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意識の向く方向に、エネルギーは流れる

意識の向く方向に、エネルギーは流れる

シンプルな法則を、忘れないように

意識を向けると、そこにエネルギー(活力・気といったもの)が流れます。

このシンプルな法則を理解しておくと、いろいろな心身の悪い癖を直すヒントが得られます。

過去に執着しない、未来を考えすぎない

たとえば、過去に執着すれば、過去にエネルギーが流れてしまい、未来を不安に思えば、未来にエネルギーが流れてしまいます。

今という瞬間は、すべての過去の結実であり、すべての未来の種を持っています。今の自分をありのまま気づき、今するべきことに集中できれば、無駄に散ってしまっていたエネルギーをすべて有効活用できます。

他人を意識しすぎない

他人と比べていたり、他人にウケの良いように振る舞おうとしたり、他人から何かを奪おうと考えたりすると、その他人の方へエネルギーが流れてしまいます。

他人にばかりエネルギーを向けていては、自分を磨くことができず、自分の健康も損なわれ、結局満たされることがありません。

自己中心的にならない

しかし自分にばかり意識を向けていると、周りにエネルギーが流れず、周りからエネルギーを集めようとばかりしてしまい、そこに摩擦を生みます。

すべてが繋がっている世界で、自分だけが幸せになるということはなかなか難しい。

まずは「感謝」などの純粋なエネルギーを周りに流してみると、それに対して周りはエネルギーを返してくれるはずです。これに関しては、最初は綺麗事のように思えるかもしれません。しかし、どこかで生じた流れは必ず「全体」に影響を与えるということを考えれば、何が起こるのかに気づけるかと思います。

周りを含めて、なるべく均一な意識で、なるべく「全体」を包むようにできると良いですね。

意識が偏らない(偏りが慢性化しない)

意識がどんな範囲まで、どのように及んでいるかは、人それぞれかなり異なります。

自分のことだけ考えている人、周りばかり観ていて自分を観ていない人、自分の組織のことだけを考えている人、自分の家族だけの幸せを考えている人、自分の国の繁栄だけを考えている人、いろいろな人がいます。

意識の範囲の内外で、扱いはかなり異なるでしょう。ときには意識の外にいる存在を攻撃するかもしれません。意識の外に置かれたと気づいた側は、存在をアピールしてくるかもしれません。

身体の中ですら、意識の分布・偏りは様々です。それが癖や病気を生むこともあります。

意識には、範囲や形と、濃度や色のような概念もあります。広く薄くしたり、一点に集中したり、優しくしたり攻撃的にしたりすることもできます。

偏りというのは、存在し行動するためには必要なことですが、それが慢性化しないよう、自在に意識をコントロールできるようになれば良いですね。

ニュートラルに戻る、ゼロに戻る、均一にする、平等にする、といったことができるように練習するのがひとつのコツかもしれません。

「いつもの悪い状態」に戻らない

意識を向けると、そこにエネルギーが流れます。

このシンプルな法則は、言葉で言えばわかりきったことのように思えますが、すぐに忘れがちです。すぐに、いつもの悪い状態に戻ってしまいます。

一瞬にして再び偏り、偏りが慢性化して、それが癖になり、症状として現れ、そのままではさらに悪化していきます。

思い出すために、呪文や真言を決めておいたり、手印のようなボディサインを決めておいたり、意識の形を表すようなオーラのイメージをしてみたりといった、自分に合った「意識をコントロールする鍵」を持っておくと良いかもしれません。

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

by 高橋陽介

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