと思う。

体幹を使えるエクササイズを調べてみたところ、「ヨガ」と「ピラティス」が出てきた。ヨガは前にやったけど、ちょっと合わなかったな〜というイメージと、「ヨガは何にでも効く!」という情報が多いのがどうもあやしくて、ピラティスは明確に体幹を使った動きで内臓脂肪にピンポイントで効きそうなイメージだったので、ピラティスをやってみることにした。

ジムに行くよりも、自分で毎日できるようにしようと思い、DVDで勉強してみることにした。

そのとき買ったのは、ステファン・メルモンさんのDVD。レベル1〜3まであったので、とりあえずレベル1を買って見よう見まねでやってみた。

かなり後にピラティスのティーチャートレーニングを受けたときに、だいぶ適当にやっていたことに気づいたわけだけれども、当時の私には結構すぐに効果があった。

ベッドの上で毎日30分ほどのエクササイズを続けていたら、2週間ほどで明らかに下腹は薄くなってきて、内臓脂肪は減っていた。

よく2週間毎日続いたものだ、と自分ながら思ったけれど、ピラティスはほとんどの動きが仰向けでできるので、寝てしまう前にちょっとでもやろう、ということで習慣にしやすかった。当時は気にしなかったけれど、フワフワのベッドでピラティスをしてもあまり効果が出ず逆に背骨が歪んでしまうこともあるので、多少固めのベッドを使っていたことも幸いした。

Amazonの注文履歴によれば、体組成計を注文したのが1月20日で、ピラティスのDVDを注文したのが1月22日だったらしい。行動力。

ただなんとなくジムに行っていたころとは変わって、健康に関する研究意欲が増していったのは、このあたりからかもしれない。

(次)ピラティスが習慣として続いた理由

(前)ジムに通い、ヨガに出会うが、この時点ではハマらず

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