オンライン個別レッスン 目的別メニュー
やらないことを見つける、生きたいように生きる

やらないことを見つける、生きたいように生きる

あなたは何を成すために、生まれましたか?

新しい習慣を作るには、余裕が必要です。

心身を少しでも変えたいと思っている人は、まず「なにかをやめて余裕を作る」ことが、その一歩になります。

それでもなかなか、「やらないこと」を決められなかったり、余裕ができると不安になってしまったりして、結局時間も気力も限界まで使い切ってしまうという人が多いようです。

なにもしていない時間をつくってしまうと、その間に誰かに出し抜かれてしまうのではないか、誰かにポジションを奪われてしまうのではないか、お金が無くなってしまうのではないか、といった心理に支配されている人が多いです。

人は好んでそのような社会を作り上げたのですから、そういう場に好んで身をおきたいのなら、それも良いでしょう。

疲れた疲れたといいながら、自分を変えられない人は、自分で選択した上で、そこにいるのだと思います。

そうではない?

ならばなにかを、やめてみたらいいです。

生まれた余白に、必ず何かが、湧き出てくるか、流れ込んできます。

なにかをやめるのは不安?湧き出てくるなんて信じられない?

なら、現状に執着しつづければいいです。

それもまた、自分で選んだ道です。それで死んでも悔いはないでしょう。

悔いが残る?

ならばなにかを、変えてみたらいいです。

変えられない?

好んでそこにいるのだったら、それを全力で楽しんだらいいです。

好んでいるわけではない?

なにかに強いられてその状況にあって、それが「どうしようもない」ことで、他に道がないのなら、余計なことを考えず全力で全うすればいいです。

もしどうにかできることならば、全力で今すぐ、どうにかしようとしたらいいです。

どうにかする気力が沸かない?

ならば、まずエネルギーを浪費しないことと、エネルギーが湧いてくることをすればいいです。

さて、やらないことを見つけてエネルギーを浪費しないようにし、エネルギーを高める習慣を…

・・・

こんな感じの問答を、たくさんの人と繰り返してきましたが、結局問答だけではなかなかループから抜け出せません。

でも、ちょっと体がやわらかくなるだけで、心もやわらかくなったりするんです。

ちょっと呼吸が深まるだけで、視野が広がったりするんです。

やらないことが見つけられないなら、偶然できた時間の波間にでも、なにか体と呼吸を変えるようなことを、とにかくやってみたらいいです。

ちょっとの変化の積み重ねが心身を変えていきます。あるいは変化が感じ取れなくても、裏側で少しずつ変化していて急に現れるということもあります。

おそらく私もそうやって、体や意識を変えていくことによって、少しずつループから抜け出していったのだと思います。いままで拠り所だと思いこんでいたスキルや仕事を、少しずつですが執着せずに手放していって、自分と周りの世界が自然に変化していきました。

心を心だけで変えるのは、不可能ではありませんがなかなか難しい。体・呼吸・意識、人はいろいろな鍵を持っています。

問答だけではなかなか解決しませんが、溜め込んでいるものは吐き出したほうがいい。

溜まっていることを吐き出しながら、ヨガのポーズを淡々とやってもらったりするレッスンもあります。はたから見るとなかなか不思議な光景かもしれません(プライベートクラスなので見られることはありませんが)。体の各部分にも、心のしこりの原因があります。

吐き出した上で、その思想に心がとらわれずに、客観的に観る余裕ができて、あぁ取るに足らないことでループしていたんだなということに気づければ、自分で自発的に一歩抜け出すことができます。

取るに足らないことばかりです。自分で執着して、重たいことに仕立て上げているだけです。

現状に不満があって抜け出したいなら、ループをやめることです。それには、あちこち飛び回る思考を鎮めて、呼吸や姿勢を整えることなど「自分を高めてくれるもの」に集中する練習をすることがひとつのヒントになります。それが瞑想と呼ばれているものです。

一生はあっという間です。なるべく、やるべきことをやりたいものです。

では今までやってきたことはみんな「不要な」ことだったのかというと、そうでもありません。やるべきことは人から授かるものではなく、自分で気づくものです。気づくためには、人それぞれいろいろ試して経験を重ねる必要があるのでしょう。

どんなに鋭い答えをピンポイントでもらったとしても、自分で腑に落ちないと、実践には活かせません。いろいろ試した末に「やっぱりそれであってたのか」と、やっと腑に落ちる、そういう経験をしたことはある人も多いかと思います。

私もレッスンをしていて「先生!やっと気づきましたよ!こういうことですね!」…はい、2年前くらいからずっと伝えてたことですね、というやりとりが本当によくあります。べつに恥じることでもなく、自然なことだと思います。変化を起こすきっかけは、他人の力が助けになったとしても、やはり自分自身の気づきです。

瞑想というモノも、どんなにみんながイイモノだとすすめてきても、自分でしっかり実践してみて、変化に気づけなければ意味がありません。

なにかに集中すればいいのです。坐って呼吸するのが唯一の瞑想法ではありません。

自分を高めてくれるものであれば、なんでもいいのです。

それが、ライフワークそのものであっても。

あなたは何を成すために、生まれましたか?

成すべきことなどないのではないか?そんなもの誰が決めるんだ?

なら、中途半端に迷わず、全力で、生きたいように生きたらいいです。

参考:瞑想・マインドフルネス入門

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

高橋陽介

コラムをお読みいただきありがとうございます。より深めたい方にはオンラインプライベートレッスンを行っています。

LINELINEでのお問い合わせはこちら

レッスン料金 レッスンスケジュール

※記事内容は執筆当時の情報・見解によるもので、現時点では有効でない場合がございます。

※記事内容を参考にされて生じたトラブルなどについては、自己責任にてお願いいたします。

サイト内検索

コラムを探すページへ