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人と対話する・人に発信する仕事で疲れないコツ

人と対話する・人に発信する仕事で疲れないコツ

行動するエネルギーは、本人の中から導き出す

プライベートクラスで、こんなテーマの話をしたので、共有します。

エネルギーを浪費する原因

たとえば会議やプレゼンなどで、人と対話したり人に向かって発信したりすると、どっと疲れてしまうということはないでしょうか。

ひどい場合は翌日寝込んでしまったり、免疫力が落ちて風邪をひいてしまったりということもあるかもしれません。

人と関わるとき、気力・エネルギーをうまく使うにはどうしたらいいのか。

エネルギーをたくさん取り入れるようにする、というのも必要ですが、まずは「エネルギーの浪費を防ぐ」を試みてみましょう。

人と相対するとき、なぜエネルギーを浪費してしまうのか。

ひとつの大きな原因は、「我を出しすぎている」ということだと思います。

我を出さない

たとえば人と話していて、自分の考えと違うことに出会った場合、我を出して、その相手を説き伏せよう・同調させようとしてしまうということです。

あるいは自分の知識を用いて、相手を感化・教化させようとしてしまったり、相手になにか狙った行動をさせようとしてしまったり、ということなどがありますが、これらはたいていうまくいかず、反発が起こったり、なにも響かなかったり、期待外れの結果になります。

このような意識で我を出して人とやり取りすると、疲れてしまいます。

たとえばなにかのレッスンをする際も、何かを授けようとか、感化・教化させようとか、たくさん通ってもらえるようにしようとか、そういう気持ちでいると、期待外れの結果になり、しかも不自然な努力を重ねて疲れます。

結局のところ、人が行動するのは、自ら気づいたときだけなのだと思います。

本人の中から行動力を導き出す

気づきが生まれたとき、行動するエネルギーは、その人の中から湧き出てきます。

それをこちらからエネルギーを浪費して、行動するように仕向けてしまうと、反発もおこりますし、お互い疲れてしまい、結局良い結果にはならないかもしれません。

良い結果というのは、本人が判断することです。こちらから押し付けるものではありません。

なので、こちらからできることとしては、気づきをうまく導いて、相手自身の良き結果につながるように行動してもらう、ということなのだと思います。

その場合、こちらからエネルギーを放出して行動してもらうのとは異なり、触媒のように働き、エネルギーを浪費することはありません。慣れないうちは「表現をする」ためにエネルギーを消費することもありますが、それも慣れてくると表現が自然に湧き出してくるようになり、鏡が光を反射するように相手に合った表現が生まれ、ほとんどエネルギーを消費しなくなります。

その表現をするために、なにか新しい技術や知識が必要という場合もあるかと思いますが、それらを学習するためのエネルギーは、必要であれば自然と湧いてくるので苦ではないはずです。

そしてどんな結果になろうと、本人が選んだ道なので尊重しましょう。思い通りにならなかったムキー!となってしまったら、またエネルギーの浪費です。

我を出さず、相手の良き気づきに役立つことをする。そういう姿勢で臨めば、会議やプレゼンでも疲れにくくなり、相手のエネルギーが導き出されることによって、逆にこちらも元気になっていきます。

私もレッスンを始めた頃は、オシャレなシークエンスを作ろうとか、とにかく知識を伝えようとかいろいろ考えていましたが、いまは自然に湧き出ることを表現しています。相手が元気になってくれるので、私もレッスンをするたびに元気になっています。

少しずつ、まずはエネルギーを浪費しないようにするにはどうしたらいいか?というところから変えていってみると良いかと思います。

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

高橋陽介

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