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どこからでも歪み、どこからでも整う

どこからでも歪み、どこからでも整う

偏りのない、全体への意識を、絶え間なく

ヨガのアーサナなどを行っていると、体の歪みに気づくことが多いです。

体は、普段の生活の中でだんだんと蓄積していく偏りによって歪んでいったり、怪我や心のショックなどによって一気に歪んだりすることもあります。

どこかに歪みが生まれると、他の部分がそれを補うように配置を変えて、歪みは全体に影響を与えます。

体が歪めば心も歪みます。逆も然りです。

心が歪めば、周りにも影響を与えます。周りの人は「歪んだ人への対応」をするようになるでしょう。心配をされたり、攻撃をされたり、その反応は様々ですが、確実に周りにも影響が及びます。その結果、職場などの雰囲気も悪くなるかもしれません。

逆に周りが歪んでくると、自分も歪んでくるかもしれません。

歪みが整い始めると、周りも整い始めます。

そんな感じで、全部つながっているような気がします。

つながっているということは、どこからでも歪んでいく可能性がありますが、どこからでも整えるキッカケはつかめるということです。

環境を変えれば自分も整うかもしれないし、自分が変われば環境が変わるかもしれません。

たとえば指先や手のひらなどの歪みを整えるだけで、体全体が整っていくこともあります。

手のマッサージなどをするときは、部分だけを整えているのではなく、全身を整えているという意識で行うと良いでしょう。そして生まれた変化の波を、じゃましないように全体へ伝えます。

つながっている全体をしっかり観察することが大切です。部分だけにとらわれていると、本当の原因に気づかず、なかなか解決しません。

ヨガのアーサナをするときも、体全体・心全体、さらに周りの環境までも意識できれば、効果は全く変わってきます。

呼吸法をするときも、ただ体の動作として行うだけでなく、全意識を使って集中して行うようにすると良いでしょう。

そして、全く歪まないような心身をつくっていくためには、全体への意識・周りの世界も含めた意識(周りにばかり意識を向けてしまって自分を見てない人もいますが…)を、偏りなく、絶え間なく途切れないようにするということが必要になります。

これはなかなか難しいことですが、偏りのない意識を、なるべく持続するように、まずは坐った状態で瞑想をして練習することが多いです。そして坐った状態でできるようになったら、なるべくそれを日常生活でも持続するようにしていきます。

練習は必要ですが、とても価値のある練習になると思います。

また、歪まない=固いというわけではなく、とてもしなやかで変化に富む心身というのが自然な形だと思います。しなやかな心身には、変化の波は滞りなく伝わっていきます。

変化の波を止めてしまったり、波の中で留まろうとすることは、むしろエネルギーを浪費します。

偏りのない、全体への意識を、絶え間なく、少しずつできるようにして、しなやかな心身を思い出していってください。

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

高橋陽介

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