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冬こそ鼻呼吸が大切、鼻を通すコツ一覧 〜鼻づまりに効くツボ・アロマ・筋膜リリース・鼻うがい・呼吸法・ヨガポーズ〜

冬こそ鼻呼吸が大切、鼻を通すコツ一覧 〜鼻づまりに効くツボ・アロマ・筋膜リリース・鼻うがい・呼吸法・ヨガポーズ〜

心身の緊張を解き、体を冷やさないこと

鼻呼吸&口呼吸のメリット・デメリットについて以前書きましたが、寒い季節ほど、意識して鼻呼吸をするようにしてみましょう。

≫鼻呼吸と口呼吸の比較・ヨガ呼吸とピラティス呼吸の比較

鼻が通りにくいからといって口呼吸に変えてしまうと、免疫力が下がり、体の温度も下がりやすく、風邪をひきやすくなります。

鼻づまりで苦しい場合は、「口で吸って口で吐く(口呼吸)」よりはまだ「鼻で吸って口で吐く」のほうが良いのですが、この呼吸を続けていると、鼻まわりがどんどん冷えていきます。さらに呼吸がしづらくなり、眼のまわりも冷えて血行が悪くなり、眼精疲労、肩こりにもつながります。

なので、なるべく鼻づまりをなくして、鼻呼吸「鼻で吸って鼻で吐く」を行うようにしたいものです。

鼻づまりの原因は、下記のようなものが考えられます。

  • 鼻周りの緊張や筋肉・骨の偏り
  • 固まった鼻水やホコリなどがつまっている
  • 体のねじれや歪み

そこで、これらに対応した、鼻が通りやすくなるコツを挙げてみます。

この記事の目次

鼻づまりに効くツボ、迎香・鼻通を刺激する

まずは鼻に近い所へ直接アプローチする方法。

「迎香」と「鼻通」というツボを刺激します。

ぐいぐい押すのではなく、指の腹で優しく円を描くように、ツボにたまっている緊張や邪気を解放するように、刺激していきます。

鼻骨を揺らすように動かして解放する

鼻周りの筋肉・骨の歪みによる鼻づまりが起こっている場合、原因は鼻だけではなく、顔や頭全体の緊張が関係していることもあります。

筋膜リリースと同様の手法で、筋肉と骨の緊張を解き、正しい位置に自然に戻るように導きます。

筋膜リリースには「垂直圧」と「平行圧」が重要です。

目頭のあたりか、その少し下あたりの鼻骨を両側から軽くつまんで「垂直圧」をかけます(指が目に入らないように気をつけましょう)。

軽い垂直圧をかけたまま、すこーし(数ミリ程度)左右に揺らすようにします(平行圧)。

もし、どちらか一方に動きやすい方向があるのであれば、動きやすい方へ導いてあげるようにします。それによって、歪みが整っていきます。

鼻を動かしながら、顔全体・頭全体の筋肉が一緒に動いているようなイメージをします。偏りが起こっている場合は、動きやすい方向へ自然に動き、元の偏りのない状態へ戻っていくのが感じられます。

鼻づまりに効くアロマオイルを使う

鼻づまりに効くアロマオイルを焚いたり、マスクなどにつけておくと良いです(原液は肌に直接つけないようにしましょう)。

たとえば、私が使っているのは下記のようなオイルです。

  • ユーカリラディアータ
  • ペパーミント
  • ハッカ油

匂いもスーッとするタイプのものが多く、心身の緊張が解けて爽やかに呼吸ができるようになります。

花粉症の季節にもオススメです。

ネティ(鼻洗浄・鼻うがい)を朝の習慣に

固まった鼻水や、風邪などのあとに戦い終わった白血球などがたまってでてくる膿、ホコリなどが鼻の奥にたまっている場合は、ネティ(鼻洗浄・鼻うがい)がオススメです。

ヨガでは呼吸がとても重要なので、私も毎朝習慣にしています。
ネティの詳しいやり方は下記の記事を参考にしてください。

≫ネティ(ジャラネティ・鼻洗浄・鼻うがい)のやり方

朝に白湯を飲む習慣のある人は、少し多めに沸かしてネティ用に使えば、ちょうど良い時短になりますね。

呼吸法で、自律神経・体の左右バランスを整える

人の鼻は、通常どちらか一方が主に呼吸を行っています。自律神経の働きによって、2時間ほどで左右が入れ替わりながら、体全体の働きのバランスを保っています。

しかし、目をつかいすぎたりみぞおちに力を入れすぎたりする座り仕事・スマホなどを続けていると、自律神経がうまく働くなり、体のバランスが崩れていきます。

その働きを正常にもどすための呼吸法を正しく行えるようにすると良いでしょう。

みぞおちを刺激し、体・頭の真ん中から邪気を強く吐き出すようにするカパラバティ、左右のバランスを整えるアヌローマ・ヴィローマ(片鼻呼吸法)などを練習してみましょう。

≫カパラバティ呼吸法

≫アヌローマ・ヴィローマ(片鼻呼吸法)

体を温め、ねじり・歪みを直す簡単なヨガポーズ

鼻や頭の周りをいろいろ刺激しても、なかなか鼻づまりが治らないこともあります。

その場合は、体全体が冷えていたり、体幹部分の歪みが影響したりしている可能性があります。

骨盤周りや脇の下の緊張を解いて、歪みが自然に直っていくようにしていくポーズを行うと効果的です。

体幹を動かして深い呼吸を行うと、体全体も温まっていきます。

オフィスなどでやる場合は、下記のようなチェアヨガポーズがオススメです。

≫アルダマツェンドラーサナ@チェアヨガ

≫アグニスタンバーサナ@チェアヨガ

≫ガルダーサナ@チェアヨガ

肩甲骨の歪みも鼻づまりに大きく影響するので、肩甲骨を整えるポーズを行っておくのも良いでしょう。

≫ゴームカーサナ

≫パールシュヴォッターナーサナ

寝る前などには、橋のポーズがオススメです。
軽い逆転ポーズでもあり、全身の血行が良くなります。

≫セツバンダサルヴァンガーサナ(橋のポーズ)

まとめ:緊張を解き、体を冷やさない習慣を作る

呼吸はとても大切。なるべく鼻呼吸にしたいところですが、全身の歪み・冷えや心の状態・自律神経の状態など様々な原因によって鼻づまりが起こってきます。

鼻づまりしにくくするための普段の習慣としては、

  • 体を緊張させず、歪ませないように、正しい姿勢をとって深い呼吸を行う
  • 体を冷やさないように、温かいもの・スパイシーなもの(とくに生姜など)を摂る

といったことを心がけてみましょう。

≫何を食べるべきか?〜自分にとって最適な食生活とは〜

≫寒い季節は重い衣服で体を固めすぎず、なるべく体幹を動かす

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

高橋陽介

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