梵:विष्णु viṣṇu
英:Vishnu(Hindu God)
日:ヴィシュヌ、ヴィシュヌ神
ヴィシュヌの意味
ヴィシュヌとは、ヒンドゥー教の神。トリムールティの中では維持神として存在する。
ヴィシュヌ派ではブラフマンと同一視され、最高神として扱われる。
ヴィシュヌのアヴァターラ(化身)
ヴィシュヌは様々なアヴァターラ(化身)の姿で地上に現れ、世界の維持者・守護者として作用する。
バガヴァッドギーターのクリシュナや、ラーマーヤナのラーマなどがヴィシュヌの化身として有名である。
ヴィシュヌとバクティヨーガ
ヴィシュヌ信仰は、神を称える詩を歌う(キールタン、バジャン)などのバクティヨーガの行を広めるきっかけとなったと言われる。
バクティヨーガの重要な教典ともなっているバガヴァッドギーターでは、ヴィシュヌの化身であるクリシュナはアルジュナに対し、様々な立場におけるヨーガの道を示しながら、アルジュナの立場においては私(クリシュナ)への信愛こそが最上の道であると説いている。
シヴァ・ヴィシュヌ・ブラフマーの関係
シヴァ・ヴィシュヌ・ブラフマーは、三神一体「トリムールティ trimūrti」の関係にあり、ブラフマーは創造、ヴィシュヌは維持、シヴァは破壊を司り、世界を循環させている