梵:आसन āsana
英:sitting, posture, abiding…
日:坐法・姿勢
アーサナ(アサナ)の意味
アーサナ(アサナ)とは「坐法」あるいは「姿勢」。アシュタンガ(8支則)における第3段階。現代ヨガではヨガポーズのことをアーサナと呼ぶ。
ヨーガスートラにおけるアーサナ
瞑想を主とする心のヨーガ、ラージャヨーガの教典とされるヨーガスートラ(4〜5世紀)では、アーサナに関しては「快適で安定していること」とだけ記されていて、主に瞑想時の「坐法」を表していると思われるが、具体的にやり方やポーズなどは示されていない。
ハタヨーガにおけるアーサナ
現代ヨガの元になった「ハタヨガ」の教典のひとつとされるハタ・ヨーガ・プラディピカー(15〜16世紀)では、第1章はアーサナから始まっており、坐法も多く含まれる以下の十数種類のアーサナが具体的に示されている。その後、ハタヨガを元にして体を扱う様々なヨガが生まれ広まっていった。
- スヴァスティカーサナ
- ゴームカーサナ
- ヴィーラーサナ
- クールマーサナ
- クックターサナ
- ウッターナ・クールマーサナ
- ダヌラーサナ
- マツェンドラーサナ
- パスチモッターナーサナ
- マユラーサナ
- シャヴァーサナ
- シッダーサナ1
- シッダーサナ2
- パドマーサナ1
- パドマーサナ2
- パドマーサナ3
- シンハーサナ
- バドラーサナ
関連記事
- アーサナ(坐法・体位・姿勢・ポーズ)の簡単な歴史
- ヨガ・坐禅の「あぐら」やり方一覧|胡坐・安楽座スカーサナ・達人座シッダーサナ・蓮華座パドマーサナ
- ハタヨーガプラディーピカー概説 1.17-1.57 〜伝統的なアーサナ18種の簡単解説・アーサナの目的〜
- Asana(アーサナ)はPoseかPostureか
- ヨーガスートラ解説 2.46-2.48 〜アーサナ(坐法・姿勢)〜