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台北2日目|北投温泉・北投不動明王石窟・淡水・孔子廟

台北2日目|北投温泉・北投不動明王石窟・淡水・孔子廟

北投、淡水など台北の北の方を中心にまわりました

この日は、台北の北の方にある淡水(Tām-súi)や北投(Běitóu)などを中心にまわります。

この記事の目次

朝の板橋(Bǎnqiáo)

早朝に目が覚めたので板橋近辺を散歩。

駅前の公園、良い雰囲気です。

太極拳、やってますねえ。

近くの学校には、揃いのジャージを来た学生さんたちが流れ込んでいきます。

宿にもどって、朝食。お安い宿ですしあまり期待していなかったのですが、とてもしっかりした朝食でした。おばちゃんが作ってくれる家庭料理という感じ。

朝食後、MRTで台北の北の方へ向かいます。

北投駅〜北投温泉(Běitóu wēnquán)

台北中心部から40分前後で北投。ここには温泉があり、温泉宿もたくさんあるようです。

とはいえ完全に観光地という感じでもなく、住宅も多く市場もあり、生活している人たちもたくさんいます。

温泉に一番近いのは新北投駅で、北投駅から新北投支線に乗り換えて1駅。今回はそれには乗らず北投駅から歩いてみることにしました。

途中で北投市場も見てみましたが、細長い建物の中にお店がたくさん並んでいる比較的新しそうな綺麗な施設で、食材がたくさん売っていて地元の人がよく使いそうな雰囲気でした。

北投温泉のほうまでは坂道を上がっていきます。この上り坂を歩きたくない人は、1駅乗りましょう。

温泉を調べているとよく見かけた加賀屋さん。見るからに高級そうです。

北投ちんちん幼稚園。

こういうごちゃごちゃした集合住宅も味があります。温泉卵も売ってますね。

地熱谷が近づくにつれて、側溝や川からも湯気がでている温泉街らしい様子が見られます。

競泳水着を着ていないと入れない場所もあるとかいろいろな情報を見てから行きましたが、時間も早いし結局どっぷり入ることはせず。ひとまず地熱谷で温泉の熱と蒸気を感じていくことにしました。

北投駅の場所

北投公園露天溫泉浴池の場所

値段も手頃でここに入ってみようかなと思っていましたが、結局入りませんでした。水着とキャップ着用です。

地熱谷(Dìrè gǔ)

ここで湧いている温泉はかなり温度が高いらしく、あたり一面もくもくしています。

日本語の解説もあります。

真ん中に大きな温泉の池があり、そのまわりを遊歩道が囲んでいます。温度が高すぎることもあり、そのお湯に直接触れられる場所はないようでした。

金の温泉マーク。

仲良くなれるベンチ。

横にはひっそりと礼拝所があり、少し高いところから見守っています。万事如意。

一番奥には、巫女が祈りを行う場所がありました。昔はここは森の中だったのでしょう。

良い雰囲気です。ここで祈ることで、下へ流れていく水にエネルギーが込められたということなのでしょう。

遊歩道の端に、あつあつのベンチがあります。座面の下を温泉が流れていて、これがとても熱い。慣れれば気持ち良いです。

綺麗な緑色の硫黄泉です。

地熱谷の場所

北投普済寺(Pǔjìsì)

ここから先は特に予定はないので直感で周辺を歩いていきます。北投温泉の周辺は坂道だらけなのでそこそこ体力がいります。

地熱谷から少し歩くと、北投普済寺がありました。日本統治時代につくられた臨済宗の禅寺のようです。

手水の作法。口はすすがないようですね。

金色が随所に使われていますが、日本風の落ち着いたデザインです。

本堂の脇に、移動式?の拝所がありました。

中央に薬師如来、左右には不動明王と空海大師…なるほど…。

さて、このあたりから気になる案内が道に見られ、この先の山の中に入っていくと「北投不動明王石窟」があるとのこと。

不動明王に縁のある私。そこを目指して歩いてみることにします。

普済寺の場所

北投不動明王石窟(Bùdòng míngwáng shíkū)

山道を上がっていきます。とはいえずっと舗装された道路なので、車で上っていくこともできるようです。

このあたりには寺院が点在していて、良い雰囲気です。

分岐点にあった鐘鼓峒、小さな礼拝所の中で熱心に経を唱えている人がいて、その後ろでずっと拝んでいる人もいました。

いい表情の「佛」様。山道の途中に突然いますが、地図には出ていません。周りに人の気配もなく、千と千尋の神隠しのように異世界に来てしまった感があります。

大きな太極図のある寺院…のようでもあり、普通のお家のようにも見えます。このあたり、普通のお家のように見える建物にも祭壇のようなものがあったりします。ここも人の気配はあまりありませんが、しっかり線香が立っているので、誰かが礼拝しているのでしょう。

