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ヨガマットの選び方 〜価格帯・大きさ・厚さ・グリップ・耐久性・材質・重さ・臭い〜

ヨガマットの選び方 〜価格帯・大きさ・厚さ・グリップ・耐久性・材質・重さ・臭い〜

毎日乗ってヨガを続けていきたくなる、お気に入りのヨガマットを選ぶ

春、形から入りたい人へ。

先日はヨガウェアの選び方についての記事を書きましたが、今回はヨガマットの選び方について書いてみます。

≫ヨガウェアの選び方〜ヨガの種類別〜(メンズ・レディース共通)
≫ヨガウェアの選び方〜ドーシャタイプ別〜(メンズ・レディース共通)

オススメは個人的な意見なので、ご参考までに。

この記事の目次

ヨガマットは必要か?

ヨガをするために、ヨガマットは必ずしも用意しなくてはいけないものでありません。

やろうとしているポーズやヨガの種類によって、用意したほうが良い場合もあるでしょう。

ヨガマットがあるとなにが良いかというと、

  • 衝撃や圧力がやわらぐので、怪我をしにくい
  • すべりにくくなり、手や足でふんばって支えるポーズがとりやすい
  • 「自分のスペース」が意識できて、体の位置や向きなどが分かりやすい

といった点があります。

次々に新しいマットが開発されてくると思うので、現時点での個人的なオススメヨガマットの条件を簡単に書いておきます。

その後で、ヨガマット選びのための各ポイントについてまとめていきます。

ヨガ初心者が最初に買うヨガマットの条件

ヨガ初心者の方が最初に買うヨガマットとしては、下記のようなもので十分です。

価格帯:1,000〜2,000円程度
大きさ:幅は60cm程度、長さは身長+5〜6cm以上あれば
厚さ:5mm前後
重さ:持ち運ばない場合はこだわらなくてOK、標準的なものは1kg〜1.5kg
材質:PVCかTPE

もしAmazonなどネットで買う場合は、大きさ・重さ・厚さについては書かれているのでわかりますが、臭いやグリップ(すべりにくさ)については使った人のレビューを参考にするのが良いと思います。

ただ、やはりそれなりの値段のものを買っておいたほうが気分も盛り上がるかもしれません。ヨガウェアの記事でも書きましたが、気分はとても重要です。

なので、上記は最小限の条件として捉えたうえで、これから書いていく各ポイントをおさえて自分にあったものを選んでみてください。

ある程度慣れてきたらオススメなヨガマット

ある程度練習を続けて慣れてきて、ヨガをしばらく続けてみようと思ったら、あまり持ち運びをしない家練習用ヨガマットとしてはマンドゥカのブラックマットやプロマット(18,000円程度)をオススメします。

高価ですが、とっても長持ちします。安いマットは、真面目に練習していると1〜2年で擦り切れてしまうこともありますが、マンドゥカのブラックマットやプロマットは、丁寧に使えば少なくとも10年くらいはもつと思います。

≫マンドゥカ プロマット(Amazon)

ただし普通のマットの3倍くらい重いので、持ち歩くのであれば軽いマットも買っておくか、最初に買った安いマットを持ち運び用にしても良いでしょう。

フレアプラスでもマンドゥカのプロマットを使っていますので、よろしければ試しに来てみてください(回し者ではないです)。

大きさ

ヨガマットの幅は、60cm程度のものが多いです。

55〜70cm程度のバリエーションがありますが、よほど肩幅が広くなければ60〜65cm程度のものを選んでおけばと良いと思います。

長さは、仰向けで寝た時に足から頭まですっぽりおさまる長さにしましょう。
身長+5〜6cm程度の長さはあったほうが良いと思います。
172cmというものがとても多く、少し長めでは180cm・185cmというものや、210cm程度の「ロングマット」もあります。

厚さ

標準的なヨガマットは5〜6mm程度の厚さであれば十分です。

ピラティスや、マタニティヨガ、陰ヨガなどの坐り・仰向けポーズの多いヨガでは6〜10mmほどの厚めのマットを用意しても良いですが、ブランケットを敷くなどして厚さは調整できるので、まずは5〜6mmのものを持っておくと良いと思います。

