あけましておめでとうございます。
新年ですし、身の上話を少々。
「ヨガって結局何に効くの?」
「なんでWebデザイナーがヨガインストラクターになったの?」
といったところが気になっている方にも、参考になるかもしれません。
この記事の目次
ヨガを始めた時期と理由
私がヨガを始めた時期は、正確には覚えていませんが、まだ会社員として働いていたころで10年くらい前だと思います。
漠然と運動を習慣にしようと思い、ジムに行くようになって、プールで泳いだり筋トレしたりしつつ、スタジオのレッスンでダンスやピラティスを中心に受けていました。
その中に「ハリウッドヨガ」など不思議な名前のクラスがあったので、たまーに受けてみていました。
ノリノリな音楽に合わせて、なぜかゆっくり動く、不思議なアメリカ風のヨガ。その時は、良さがよく分からなかったです。
内臓脂肪が多かったのもあって、その後まずピラティスを自宅でも始めるようになりました。
ピラティスはほとんどのエクササイズが寝転がってできるので、習慣にしやすかったです。
DVDにならって行うだけでも目に見えて効果がありましたが、いまティーチャートレーニングで教わったこととくらべてみると、だいぶ適当にやっていたんだなと思います。
その後、独立して仕事をするようになり、健康管理がより重要になったため、いろいろな健康法を調べるようになりました。
Webデザインの仕事がメインだったので、目や首肩の疲れには苦しみました。やはり姿勢を整えることが重要で、それにはピラティスがとても効果的であると再確認し、独学のやり方で続けていました。
参考までに当時使っていたDVD↓です。Amazonで好評だったので。LEVEL2が一番お気に入りでした。
≫ステファン・メルモンさんのピラティスDVD
ヨガを本気で始めた理由
年を経るにつれて、やはり目からくる疲れは積み重なって、より短時間で疲れやすくなっていきました。
そのため仕事の仕方を変えたり、ペースを落としたり、色々と試しながらデザイナーの仕事は続けていました。
しかし様々なストレスが蓄積して、どうやら自律神経の不調による症状がいろいろとでてきていたようです。
呼吸法や瞑想などに興味を持ち始めたのはそのころだと思います。
これらがヨガを関係しているというのは、最初は知りませんでした。
このとき、ヨガに初めて出会ってから5年くらい経っていたと思います。
さらに調べていくと、自律神経を整えたり姿勢を整えたりすることは、全部つながっている!ということに気づき、そしてヨガというのは体をやわらかくするだけではなく瞑想法や呼吸法も含んでいて、つまり心のコントロールのやり方も含んでいる、とても奥深いものだということを初めて知りました。
ヨガは数千年前に作られた古い技術ではありますが、IT社会に生きる者にこそ活かせるものなのでは?と気づきます。
それからはヨガをメインに、ピラティスを補助的に行っていくようになりました。
(ピラティスも同様に心身のコントロール方法「コントロロジー」から始まったということは、これよりかなり後で知りました)
(ヨガを調べていくと、目のエクササイズや浄化法なども古くから伝えられていて、まさに今の世にピッタリか!と思ったのもかなり後のことです)
ヨガを共有し始めた理由
前にも書きましたが、便宜上「教える」と言うことも多いですが、私は「教える」というよりも「共有する」という感じで捉えています。
常に勉強と研究の繰り返しで、見聞きしただけのことを伝言するのでなく、自分で試して体感したことを主にお伝えしています。
ヨガを共有したいと思い始めた主な理由は、以下の2つです。
- 心のコントロールを失った人が周りに増えてきた
- 生殖器系に課題を抱える人が周りに増えてきた
あえて2つ挙げてはみましたが、全ては関係しているので、切り分けて考えることは現実的ではありません。
これらの発端は、IT疲れや働き方によるストレス、姿勢の崩れといったところにあると思います。
私もIT社会で戦ってきた中で、自分の症状として体験しました。
