良いとわかっていても、習慣にするのは難しいもの。
新しく始めたことは、忙しい生活の中で真っ先に「やらないこと」になっていってしまう。
それでも、ピラティスはうまく習慣にすることができた。
習慣にできた理由
習慣にできた理由をいくつか思い出すと、
- 器具が要らない
- 準備が要らない
- 効果がわかりやすく現れる
といったことだったと思う。
器具が要らない
後から知ったが、ピラティスには大がかりな器具を使ったマシンピラティスと、マットの上で器具なしで行うマットピラティスがある。
私は最初から今まで、器具を使わないマットピラティスを続けてきた。
器具や服を買うことでカタチから入ってやる気を奮い立たせる人もいるかもしれないが、器具が要らないほうが確実に始めやすいと私は思う。
準備が要らない
日々の習慣にするには、なるべく準備が要らないエクササイズのほうがいい。
器具や場所の準備が必要なものだと、「今日はやろうかな…面倒だな…」といった雑念が邪魔しやすいし、片付けの手間もかかる。また、外に出て行うエクササイズだと、気候に影響されたり、着替えも必要になる。
私はDVDの映像をみながらピラティスを行っていたが、PCを開く手間ももったいないのでiPadに取り込んでいつでも見られるようにしておいた。
器具も着替えも不要、ベッドの上で行っていたので、寝る前の習慣にしやすかった。
形を覚えて慣れてしまえば、映像は要らないので音声だけを聞きながらやっていた。
効果がわかりやすく現れる
これは偶然だったかもしれないが、私の場合は2週間くらいでお腹がへこんできたので、効果がわかりやすかった。
効果が現れると、やる気が促されるもの。
それも、直面していた課題(内臓脂肪が多い・下腹が出ていた)に対して、ピンポイントに解決につながったのが良かった。
なにか新しいエクササイズを始める場合、「やせたい」「やわらかくしたい」「筋肉をつけたい」といった漠然とした目的で始めることもあると思うが、「このエクササイズは◯◯に効くからやる」という具体的な仮説を立ててから始めてみるほうが良いかもしれない。
もしある程度やってみて効かないなと思ったら、やり方を変えてみれば良い。
漠然とした目的で続けていても、効果がでているのかでていないのか気づかないで時間を無駄にしてしまうかもしれない。
なにをするにしても、気づきを磨き、気づきを働かせ続けることが重要である。