正しい集中(正定)は、気づき(マインドフルネス)を伴います。
間違った集中(邪定)は、「気づきを伴わない状態で、対象に夢中になること」です。邪定は、一見「集中力がある」ように見えますが、対象に執着してしまうようになり、とても危険です。
また、邪定は「我」の意識を強くしてしまいます。そのため、「我」を守りたい、対象を失わないようにしたい、といった執着からの苦しみも産まれます。
アシュタンガヨガなどにハマる人の中には、アーサナを習得したいと執着するあまり、邪定に入ってしまっている人もたまに見かけます。
自分の心や周りの人々の変化に気づき、邪定の中にいることに気づいたときは、なるべく早く抜け出すようにしましょう。