この日は早朝に那覇から台北へ移動して、台北市内を歩き回りました。
台湾でのテーマも引き続きパワースポット巡りと、人々の生活に触れる、という感じでまわっていきます。台湾は人々がしっかり信仰心を持っていて、街全体が風水やエネルギーの流れを意識しているような印象があります。
この記事の目次
那覇空港から台湾桃園(Táoyuán)空港へ
早朝、赤嶺駅からゆいレールで一駅、那覇空港へ。
Peachの機内持ち込み手荷物の基準は7kg以下と聞いていたので、那覇空港内のヤマトに不要な荷物を預けて(1日400円)からチェックインに向かいましたが、結局量られることはなく、預けなくても大丈夫そうでした。いろいろな人の旅行記をみていると、厳しく量られた人もいたようですが。まあ身軽に移動できるのでヨシ。
那覇から台湾桃園空港へ、1時間半くらいのフライト。近いです。
事前にオンライン入国カードを入力しておいたので、入国審査は指紋だけ登録されて、すぐにおわりました。
10000円を両替して2000元と少し、円安ですな。
エレベーターに乗って、MRTの駅へ。
そのエレベーターで、なんと昨日沖縄の識名宮で見かけたヨーロッパ女性に遭いました。
明らかに英語圏の人ではなさそうなので英語で話しかけていいもんかなと思いましたが、とりあえず英語で昨日沖縄の小さい神社で遭いましたよね?などと話してみると、覚えていたようで。
話してみると、台湾に留学しているフランス人の方のようでした。京都や沖縄などを旅行して、帰るところだったようです。
MRTの駅についたところで、私は悠遊卡(ヨウヨウカー・Easy Card)を買わねばと言っていたら、その女性がカウンターの駅員さんに流暢な中国語で話してくれて、難なく買えました。中国語も英語も話せて、かっこいいですねえ。
駅員さんがニコニコしながら3種類のデザインを出してくれたのですが、全部キーホルダーみたいな形でもはやカード形のものは選択肢にありません。
ドラえもんにしました。
カード自体は100元で、200元チャージ済みです。桃園空港から台北中心部までは140元くらいで着きます。
エスカレーターは右に立つ、関西風でした。
台北での乗換案内は、以下のアプリを主に使っていました。
桃園空港の場所
桃園空港(Táoyuán)から板橋(Bǎnqiáo)へ
空港MRTは山の中を進んでいきます。
新北産業園区で黄(Y)のMRTに乗り換えて、宿のある板橋駅へ。空港からは1時間弱。朝だからかMRTは空いていました。
地図で見ると、板橋は中心部から離れていて少し不便なのかなとイメージしていましたが、空港からもアクセスが良いし中心部にも青MRTですぐに行けて結構便利な場所でした。宿泊するなら無理に中心部にしなくてもいいかもしれません。
板橋駅前にはバスターミナルもあり、広い公園もあって開けていて、スタバもあります。
ヨウヨウカーにチャージする場合は、駅の券売機のところで行うとお釣りがでないので、コンビニでするのが良さそうです。この時点で1000元札しか持っていなかったので、まずファミマ(全家 Quánjiā)で200元チャージ。
私はこの時点で沖縄の旅の後で日焼けもしているし日本人には見えないようで、街の人は容赦なく中国語で話してきます。
板橋駅から、広い大通りに沿って歩いて、宿に到着。沖縄とは-1時間の時差があることもあり、まだ午前中です。
そういえばMRTを下りて板橋駅についたあたりで、沖縄よりもだいぶ寒い!ということに気づきました。沖縄は23℃前後で台北は16℃前後、台湾の方が沖縄より南にあるのですが季節風の影響で寒いようです。天気もずっと曇りでした。
板橋駅(Y)の場所
板橋からはいくつか路線が出ていますが、結構離れていたり階層も分かれたりしているので乗り換えには時間がかかることがあります。
