梵:वाम vāma
英:left
左、左の、ヴァーマ。
「左の」という意味で、左右があるアーサナを説明する場合などに、左側を「ヴァーマ◯◯◯アーサナ」、右側を「ダクシナ◯◯◯アーサナ」と呼ぶことがある。
ヴァーマ・マールガ(左道)
日本語では仏教などで「左道」という言葉が使われるが、これは「正しくない道」「邪道」などの意味で用いられる。
サンスクリット語でも同じく「ヴァーマ・マールガ(左道)」と呼ぶ。
左道タントラ
左道タントラ・右道タントラといったように、密教における性的ヨーガを扱う際などによく見られる言葉である。
サティヤナンダ氏の「クンダリニー・タントラ」でもヴァーマ・マールガについて述べられており、ヨーガに熟達した人(adept アデプト)にのみ「左道」を進む資格があり、そしてその道は、決して自己満足のために進んではならないとしている。