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久高島|パワースポット・聖地

久高島|パワースポット・聖地

沖縄本島の南東、「神が降り立った島」

久高島の情報

久高島は、沖縄本島の南東にある島で、安座真港から高速船で約15分またはフェリーで約25分という距離にあります。

琉球開闢の祖神、アマミキヨが降り立ったとされる島で、立ち入りが禁じられている区域もあり、重要な聖域として扱われています。

人口228人(2023年9月)、以前紹介した大神島に比べればだいぶ人が多く宿もいくつかあって大きな島ですが、自転車や徒歩で十分まわれる広さです。フェリーで到着する港の近くに、自転車や電動トゥクトゥクをレンタルしているお店があります。

イラブー(ウミヘビ)料理が名物のようで、港の近くに食堂があります。

久高島を訪れた私の所感

久高島を訪れたきっかけ

沖縄のパワースポットや神話を調べていると、久高島は別格に重要な地として扱われているようでしたので、この旅のメイン目的地にしました。

ちなみにその次に重要な地としてよく出てくる浜比嘉島にも、数日後に訪れます。

2024年2月18日 訪問

安座真港のフェリー待合所には、ベンチもたくさんあってお土産屋さんもトイレもあり、南城市のフリーWi-Fiもあります。

11時のフェリーに乗り、約25分で久高島の徳仁港へ到着。

港をおりてすぐ、自転車や電動トゥクトゥクをレンタルしているお店があります。私は、歩いてまわることにしました。

島をほぼ一周できる道路があり、北の果てのハビャーンまで行って戻ってくることができますが、さて、左(西側)から行こうか右(東側)から行こうか。

今回は直感で、左(西側)から進んでいくことにしました。

アカララキ

久高漁港の方へ向かっていくと、アカララキという史跡が地図上にあるようなので寄ってみました。

道路から少し階段を上がってみると、林の中に開けた平らな土地があり、そこに小さな祠がありました。

中には岩が置かれ、定期的に礼拝されている様子で、良い雰囲気の場所です。

あとから調べてみると、久高島に来るとまずここに礼拝するという人もいるようでした。

猫もいました。

久高漁港を通り抜け、西側の海沿いの道をハビャーンへ向けて歩いていきます。

ファシギャー

まず気になって立ち寄ったのはファシギャー。

ここからいくつか「井戸」が現れます。それぞれ、大切にされてきた様子が感じられます。

下までおりてみると、静寂の空間があります。でもやっぱり蚊はいますね。

イザイガー

次にイザイガーと新川(ミガー)が並んでいます。

眺めの良い崖上の道から海岸へ下りていくと、ガーがあるという形式です。

新川(ミガー)

新川は、いくつかあった海岸のガーの中でも静かで眺めが良かったですね。ここはしばらく坐っていたいと思える場所でした。

このへんでゆっくりしすぎたので、あとでちょっと時間がなくなります。

ヤグルガー

少し先に進んで、ヤグルガーも同じように海岸へ下りていく井戸です。

ハタス

ハビャーンやフボー御嶽への最短経路からは外れますが、少し内陸に入ったところの畑の中に、ぽつんとハタスの拝所がありました。なんだかポップな看板もあります。

島に流れ着いた麦が播かれた地とのことで、五穀豊穣を司る場所として大切に扱われているようです。

写真は撮り忘れましたが、このあたりはのどかな良い雰囲気の農地です。

フボー御嶽(クボー御嶽)

さて、久高島の中で最も重要な聖地、立入禁止のフボー御嶽です。

入念な注意書きがあります。

その通路には細い綱が張ってあるだけですが、確かにそこから先は空気が違います。

ここには観光客も何人かいました。見るからにスピリチュアル業界の人もいましたね。「エネルギー酔いしちゃう〜」と言ってました。なるほど。

立入禁止の区域の中にもいくつか拝所があり、向かって右前方に一番重要とされる円形広場があるようなので、その方向へ手を合わせて感謝を伝えて、私は去りました。

さて、フボー御嶽を過ぎて、左側に円形広場があるであろう道を進んでいくわけですが、その先に、地図には正確に載っていない左へ曲がっていく道がありました。

フボー御嶽の脇へ入っていく道になっているのかと思いますが、その道を進んでいってみます。

このあたりには人の気配はありません。無事に戻れるのか?(一本道ですが)

