気持ちよければ、まずはしばらく続けてみる
いま通っているヨガのレッスンが楽しくて体も調子がいいという方は、しばらく続けてみましょう。
怪我しないように無理しすぎず、少しずつ体を使いこなす度合いを増やしていけるように、ヨガのポーズや瞑想を深めていきましょう。
もし、いつも同じポーズができなくて壁に当たっているとか、なにか違和感を感じるという方は、たまに別のヨガや別のエクササイズなどに触れてみるのも良いかと思います。
違和感を感じたら、こだわらずに手放す
ある程度の期間続けないと本来の効果が出てこないと言われることもありますが、違和感があるのであれば無理して続けずに別の選択肢を探してみましょう。違和感なく自分にフィットしているものであれば、1回のレッスンでも何か良い変化に気づけるはずです。
いま月額通い放題の会員になっているスタジオがある方は、きまった曜日や時間のレッスンだけにとらわれず、できるならいろいろなクラスを受けてみると良いかと思います。
また、別のスタジオにドロップインや体験でたまに受けに行ってみるのも、とても良いと思います。
たとえばインドで出会ったヨガは
私もインドで習ったヨガは、日本や欧米で一般的に行われているヨガとはかなり異なったものでした。
たとえば冒頭の写真のツイスト動作を行うアーサナのように、動きのあるアーサナが結構多いのも印象的でした。視力回復エクササイズで行われているロングスイング。気功のスワイショウにも似た動作です。インドで共に過ごした同期には思い出深いアーサナかもしれません。全身浄化法、シャンカプラクシャーナで使うアーサナの一つです。
参考:カティチャクラーサナ(腰を回転するポーズ)の効果とやり方・図解
このような動きのあるアーサナは、気功や東洋医学における「瀉」の目的で使われるように思えます。
参考:なかなか治らない痛みなどに、「虚実」「補瀉」を意識して適切な治療をする
いろいろと過多な社会で無駄なものを溜め込みやすい現代人にとって、まずは手放して流れを良くする「瀉」はとても重要な要素です。
このカティチャクラーサナなどの一連の動きは、スタジオでやらなくても毎朝でもおうちでできる、日常に溶け込ませやすい動作です。
インドで行われていたヨガは、こういった動きや、食事や浄化法や瞑想なども含めて、まず心身をきれいにしてできるだけ偏りや滞りをなくしていくということにウエイトが置かれていたように思えます。
その狙い通り、前の記事でも書きましたが「体の透明感が増した」という感覚がありました。
とても動きやすく、変化しやすい体になった感覚です。
スタジオのレッスンだけでヨガをするのではなく、生活にも活用していく
ヨガをする目的は様々かと思いますが、おそらく「健康になりたい」というのは人類みんな思っていることでしょう。
そのためには、インドのヨガが教えてくれるように、スタジオのレッスンの時間だけでなく食生活や日常の振る舞いなども含めて改善していくことが大切だと思います。
根本的に自分を変えるためには、日常における癖や習慣を変える必要があります。そのヒントがヨガにはたくさんあります。
とはいえとっかかりはエクササイズのためのヨガとして始めるのも、もちろん良いと思います。
もし続けていく中で、違和感や壁に当たったとき、少し別のヨガにも触れてみてください。
「いろいろなヨガの種類の話」については、ベーシックヨガやプライベートレッスンなどでお話ししていますので、気になる方はぜひ聞きにきてください。
参考:ベーシッククラスの内容紹介 〜初心者の方も、基礎をしっかりやりたい方も〜