宿泊先:SINGLE INN TAIPEI
昨日那覇で泊まっていたのと同じような、半個室タイプの宿。
台北は全体的にホテル代が高騰していますが、ここはわりと良心的な値段でした。全体的に綺麗ですし、ちゃんとした朝食つきです。ちょっとした夜食(謎のぜんざい)もあります。あと珍しく大浴場があります。
ただ大浴場、ロッカーに鍵がありません。それを見たときはいったんやめといたのですが、念のためビニール袋に全部貴重品を入れて持ち込んだら安心してゆっくりできました。共用シャワーもあるので浴場を利用する人はそんなに多くないようで、貸し切り状態でした。
鍵付きのロッカーは、有料で別の場所に用意されていました。とはいえ普段は部屋に鍵をかけられるのでそれほど問題はなく。ただ、部屋にも天井と壁の間に大きな隙間があるので、その気になればそこから人が入ってこれるな…という感じです。そのへんが妥協できる人には十分良い宿かもしれません。そしてフロントの人がとても親切でした。
宿に荷物を預けて、青MRTに乗って龍山寺(Lóngshānsì)へ向かいます。
SINGLE INN TAIPEIの場所
龍山寺(Lóngshānsì)
板橋から青MRTで3駅、龍山寺へ。
観光地としても有名ですが、地元の人々のほうが多く、みなさん熱心に礼拝しています。
龍山寺に限らず、干支の「龍」が街のいたるところにあります。
全体的に派手です。
たくさんの神様が祀られている場所で、礼拝する順番などいろいろな作法があるようですが、私はどうもそこに紛れ込んで礼拝しようという気にはならず、「邪魔してはいけないな」という気持ちになったので、静かに手を合わせただけで去りました。
ここまでの旅でたくさんの神様に会ってきたこともあり、さらに貪欲にご利益を得ようという気持ちにはならず。台湾では、地元の人の邪魔をしないように遠巻きに眺めさせていただくという姿勢で、パワースポットをまわっていくことにしました。
龍山寺の場所
西門町(Xīmén tīng)
龍山寺から、歩いて西門町へ。MRTでは一駅の距離です。
この道のりに、法華寺や西本願寺など、いくつか日本の仏教に関連するお寺があるようでした。
やはり赤や金がよく使われていて派手ですね。
カルフールなどに寄り道しながら、西門へ向かいます。丸亀製麺とか、日本のお店もいくつか入っていました。
西門町は「台北の渋谷」などと言われる場所。
たしかにちょっと渋谷っぽいところもあります。規模はだいぶ狭いですが渋谷よりはアップダウンがなくていいです。
ここにも派手な龍が。
ユニクロや松屋などもありますが、他の店に比べると高級なイメージがあります。
西門町を物色した後、国立台湾博物館の方へ歩いていきます。
西門駅の場所
国立台湾博物館(Táiwān bówùguǎn)
台北車站の南側、このエリアは飲食店も活気もあってビジネスやアカデミックな要素が混ざり合って、なかなか良い雰囲気です。
コワーキングスペースなどもありますね。それほど安くはなさそう。
このあたりのお店で、鶏のフライと野菜がなんかバランスよく乗っている丼(名前は結局わからず)をテイクアウトして、博物館のある公園で食べました。99元(500円弱)、結構なボリュームで健康にも良さそうな感じで満足です。あんまり映える見た目ではなかったので写真は忘れました。
さてゴミを捨てようとしましたが、基本的に資源になるものとならないものの2つに分別する方式のようで。だいたいどこに行ってもこの2つのゴミ箱があります。結構たくさんのものが資源になるほうに該当しそうだけど、もっと分別しなくていいのかな?という気持ちにはなりました。簡単で助かりますが。
公園は、ところどころに史跡もあっていい雰囲気です。
博物館の佇まいも良いです。
入館料30元、安い。フラッシュや三脚を使わなければ撮影は自由、出版や商業利用はしないようにとのこと。
