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人間は本来「わからないもの」を好む生き物

人間は本来「わからないもの」を好む生き物

あやしいものや人を避けて通る力も、本来持っているはず

全部わかっているとつまらない

こどものころ世界地図を見たとき、世界は広いなぁと思ったのと同時に、世界地図が描けてしまっているということは、人間が行ったことのない場所って世界にはもう無いの?と残念に思ったことを覚えています。その後、深海や地底そして宇宙といった「未知の場所があることを知る」ことで、再びワクワクが湧き上がっていきました。

こどもはそのように育てられたからそうなるのではないでしょうし、人間はもともと「わからないことがある」ことを好むのだと思います。好奇心は人間を動かす最大のエネルギーかもしれません。

「科学で説明できない」ことはあやしい?

たとえばヨガや東洋医学や気功などで扱っている健康法は、現代の日本や欧米で権威のある「科学」というものでは証明されていないものが多数あります。

科学には科学の役割があり、それは十分に人間の文化を発展させてきました。
とはいえ科学は、世の中のほんの一部をうまくつじつまが合う範囲で説明するためのものにすぎません。

説明できないものは「科学で説明できない」で片付けてしまいますが、世の中のほとんどはその「科学で説明できないもの」です。

いままで「科学で説明できていたと思っていたもの」も、根本をゆるがす事実が出てくれば、正しいとされてきたことがひっくり返ることもあります。
「健康にいいとされてきたもの」がひっくり返ったような例は、私が生きてきた短い間にも多数見られました。

では何を信じればいいかというと、やはり自分自身です。知りたいと思ったことは自分で試してみる、世の中で正しいと言われていても違和感のあることは自分で確かめてみることです。

なにから試すか、どう確かめていくか

無数の選択肢のなかから、何を選んだらいいかわからない場合は、まず古ーい昔から残ってきたものから試してみるのが良いと思います。多くの人が体を張って試して、正しくないと思われたものは長い間残ってこないはずです。

人間自身のこと、生命のこと、一番身近なことについても、ほとんどわかっていないという事実にだんだん気づいていくと、不安にもなりますが、とってもワクワクしてくるのが本来の人間の感覚であると思います。

好奇心の向かうままに、まずは学び進んでいくための知識を得て、不要になったら知識に執着せず手放していきましょう。
不要な知識は足かせにもなり得ます。本当に大切な知識は、自分で試して得たものです。(それすら最終的には不要になっていくわけですが、それはだいぶ先の話。)

気持ち良さと違和感に気づくことを大切に

いろいろなものを学び試していくうちに、その過程が気持ち良いと思ったら続けて行けば良いですが、違和感を感じたら執着せずに手放して別の方向へ向かってみましょう。

新しい領域に踏み込んでいくと、今まで出会ったことのない人に出会うかもしれません。科学で説明できないものを扱っている人々には、ほんとうにいろんな人がいると思います。もし違和感を感じたら、距離を取れば良いのです。

そういった「感じ取る力」もいまのところ科学で説明するのは難しいでしょう。そういう力が人間には自然に備わっているはずです。

本来持っている力や感覚をいま邪魔している、余計な考え方や固定観念・前提条件などを手放していってみましょう。もっと素直に好奇心にしたがって、ワクワクする気持ちを毎日抱えながら生きていけるはずです。

あやしいものや人に出会ったときに避けて通る力も身について(戻って・湧き上がって)くると、冒険を広げ深めていく自信につながります。ちょっとした刺激や変化におびえて「わかっている範囲」で生きているより、そんな風に生きていくほうが本来の人間らしい姿の気がします。

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

高橋陽介

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