陰ヨガのアーサナ実践の原則
陰ヨガのアーサナを行う際の原則として、Bernie Clark氏は下記の3つを挙げています。
1. Come into the pose to an appropriate depth.
2. Resolve to remain still.
3. Hold the pose for time.
訳すと、
1.適切な深さでアーサナに入る
2.姿勢を保持することを心がける
3.ある程度の時間、保持し続ける
1はヨガ全般に言えることですが、陰ヨガで重要なのは、ある程度の時間キープし続けるということです。
この「ある程度の時間」はどのくらいかというと、人それぞれ、状態によっても異なりますし、アーサナによっても異なります。人と同じようにやろうとする必要はありません。
目安としては、アーサナに慣れていないうちは1〜2分程度から始めて、徐々に長くしていき、3〜5分程度にしていくと良いでしょう。
一人で練習しているとき、長時間キープできない場合
ある程度キープし続けていると、少しずつ体の深部に変化が生まれてきます。
とはいえ、一人で練習していると、1分じっとしているのも難しい!という人も多いことでしょう。
瞑想と同じで、姿勢をキープするには集中力が要ります。
集中力が伴ってある程度キープできたら、少しずつ変化への気づき(マインドフルネス)が生まれてきます。
なので、数息観(呼吸を数える瞑想)と同じように「数をかぞえることに集中する」というのを試してみましょう。
- タイマーをセットして、呼吸を数える
- 頭の中で秒数を数える
どちらでも良いと思います。私は最近は秒数を数えるほうで行っています。
たとえば2分間行うと決めたら、1〜120まで頭の中で数え続けます。120まで数えたら、次のアーサナに向かいます。
雑念が生まれたら、また戻ってくる。瞑想の練習と同じです。