よくある症状とは違っていたので、あまり一般的な「病気」として扱われておらず、治し方もはっきりしません。
病気なのかどうかもよくわからないので、表に出てはこないけれど同じような症状に悩む人は多いのだと思います。
(詳しくはここでは書きませんが、興味のある方は直接聞いてください。)
いまでは、働き方を変えたのとヨガやピラティスを続けてきたおかげですっかり治りましたが、そのときはいつ治るかわからないので先が見えず、仕事も含めて生き方を変えていかなければと感じました。
症状は違えど、不妊で悩む夫婦がとても増えています。
知り合いにもたくさんいます。
街を見れば、心を病んだ姿勢の悪い人たちが列を成しています。
そんな人も知り合いにたくさんいます。
遠くで起こっている統計上の話ではなく、とても身近な話題になってきているのは、どなたも感じているのではないでしょうか。
なにかがオカシイです。
このままでは、日本が破綻しそうなのはみんなが気づいていることですが、本当に近い話になってきた感じがします。
そんな中、たくさんの文献を調べたり、練習を積んだりする中で、ヨガが日本の根本的な課題を解決するヒントを持っているのでは、と私は思うようになりました。
そしてたくさんの健康法の中からヨガをベースに選び、自分なりに色々と試して組み合わせて、同様の不調を抱える方々に共有していきたいと思うに至りました。
ヨガや健康法の選び方
といった私の身の上話を踏まえた上で、どのようにヨガやその他多くの健康法と付き合っていくのが良いか、というお話を少し。
私も日頃からヨガヨガ言っていますが、ヨガも一つのツールにすぎません。
どっぷり浸かっているわけではなく、ヨガ自体に対しても冷静に観続けています。
あやしい技や日本人にとって受け入れ難い要素などを見つけたら、しっかり調べて試して、それからお伝えするようにしています。
たまに「ヨガを続けていると気持ち良いけど、やめたらどうなるかと不安になる。なのでやめられない。このままでいいのでしょうか?」といった声を聞きます。
これは、依存してしまっているようで、ちょっと違和感がありますね。
ヨガは多くの人にとって心身の健康を保つためのベースとなりうる、とても貴重な知識ではありますが、唯一の道ではなく、不要になったら手放すものですし、もとから不要な人には不要なものです。
方法に執着してはいけないのです。自分も世界も変化していきますので、今一番効果的だと思っている方法がずっと最適であることはありません。
私が理想と思う健康の形は、自分で自分の現状が把握できて、治療できて、予防できることだと思います。
これらのステップを「観・緩・慣」と私は言っていますが、「観・緩・慣」それぞれの過程において、ひとりひとりに最適な方法があると思います。
最適な方法を探すには、たくさんの選択肢を知り、試し続けることです。
まずは自分のことを把握するために客観視できるようにすること。
そのためには、たとえば瞑想や呼吸法が適しています。
瞑想法・呼吸法もたくさん種類があり、正しいやり方で、ある程度の期間練習しなければ、効果がでないことも多いです。
しかし、かならず小さな変化は生じているはずです。それを感じ取る感覚をまず磨けるような、自分に合った瞑想法から始めていくのが良いでしょう。
ヨガは「観・緩・慣」それぞれのステップにおける効果的な技術をたくさん持っていますが、ヨガに執着する必要はありません。自分で自分にあったものを選べるようになれたら良いと思います。
そのためには、情報をたくさん取り入れつつも盲信せず、自分で徹底的に試すことです。
運動に関しても、食事に関しても、生き方全般にしても、「一生有効な1つのやり方」などありません。
(言葉遊びするとしたら、その答えは「常に試し続ける」ということかもしれません。)
常に試し続けることを、楽しみましょう。
私も試し続け、お一人おひとりのその瞬間に合った方法を提示できるように、精度を上げていきます。
今年もよろしくお願いいたします。