さて、ようやく不動明王石窟に到着。

犬は連れて入っちゃダメなど注意書きもありますね。「不動明王」が書いたことになってる。

なんとなく直感で結構な山道を上がってきましたが、ここはとても良い場所でした。今回台北で訪れた中で、個人的には一番良かったような気がします。

派手ではないですし、人によっては素通りしてしまうような場所なのかもしれませんが。私自身は不動明王に縁があることもあり、初めてここでしっかり礼拝させていただきました。

ちょうど訪れていた3人家族のやり方を拝見して学習。小さい女の子も、親に習って礼拝していました。

この小さな石窟の中に、不動明王像があります。暗い石窟にいますが、フラッシュなどで照らすことは厳禁と書かれています。

手水場。ここに書かれているように、不動明王と、青龍と大蛇が祀られているのです。なるほど、大蛇・オロチ・クンダリニーですね。ここでつながりました。

ガスコンロが置いてあって、そこで7本の線香に火をつけます。不動明王の前など、7か所でそれぞれ礼拝するようでした。

7回祈るというのも、良い感じがしました。

滝の右に大蛇明神、左に青龍明神。それぞれ礼拝します。

3人家族も帰ってしまっていたのでその場には私ひとりで山の中。滝の前にベンチがあり、清々しい気持ちでしばらくそこで坐っていました。

北投不動明王石窟の場所

泉源公園温泉泡脚池園区(Quányuán gōngyuán wēnquán pào jiǎo chíyuán qū)

先ほど鐘鼓峒があった分かれ道を北の方へ進んでいくとさらにいくつの寺院があったようですが、私は不動明王にお会いできて満足したのでそちらには行きませんでした。

泉源路という道を北へ下っていくと、足湯のある公園があります。

地元の人がたくさん入っていました。

脇に手動の井戸があって、そこで足を洗います。

お湯が湧き出しているところはめちゃくちゃ熱いです。江戸っ子でもつらい。湧き出しているところから遠い方は適温でした。

そこから歩いて新北投駅に向かい、MRTでさらに北の淡水へ向かいます。

泉源公園温泉泡脚池園区の場所

淡水(Dànshuǐ 台語:Tām-súi)

淡水駅、海のすぐ近くです。海沿いにずっと遊歩道が続き、ものすごくたくさんのお店が並んでいます。

オシャレなカフェもありますね。

海沿いと駅前、2つのスタバがありました。

観光客もそこそこいたようですが、地元の人が多かったように思えます。結構混雑していて人気がありそうな場所です。

その先に、淡水紅毛城があります。

海沿いの道と並行して淡水老街があり、この道のほうがさらに賑わっています。

同じものを同じ値段で売っている店が並んでいたり、どこで買ったらいいのか…。

とりあえずさっぱりしたものを口にしたかったので、とても良い香りを放っているフルーツティー屋さんでパイナップルティー・50元。なんかオシャレですが、売ってるのは親切そうなおじいさん。

とても美味しい。中に入ってるパイナップルは串でさして食べます。

あと、サンザシ飴・20元。売ってるものはかわいいのに強面の無口なおじいさんから買いました。さっぱり。

晴れていればもっと気持ち良かったでしょうね。淡水、楽しい海沿いの街でした。

淡水駅の場所

孔子廟(Kǒngzǐ miào)・大龍峒保安宮(Dàlóngdòng bǎo’āngōng)

淡水からMRTで南下して圓山駅へ、孔子廟と大龍峒保安宮に向かいます。

まず孔子廟。学問の神様。

古くから伝わる教えを、現代技術を用いたインスタレーションで積極的に伝えようとしている感じでした。メディアアート感もあり、良い施設です。

なんか孔子のゆるキャラみたいなのもいます。お土産もいろいろ売ってました。

その後、大龍峒保安宮へ。

こちらもパワースポットを調べていると龍山寺などと並んでよく見かける寺院です。

龍山寺と同じように人々がしっかりと礼拝していました。

私は邪魔しないように軽く手を合わせて去りました。

ここにも青い龍がいましたね。とにかく色が派手です。

圓山駅の反対側には広い花博公園があり、なんかコミケみたいなイベントをやっていました。MRTにもコスプレした人たちがたくさん乗ってましたね。

その後MRTで板橋に帰還。

さて台北には3泊する予定だったのですが、行こうと思っていたところには大体行けたし、曇り空で結構寒いのもあって、旅の最後はやっぱり沖縄で過ごそう!と思い立ちまして。ちょうど翌日の昼に桃園を出発する手頃な飛行機があったので予約して(初めて使うバティックエア)、那覇の手頃なウィークリーマンションを予約。

まあ復路のPeachは払い戻しはできないけれどいいかな、宿も返金してもらわなくても、と思いながらこの日を終えました。

孔子廟の場所

次の記事:台北3日目&那覇再訪

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

by 高橋陽介

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