すると、眺めの良い断崖にたどり着きました。

すぐ左にフボー御嶽の気配を感じながら、ちょうど坐れそうな岩があったので、しばらく坐らせていただきました。

ここでもまた、大神島であったような不思議な経験をしました。

もっとたくさんの気づきを与えてくれていたのかもしれませんが、私の気づきの範囲内でもとても多くの情報が得られました。さらに磨いていけば、もっと高次元の気づきがあるのでしょう。

大神島で、島を一周する道をつくろうとしたときに事故が多発して断念したという話がありました。久高島には島をほぼ一周できる道路がありますが、フボー御嶽の区域だけは海側の道は立ち入り禁止になっているので、大神島も久高島も「聖地から海への通り道」には人が通れないようにする構造になっているように思えます。

久高島ロマンスロード

来た道を戻って、海沿いの道をさらに北へ進んでいきます。

このあたりの海沿いの道は、ロマンスロードとして区切られていて、入口には真ん中に岩が置かれ、そこから先は車やトゥクトゥクでは入っていけないようになっています。

ロマンスロードの最初に東屋があります。

ロマンスロードは崖上を通っていて、ずっと眺めが良いです。

中間地点に久高島休憩所、ベンチがあります。

ハビャーン(カベール岬)

ロマンスロードが終わり、島の真ん中を通る道へ戻って、そこから北の果てへ。

アマミキヨが降り立った地、ハビャーン(カベール岬)へ向かいます。

ずーっと、こういうまっすぐな道です。

久高島は歩いてまわっていたのですが、正直ここに関しては自転車があったほうが良かったですね。

実は帰りのフェリーまでの時間もちょっと際どくなってきています。少し小走りでハビャーンへ向かいます。暑い。

そして果てに到着。

良い雰囲気です。まさに「果て」でもあり、「始まりの地」という感じです。

基本的にゴツゴツした琉球石灰岩の地形ですが、潮が引いているときは綺麗なビーチも現れるようです。ただ、波が激しいので遊泳禁止と書かれています。

その先には海が広がります。津堅島と浜比嘉島らしき影が向こうのほうに見えます。

ここから物質世界が生まれたのだとしたら、久高島にとってはここが第一チャクラになるのかな、などと思いつつ。

あまりゆっくりはできませんでしたが、ハビャーンから神様が通った道(これがスシュムナー・ナディになるのか)に沿って帰っていきます。

ウパーマ浜・巨大なガジュマル

ハビャーンまでは島の西側の道を通ってきましたが、今度は島の東側の道を通って帰ります。

途中にいくつかビーチがあり、遊んでいる人々もいました。

道の途中に「巨大なガジュマル」があり、写真を撮っている人たちもいました。

東側の道のほうが、人によく出会ったような気がします。東側にはビーチもありますしね。西側はほとんど断崖でした。

時間があれば港に近い食堂の「とくじん」さんでイラブー料理も食べようかと思っていましたが、わりとフェリーの時間ギリギリに徳仁港に戻ったので叶わず。奥武島のおじぃからは「まあ、一度試してみるのも…いいかもしれないですね」ぐらいの感じで言われていたので、めちゃくちゃ美味しいものではないのかもしれませんが…。

そういえば、海沿いを周ってきたので、真ん中あたりの集落のなかにある外間殿や久高殿といった史跡には行きませんでしたね。でも十分だったように思えます。

そしてフェリーで安座真港へ帰りました。

気づきを磨いて、また訪れたいと思う島でした。

久高島へのアクセス

安座真港から、高速船で約15分またはフェリーで約25分。

久高海運 久高島フェリー

安座真港の場所

〒901-1400 沖縄県南城市 知念安座真1062

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

高橋陽介

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