この記事の目次
後脛骨筋の特徴
後脛骨筋は、主に足首を伸ばす働き(底屈)と、足裏を内側へ向ける働き(内反)をする、ふくらはぎのなかで最も深層にある筋肉。
背伸びをする動作などで使用するが、日常的に使われることが少なく、同様の働きをする腓腹筋やヒラメ筋とともに固まっていることが多い。ふくらはぎをマッサージする際、後脛骨筋のように深層にある筋肉にもアプローチするには、強い持続圧を用いるなどのコツが必要である。
後脛骨筋の主な働き
- 足関節の底屈(屈曲)
- 足関節の内反(回外)
- 足関節の内転
後脛骨筋の主な拮抗筋
足関節の背屈(伸展)
- 前脛骨筋
- 長趾伸筋
- 長母趾伸筋
- 第三腓骨筋
足関節の外反(回内)
- 長腓骨筋
- 短腓骨筋
- 第三腓骨筋
足関節の外転
- 長腓骨筋
- 短腓骨筋
後脛骨筋の主な協働筋
足関節の底屈(屈曲)
- 腓腹筋
- ヒラメ筋
- 長腓骨筋
- 足底筋
- 長趾屈筋
- 長母趾屈筋
- 後脛骨筋
- 短腓骨筋
足関節の内反(回外)
- 後脛骨筋
- 長母趾屈筋
- 長趾屈筋
- 前脛骨筋
足関節の内転
- 後脛骨筋
- 長趾屈筋
- 長母趾屈筋
後脛骨筋の起始・停止
起始
下腿骨間膜、脛骨と腓骨の後面
停止
舟状骨、全楔状骨(3つ)、(立方骨、第2〜5中足骨底まで広がる場合もある)
後脛骨筋を鍛えるヨガポーズ・エクササイズ例
- 背伸び
- ベーカーサナ