頻繁に持ち運びをする場合は1〜3mmの薄いマットも持っておくと良いかもしれません。ただ、膝をついたり背骨や骨盤が床にあたったりするポーズをするには、この厚さではちょっとイタいです。アシュタンガ太陽礼拝や立ちポーズをメインに行うのであれば、この厚さでも十分でしょう。

グリップ(すべりにくさ)・耐久性

グリップは、下記のように手や足でふんばって支えるポーズを行うときに、とても重要です。

≫ダウンドッグ

≫ヴィラバドラーサナⅡ

グリップや耐久性は単に材質だけで決まるわけではなく、マットの表面の形状によってかなり異なります。ここにヨガマットメーカーの技術が込められていると言えるかもしれません。

グリップだけは、実際に触ってみないとわかりません。本気でマットを選ぶときには、ぜひお店に行ってダウンドッグを試させてもらうと良いでしょう。

グリップが強すぎるとマズい場合としては、ポーズに慣れていないうちはポーズ間の移動などで足でマットをこすってしまうこともあるので、あまりにすべりにくいとヤケドしたり、捻挫につながったりします。

耐久性は、使い方や練習するポーズの種類などにもよりますが、毎日太陽礼拝などに使っていると1年程度で擦り切れてしまったり表面が削れて破片が出てきたりするものも多いです。

材質・重さ・臭い

ヨガマットに使われている素材は、

  • PVC(塩化ビニル)
  • TPE(熱可塑性エラストマー)
  • 天然ゴム

の3種類が主です。

PVCは比較的安価なヨガマットによく使われているバランスの良い素材です。水洗いはできないとされていますが、ウェットティッシュなどで拭くことはできるので、ヨガマットをまるっと水洗いすることはほとんどないと思います。
TPEは軽くて扱いやすく、水洗いでき、臭いが少なく、PVCよりもエコです。
天然ゴムはグリップがとても良く、エコな素材です。最初は臭いが強く、ゴムアレルギーの方は使えません。

迷ったら、最初はPVCかTPE製の安価なマットで十分だと思います。

安い価格帯のヨガマットの素材としては、EVA・PER・NBRなどの素材のものもあります。EVA・PERは、私は試す必要がなかったので使ったことはありませんm(_ _)m
NBRは、弾力があるのでピラティスなどを行うには適しているかもしれませんが、ヨガの立ちポーズをするには少しフカフカすぎるかもしれません。

重さは、5〜6mmの厚さの標準的なマットであれば、1.5kg前後のものが多いです。TPEは軽くて、1kgを切るものもあります。
お店で選ぶなら、マット用のバッグに入れて持ち上げて重さをたしかめてみると良いでしょう。

ブラックマットは3kg以上あって、持ち運ぶには向いていません。マット用バッグもそれなりの耐久力が要るので、バッグと合わせて結構な重さになります。

≫ヨガマット用のバッグ(Amazon)

価格帯

安いものでは1,000〜2,000円、あとはブランドによって、5,000円前後、8,000円前後、10,000円前後、15,000円前後といった価格帯があります。

最初は安いもので良いですし、ヨガの種類によってはマットなしでも始められます。

ある程度練習を積んでから、2枚目を選ぶときには上記条件にこだわって選んでみると良いと思います。高いものはそれなりに特徴があります。

私は、最初は1,500円くらいのマットを使っていました(意外とまだ使えます)。
そのあと、資格をとりに遠方へ行くのもあってTPE製で軽い5,000円前後のマットを買いましたが、猛練習していたら1年ですり切れてしまいました。
それからは耐久性も考えて、マンドゥカのプロマット(ロング)を使っています。

ヨガラグ・ブランケットで厚さや見た目を変えることもできる

マットの上にヨガラグやブランケットなどを敷くことによって、厚さを調整したり、色・柄などで場の雰囲気を変えてみたりすることができます。

アシュタンガヨガやパワーヨガのようにたくさん汗をかくヨガの場合は、汗が垂れてマットがすべらないように、ラグを敷いて練習している人も多いです。

≫ヨガラグ(Amazon)

まとめ

ある程度練習していれば、どんなマットが自分に合っているかは分かってくるはずなので、最初の一枚目は様子見で手頃な値段のもので良いと思います。

厚さやグリップなども重要ですが、ヨガを行う「場」を演出するものなので、やはり気分も重要です。

毎日乗って、ヨガを続けていきたくなるような、そんなお気に入りのマットを選べると良いですね。

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

高橋陽介

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