この記事は商業利用かどうか微妙なので、一応貼らないでおきます。
台湾の自然や文化や歴史など、かなりたくさんの内容が展示されていました。展示の仕方のセンスも良いです。
特に生き物の剥製や標本などが多く、自然の豊かさがダイナミックに描かれています。
過去の日本人の偉業について、結構なボリュームで紹介されているのも印象的でしたね。日本ではあまり知られていないような人物が、銅像も造られて称えられている。不思議な気持ちになります。
じっくり一通り観終わって、公園内を歩いてみます。
二二八公園福徳宮、公園内に突然礼拝所があり、人々が熱心にお祈りしていました。お香の匂いがあたりに広がっています。
和平鐘、金色が映えます。
公園を南へ抜けると、すぐ横に総統府が見えます。
このあたり、観光名所が凝縮されていますね。次に中正紀念堂へ、ここも歩いていけそうです。
国立台湾博物館の場所
中正紀念堂(Zhōngzhèng jìniàn táng)
観光地としては、ここが一番見ごたえがありました。
広い。
門も立派。
左右も立派。
メインのところまで歩いていくのも結構な距離。だんだん近づいていきます。
入口までのぼって振り返ると、やはりとても広い。
蒋介石さん。そして左右に、微動だにしない衛兵さんたち。
やけに人が集まってカメラを構えていると思ったら、ちょうど衛兵の交代式の数分前というところでした。
交代式も拝見しました。たくさん練習したのでしょうな、というきっちりと連携した動き。ただ、銃剣をくるくるしまくるその意味は…?パフォーマンスに寄せすぎ…?という若干のモヤっと感。
それは置いといて、この建物は良い雰囲気ですね。
日本人ツアーを率いている台湾人ガイドさんの「これ全部大理石!中にいるのは?…そう、蒋介石!!」という鉄板の漫談を聞きつつ…
南の方へ抜けて、古亭(Gǔ tíng)駅の方へ歩いていきます。
中正紀念堂の場所
師範大学(Shīfàn dàxué)周辺
台湾での語学留学を調べてみると、国立台湾師範大学や、その近辺の語学学校がよく目に止まります。
このエリアには、留学生もよく住んでいるらしく、大学生が好きそうなカフェや飲食店も多くありそうです。
ヨガスタジオもありますね。
規模は小さいですが夜市(師大夜市)もあります。昼から結構やってました。
台湾師範大学の場所
大安森林公園(Dà’ān sēnlín gōngyuán)
師範大学あたりから、大安森林公園へ歩いていきます。都会の中に突然とても大きな公園が現れます。
その脇に清真寺(台北モスク)がありました。
広いですね。
なにかしらの交流会が随所で行われてます。
大きな池と鳥。
東門のほうへ抜ける出入り口の近くに、観音様。
広い公園ですが、人も結構いっぱいいました。
東門市場をちらりと見てから、東門駅からMRTに乗って板橋へ帰ります。
大安森林公園の場所
板橋湳雅夜市(Bǎnqiáo nǎn yǎ yèshì)
板橋に戻り、近くの夜市に行ってみます。
結構この日はたくさん歩き回れました。なんか1日長かったなと思っていたら、時差のせいでほんとに1時間長かったんでした。
観光客はほとんどいない、地元の人で賑わう夜市でした。結構な規模です。こんな場所がたくさんある、楽しい街ですね台北。
ただ正直、どこで食べたらいいのか全然わからない。飲食店の選択肢がほんとうに多すぎます。
府中駅前もライトアップしていて綺麗でした。
コンビニで飲み物とパンなど買って帰りました。Hi-Lifeとセブンイレブンがあって、一応両方見ました。個人的にはセブンのほうが品揃えは好みでした。
セブンの店員の女の子は仕事中にめっちゃごはん食べてましたね。
宿にもどってラウンジに行くと、ちょうど夜食のぜんざいが出ていたので、パンとぜんざいを食べて、例の大浴場に入ってから寝ました。